一昨年から大ヒットしたアニメ「鬼滅の刃」ですが、熱狂的なファンの間では全国各地で鬼滅と関係がありそうな景勝地、名所旧跡、寺社仏閣等が話題になっています。
中でも福岡の竈門神社は、主人公の名前と一致すること、作者の出身地が福岡県であることから、聖地として扱われるようになり、参拝者が急速に増えています。
竈門神社程ではありませんが、同じ福岡県にある岳滅鬼山(がくめきさん)というユニークな名前の山も、最近鬼滅ファンの登山者が増えているそうです。
反対に読めば「山鬼滅岳」となり、確かに鬼滅の刃と関係ありそうな感じがします。
岳滅鬼山は、日本三大修験道の山として有名な英彦山(ひこさん)と尾根が連なっており、英彦山が豊前坊という天狗の信仰があることからも、鬼滅の刃との関係性が膨らんでいるのでしょう。
岳滅鬼山自体は、鬼滅の刃が放映される前までは、一部の登山愛好家以外ほとんど知られていない山でした。
福岡県に住んでいる私も、つい最近までその名を聞いたことが全くありませんでした。
しかし、岳滅鬼山という山名を教えてもらった瞬間、間違いなく鬼滅の刃が参考にした鬼に関係する山であろうと感じました。
そこで、友人と登ってみることにしました。
ちなみに、鬼は現代の人類の心の中に潜んでいます。
岳滅鬼山に登ったのは今月頭のことです。
登山ルートは、福岡県側からと大分県側から登る大きく二つのルートがありましたが、距離は長いのですが途中までなだらかな登りが続く福岡県側、英彦山大権現庭園を出発するルートで登りました。
登山を開始して30分くらい経過するとたくさんの杉の木が、奇妙な倒れ方をしている光景が目の前に現れました。
もちろん自然に出来たものでしょうが、英彦山は天狗の山だけに天狗の仕業ではないかと思えるような光景が100m程続いていました。
鬼滅の雰囲気バリバリの場所でした。
2時間程登って岳滅鬼峠に到着しました。ここまでは優しい登山でした。
岳滅鬼峠は標高約900m。昔は大分県(豊前)と福岡県(筑前)を繋いでいた道だったそうです。
岳滅鬼峠から100m程岩場の急登りが続きます。ここで鉢合わせした登山者が言うには「ここからは相当スリルが味わえる登山になります」とのことでした。
途中、英彦山が見える展望岩がありました。絶景でした。空も躍動していますね。精霊の動きです。
頂上方面には2つの頂が見えました。
この2つの頂は、岳滅鬼山ではなく、後で分かったのですが手前の頂が名前がついていない山、奥が岳滅鬼嶽(がくめきだけ)という1050mの最高峰でした。岳滅鬼山はさらに奥にありました。
岳滅鬼嶽への頂上へは半端な覚悟では登れないような垂直に近い登りが続きました。まさしく鬼山。
数名の高校生の登山部の若者たちが練習していましたし、鬼滅ファンとみられる十名程の少年も登っていました。
急騰、急降下を繰り返し、やっとの思いで岳滅鬼嶽に登頂。最後はとても厳しい登りでした。
ここまで約3時間。一つの頂を超えての登りなので、最後は体力を消耗しました。ここで昼食休憩して主峰の岳滅鬼山へ。
岳滅鬼山へは急な下りの後はなだらかな登りで、15分程で到着しました。
こちらは岳滅鬼嶽と異なりなだらかで、広い山頂でした。
1037mと岳滅鬼嶽よりも少し低くなっていました。
ここからの眺望も素晴らしかったです。360度のパノラマが望めました。
岳滅鬼嶽と岳滅鬼山に登って感じたこと。
岳滅鬼嶽が男山で、岳滅鬼山が女山ではないかということでした。
それと岳滅鬼嶽と岳滅鬼山は鬼を封印している山ではなく、邪鬼によって二神が封印された場所だと感じました。
「鬼滅」のつもりで戦ったニ神が、鬼に敗れたので「滅鬼」と文字が逆さになったのだと感じました。
その邪気は、登山口にある英彦山大権現に祀られている鬼子母神夫婦ではないか、と感じた次第です。
比較的短時間で登れる山ですが、スリル度はかなり高い山でした。生半可な装備で登ると痛い目に遭いますよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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