前回記事では、食塩とミネラルの関係をご紹介しました。
食塩は基本的に海水から作られるものです。海外には岩塩もありますが、岩塩も元は海の中で出来たものが隆起したものです(一部は浄化システムにより海水が陸地に送られて出来たもの)。
従いまして、ミネラル分を多く含む入浜式塩田方式で造られた食塩には、特に海の中に多く含まれるミネラル分を多く含んでいるようです。
塩素、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム等が海のミネラルに該当します。
しかしながら、食塩だけで全ての必須ミネラルを摂取できるかというと、そうではありません。
食塩には、リンやカリウム等はごくわずかしか含まれていません。
これらの陸地に多く存在するミネラルは野菜から摂るのが普通ですが、最も効率良く摂れるのは、黒砂糖です。
現在、砂糖と言えば国内では白砂糖、特に上白糖が多く普及していますが、白砂糖にはほとんどミネラル分は含まれていません。ミネラル分等の不純物がほぼ完全に取り除かれて白くなっているからです。
このような白砂糖が一気に普及したのは戦後ですが、戦後、国内で糖尿病患者が増えたことと関連性が高いと考えています。
甘いだけの砂糖は身体を悪くするだけです。甘さ控えめのシュガーカット等の砂糖も出ていますが、ミネラル分が少ないものは甘さ控えめであっても摂取する意味が乏しいし、化学添加物が含まれたりしています。
黒砂糖は、国内では鹿児島や沖縄が主な産地ですが、収穫量は年々少なくなり、今ではとても貴重なものとなっています。
その一方で、近年黒砂糖のミネラルに気づいた消費者が増えだしたため、希少な黒砂糖の価格は高騰して、中々手に入らなくなりつつあります。多くの場合、中国産等の品質が落ちる黒砂糖が出回っているので、気を付けなければなりません。
食塩が海のミネラル分を摂るための重要な調味料であるならば、黒砂糖は土のミネラル分を摂るための重要な調味料ということが言えます。
他にも土のミネラル分を摂れる食物はあります。例えば野草茶の一種であるすぎな茶です。
すぎなは、つくしの栄養茎の部分のことをそう呼ぶのですが、カルシウム、マグネシウム、カリウム等のミネラルを豊富に含んでいます。すぎな茶から土のミネラル分を摂ることが出来ます。
海のミネラルに対して、土のミネラル。アフリカのサバンナでは、象やサイ等の草食動物は、ミネラル分不足を補うため、ミネラル分を多く含む特定の土を探し当て、土のまま食べます。
さらに、ライオン等の肉食動物は、それらの草食動物を食べる事で、ミネラルヤビタミンを補っています。これが自然の摂理です。
適度な量の必須ミネラルを補給しなければ、健康は維持出来ません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
-追伸
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