こんにちは。 食空間コーディネーター まゆ です。
前記事の続編 [私のインテリアに対するこだわり②]
をお届けいたします。
おつきあいいただけたら嬉しいです。
新婚の時にわずか1年だけ住んだ賃貸物件。
階下の住人の騒音と嫌がらせに耐えかねて、自宅新築を決意するまでのたった1年でしたが、
この家でも、私はお気に入りのものに囲まれて暮らしました。
とても日当たりが良く、リビングからの眺めも最高だったので、賃貸物件だったにもかかわらず、
リビングのカーテンはオーダーに。
イエロー&ホワイトのインテリアで、まさに、『29歳の新婚家庭~』といった感じの部屋だったように思います。
ちょうどその頃、私は習い事で陶芸に没頭していて、和風インテリアブームだったこともあり、新築することになった自宅は、和風のインテリアにしたいと考えました。
・玄関には坪庭を作って、手水鉢と竹をディスプレイしたい!
・お手洗いは料亭みたいな竹の腰壁にして、ニッチはアールに切って照明で照らしたい!
・和室は琉球畳にして、床の間はアールを切って、黒い床板でシックにしたい!
・ありきたりの壁紙は使いたくない! などなど。
ちょうど設計段階の時に、インテリアコーディネートの専門学校に3カ月だけ特別に短期入学できたご縁と重なり、学んだ知識と妄想が重なり、次々に独自のアイディアを披露する私に、ハウスメーカーの方は最初はかなり困惑していた様子でしたが、途中からは一緒に楽しんでくれるようになりました。
私の家は、新婚1年目で充分な資金がないままに建てたものなので、ハウスメーカーの型の決まった注文住宅です。
2×4(ツーバイフォー)のため、間取り(壁位置)の融通はきかず、大枠は決まっていたけれど、
少しでも理想に近づくように、壁を切ってもらったり、窓位置をずらしてもらったり、造作してもらうなどして、最大限、我が家ならではのオリジナリティーを出してもらいました。
ところが、最後までいい顔をしてもらえなかったのが、お手洗いの竹の腰壁。
それふうの壁紙やフェイクではなく、本物の竹を使いたい!と言う私に、生の竹は時間の経過とともに収縮して隙間ができてしまう可能性、施工時に割れてロスが出てしまう可能性、貼り付けたとしても、竹に直接セントラルヒーティングやコンセント、ウォシュレットのリモコンにペーパーホルダー、タオルハンガーなどをくぎ打ちすることのリスクなど。。。
ネガティブな条件を色々と言われたのです。
それでもあきらめきれなかった私は、自分で竹材店へ行き、竹を買い付けてマイカーに積み込み、現場で大工さんに手渡しました。
結果、思い通りのお手洗いになったんです!!
お手洗いは床、天井、照明、窓には障子、と徹底してこだわりぬいた自慢の空間。
なぜっトイレにこだわったかって?
それは、我が家にきてくださったお客様に、くつろいでいただく特別な空間を作りたかったから。
実際に、
「まゆの家のトイレ、落ち着く~」 とか、
「ずっと座っていたくなって時間を忘れそうだった~」 などと嬉しい感想をいただくことが多いです。
そして、私自身がこだわって作ってもらったお気に入りの場所ですから、自分で使っていて、とっても居心地がいいです。
他にも色々とこだわったところがありすぎて、書いているときりがないのでこのへんで(笑)
最後に。
引き渡し時にハウスメーカーの方が言ってくださった言葉が、今でも忘れられません。
「普通のお宅は、荷物が入ってその家の表情が生まれるので、引っ越しが楽しみなのですが、
まゆさんのお宅は、すでに表情があるので、荷物を入れるのがもったいないくらいです。」と。
壁紙、照明、カーテンに造作。
できる限りこだわり抜いた私の家は、
今でもとってもお気に入り。
外出することも大好きな私ですが、私の家も大好きです。
家の中って、普段は誰にも見られないので気を抜きがちですけど、お気に入りのものに囲まれた暮らしは、心が豊かになりますよね。
私のブログを読んでくださるあなたにも、心豊かに暮らしていただけたら嬉しいです。
長くなったので、今日はこのへんで。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。 まゆ
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