経絡注射の効果2 | 湯たんぽのブログ

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 さまざまな難病治療にいわゆる代替医療を用いて対処している『湯たんぽ』が日頃考えていること、経験していることを書きます。難病のなかでも、線維筋痛症や慢性疲労症候群の病態や治療を中心に書き込みます。

 さて、当初JFIQ 100点だった線維筋痛症の患者さんはようやく86点まで改善はしましたが、体感的には楽になったとは感じられないだろうとしか思えない程度の改善でした。

痛みの治療としては、股関節周囲炎の刺激が大切ですが現在のところ最も強力な治療法である薬剤を注射する治療法を試みました。

治療前にはJFIQ 86点でした。

治療直後にはJFIQ 75.1点に軽減。

1週間後でも76.8点でした。

 

 これがきっかけになりもう少し痛みが軽減していけばありがたいことです。

 

 薬剤としてはステロイドとノイロトロピンを使っております。

ステロイドは頻回には使えませんので、単回投与の効果です。

昨年に試みた患者さんでも同様の効果でしたので、JFIQ 10点改善が続くものと考えられました。

 

 線維筋痛症学会の重鎮である松本美富士先生にその症例の経過を見ていただきましたが、ノイロトロピン単独注射でも痛みは軽減するするが、注射後外来を去る頃には痛みがぶり返しているとおっしゃっておりました。

つまりノイロトロピンの注射は効くけれども効果の持続時間は極端に短いということです。

 

JFIQ が10点改善するだけですごいことですが、その効果が1週間続くというのはこれまでになかった治療であると言えそうです。

 

 同じ薬剤を使うならば、効果的な使い方をするべきであろうと思います。

 

 青山・まだらめクリニック