(8)黄泉の国と地球 | 知っとうや(真実を求めて?!)

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⚡2900年続いた人類中心文明は、近い将来、五六七(弥勒)時代となり、本来あるべき姿に戻ります。それまでは産みの苦しみが続きますが、見事に成就して欲しいものです。⚡

前回、太陽系を再興したイザナギ、イザナミが別れてしまったことを書きました。

<イザナギとイザナミの別れ>

 

イザナギとイザナミの神産みからイザナミの死までは、文章にすると1、2ページしかありませんが、この間の時間的には数億年から数十億年に及んでいるようです。神産みとは、八百万の神が誕生して地球の自然を造っていくことなので、とても長い期間がかかっています。

 

また、イザナミ、イザナミというのは、それぞれ一柱の神の活動ではなく、イザナギ、イザナミという役職であり、数代の神に渡っての活動のようです。このことは、竹内文書に代襲の数が神の役職ごとに書かれています。

 

最初、イザナギ、イザナミが天からやって来て造り固めたのは、地上だけでなく肉体の寿命を全うした後、霊魂が滞在する場所である黄泉の国も同様のようです。現在の認識では黄泉の国は霊界の一部です。

 

ところが、当初は、地上と黄泉の国を一体として創ったのです。

 

しかしながら、その後、黄泉の国に邪気が発生してしまい、地上に先立って鬼などの魑魅魍魎のたぐいの存在に支配されてしまいます。

 

その黄泉の世界に、地上で火の神カグツチを生む際に火傷してそれが原因で亡くなってしまったイザナミが行くことになります。イザナミは黄泉の国で、黄泉津(よもつ)大神となって黄泉の国を善い方向に進むよう統治をしようとしていたようですが、鬼のトップらの罠にはまり、その立場を取られてしまったようです。

 

元のイザナミは立場を取られてしまい、偽のイザナミが登場したのです。この偽のイザナミが、古事記等に登場する変わり果てた姿のイザナミだったのです。

 

黄泉の国へ追いかけて来たイザナギに対して、イザナミが顔を見ない約束をさせたのは、鬼が成り済ましていることを知られたくなかったからです。

 

しかしながら、イザナミの顔をどうしても見たいイザナギは、(偽の)イザナミとの約束を破ります。イザナミが本物なのかどうか確かめたかったからです。

 

顔を見られた(偽の)イザナミは、素性がばれたことに怒り、イザナギを手下の鬼たちを使って追いかけます。

 

やっとの思いで、地上世界に出られたイザナギは、地上と黄泉の国との出入口である黄泉比良坂(よもつひらさか)を閉じてしまいます。これを期に、地上と黄泉の世界は切り離されてしまったのです。

 

その後、イザナギは、今度は単身で神産みを行い、天照大神、月読尊、素戔嗚尊の三貴士を生んで天と地の統治構成を変えて行きます。そこから日本神話の中心的な物語である天照大神と素戔嗚尊の物語に繋がっていきます。

 

ところで、イザナギ、イザナミが天からやって来て太陽系を再興し、地上に国産み、神産みをしていきますが、ここで触れられている地上とは現在の地球のことではないのです。もちろん、記紀にも先代旧事本紀にも書かれていません。

 

それでは、どの星のことなのかと言いますと、これが私が主張しているもう一つの地球のことなのです。

<反地球(もう一つの地球)>

 

もう少し分かり易く言えば天国のことです。

 

これに対して、イザナミが死後行ってしまった黄泉の国こそが後の地球となるのです。

 

理解しづらいかも知れません。

 

元々、太陽系に出来た地球と、現在の地球は異なっているのです。

 

ただし、前述のとおり、当時の地球には、地上世界と黄泉の世界(霊界)が一体として創られていたのです。

 

ところが、イザナギが黄泉比良坂で二つの世界を分断したことで、完全に別世界になってしまったのです。この時に、もう一つの地球と地球に分かれたのです。

 

本来、霊魂の存在場所であった黄泉の国は、分断されたことで邪悪な世界となってしまい、いわゆる地獄と化してしまったのです。

 

このまま地獄のままで放置出来ないと考えた天の神々は、黄泉の国を新たな世界に変えることにしました。それが現在の地球になったのです。

 

地上⇒天国(神界)⇒もう一つの地球

黄泉の国⇒地獄⇒地球

 

元々の地上は、神々が住む天国となったのです。時代的には天の統治者が天照大神から次代の天忍穂耳尊に移行する時代だと考えられます。

 

この時に、人間の祖であるアダムとエバが地球にやって来たと考えられます。ジョン・ミルトン著の「失楽園」は、地獄の世界から天国の世界にやって来てたサタンが、神々の世界を侵略しようとして戦いを挑むが創造主の御子に敗れるシーンが書かれています。

 

この後、天国で初めて人間の姿(創造主と同じ姿)として誕生したアダムエバが、サタンに唆されて禁断の果実を食し、創造主によって新たに創られた世界へ追放されるシーンが描かれています。その世界が後に人間の世界である地球となります。時代的には数百万年前のこと。イザナギ、イザナミ時代の数億年単位からは時代はぐっと縮小します。

 

日本神話と旧約聖書は、この部分でリンクしているのです。

<地球(失楽園)と人類誕生>

 

この新たな世界である地球は、元々あった地上世界である天国と地形地理的にほぼ同じに創られます。そして、太陽を挟んで天国と正反対側に創られたのです。ただし、天国は、現代の人間の科学力では認識出来ないのです。次元が高過ぎるために。

 

従って、私は天国のことをもう一つの地球と呼んでいます

 

よく現実世界と霊界は一体であり、霊界で起きたことが現実世界に移写すると言われますが、それは同じ地形をした天国にいる人間の分身守護神(理性)の部分の活動が、時間を経て人間世界である地球に影響を与えることがその原因です。

 

本来は、人間と守護神は一体でなければならないのですが、イザナギが地上と黄泉の世界を分断したことから離れ離れになってしまったのです。

 

しかしながら、そう遠くない将来、二つの世界は一体化するようです。これをアセンションと呼んでいる人がいますが、これは天の意志でもあるようです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。