コロナ後遺症で寝たきりになった女性の話 | 湯たんぽのブログ

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 さまざまな難病治療にいわゆる代替医療を用いて対処している『湯たんぽ』が日頃考えていること、経験していることを書きます。難病のなかでも、線維筋痛症や慢性疲労症候群の病態や治療を中心に書き込みます。

 昨年、2023年9月11日に38度台の発熱がきっかけになり、新型コロナウイルス感染症と診断された50歳台の女性の話です。

高熱が1週間続き、大変苦しい状況でした。

解熱後も咳・味覚障害・下痢・微熱・疲労倦怠感が続き、コロナ後遺症外来を受診して治療を受けたのですが、疲労倦怠感は増悪しついには寝たきり状態にまでなったのでした。

耳鼻科でEAT治療をしてもらったり、自律神経に効果的とされた整体や針灸治療を受けましたが、うまくいかなかったそうでした。

 

 寝たきり状態が続いてしまったのですが、多少良くなった時に受診されたのでした。それが2023年12月2日のことでした。

診察すると身体は冷たく、冷え切った状態でした。

 

コロナ後遺症外来では身体の冷えを指摘されていないという話を聞いて驚きました。

コロナ後遺症に関して最も大切な情報が不明のままの治療では改善するはずがありません。

 

他に目立つのが後頚部から背中・腰にかけての身体の背面の筋肉のこりが目立ちます。

この辺りの筋肉のこりがある程度悪い場合には睡眠の質が悪くなります。そのため、疲労倦怠感が改善しにくくなります。

 

初診時にはPS 8-9程度でしたが、身体の加熱・保温だけで再診時にはPS 5まで改善しておりました。

 

その後変化はありましたが、ようやくPS 3まで改善してきました。

ちなみに治療法としては湯たんぽの活用のほか、自宅でも自己治療が出来る綿花を利用した、まだらめ式間接灸に加えて気診治療を行っております。

 

 青山・まだらめクリニック