かつて爪もみは健康法の王者と言えるほどの知名度を誇っていました。
ある健康雑誌では年間12回発行のうち、半分の号で取り上げられるような勢いでした。
いまだに患者さんの多くは爪もみという名前をご存知の方が多いのは間違いないです。
爪もみはやり方で効果が全く異なります。
爪の生え際を痛くなるくらい刺激するやり方が一般的なやり方です。
この方法はせっかく頑張ってやるのですが、効果が乏しいのです。
せっかく手間ひまかけてやることですので、少しでも効果的なやり方でやるべきです。
これまで公表してきた方法では手足の指を1本づつMP関節部を軸に捻じるやり方がありました。
より時間短縮を狙って親指以外の4本の手の指を刺激する、手首を外らすやり方がありました。
この方法は金メダル級の効果があるとして、健康雑誌で取り上げられ指バウアーという名前をつけてもらいました。
今回記すのは、親指1本を刺激する方法です。
指先のツボで有名なものでは井穴と呼ばれる大切なツボがあります。
また一般には知られておりませんが、爪の上にも重要なツボがあります。
この爪の上のツボを刺激するのです。
もちろん爪の生え際のツボである井穴も刺激します。
指先にもツボがあります。
各指先にあるので、10箇所のツボがあることになりますので、十宣穴と呼ばれております。
最も大切な親指の先端を含めて刺激するのです。
極めて短時間で上半身の症状が改善します。
当然のことですが、刺激の仕方によって効果に差があります。
始めはとても痛く感じます。
繰り返しているうちに痛みはなくなります。
その頃になると上半身の症状は軽快しております。