線維筋痛症の病態 | 湯たんぽのブログ

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 さまざまな難病治療にいわゆる代替医療を用いて対処している『湯たんぽ』が日頃考えていること、経験していることを書きます。難病のなかでも、線維筋痛症や慢性疲労症候群の病態や治療を中心に書き込みます。

 線維筋痛症は全身の痛みのために日常生活すらままならないことが多い病気です。

リウマチ科を受診される患者さんが多いようですが、関節リウマチとは異なり、炎症のマーカーは問題ないのです。

つまり炎症で痛みが出ているのではありません。

従っていわゆる消炎鎮痛剤は無効です。

消炎鎮痛剤は炎症があればある程度は効果が出ます。

しかし、線維筋痛症は炎症がありませんので、いくら種類を変えても消炎鎮痛剤の範疇にある薬物は効きません。

 

では何故痛みが出てくるのでしょうか?

不思議ですね!

 

 現段階では確実にこれが原因だとコンセンサスが得られる回答はないようです。

”湯たんぽ”の臨床経験からは、根本的には筋肉のこりが悪さをしていると考えております。

まずは身体が冷えていることが100%であること、診察すると筋肉が硬く強張っていることも100%です。

 

筋肉のこりは何故起こるのか、どんな悪さをするのか?と考えると身体が冷えて筋肉内の血流が低下して筋肉の機能が低下した状態となります。そのため、自分の身体を支えることが難しくなった状態が線維筋痛症と考えております。

筋肉内のこりのために筋肉内の血液の流れが悪くなります。

つまり筋肉内では酸素不足の状態になります。

そのために痛みが出てくるものと考えております。

 

筋肉に十分に血液を流れやすくすることが痛みを改善させる治療になると考えております。

 

 青山・まだらめクリニック