私は、『心身の波動を上げる必要がある』と主張していますが、現代科学で波動を数値的に正確に計測できない以上、感覚的なものだけでは実感出来ていない方も多いはずです。
健康状態は、本人が健康だと思っていてもそうでない場合が結構多いようです。特に中年以上の人には、その傾向が強いのではないでしょうか。
自分は健康だと思っていても、実際には症状が表に出ていないだけで、近い将来重大な病となって表れる状態、東洋医学(漢方医学)で未病と呼ばれる状態の人が多いようです。
ウィキペディアによる未病の解説です。
伝統中国医学(中医)で「未病」と診断されるのは、検査で明らかな異常がなく、明らかな症状も無いが、少し調子の悪い状態で、病気になる前段階の、心身の微妙な変化を指している。漢文訓読調でいえば「いまだやまいにあらざる」となる。「未病気」をキーワードにして、体の状態を分類してみると次のようになる。
状態 1 :恒常性が健全に保たれている状態・・・健康
状態 2 :恒常性が崩れかけている状態・・・未病
状態 3 :恒常性が崩れ、そのままでは元に戻らなくなっている状態・・・病気
これらの間にははっきりした境界はなく、連続的に移行している。
ある日突然、ガンなどの成人病を発症して重篤な状態になる人が多いですが、突然病気になるのではなく、未病の状態が継続していて、ある日に未病が病気に変わったということなのです。
未病状態は、中年以上の方が多いのは間違いありませんが、最近は、20代の若い人達の中にも、未病の状態にある人がたくさんいるように感じています。
特に大都会に住む若者の多くから、加齢臭に似たような臭いがするのは、不健康な状態、未病の状態にあるからではないか、と考えています。体中に老廃物が溜まっていて排出できていない状態ではないのでしょうか。
東洋医学では、人体の健康状態を気血水理論という基本概念で説明しています。
気血水理論では、人体の健康は、気(き)、血(けつ)、水(すい)の3つの流れのバランスで説明できるとしており、これらの流れが良く、滞りのない状態が健康状態というものです。
気(き)とは、人間の体の中を巡っている仮想的な「生命エネルギー」のようなもの。
血(けつ)とは、体内を巡り組織に栄養を与える。血液がそれに近い。
水(すい)とは、血液以外の体液(リンパ液など)の流れ。
この三つのうち一つでも滞り、バランスが崩れてしまって体調不良が表面的に表れたものが『病気』ということになります。
未病は、病気の一歩前の状態で、気血水のどれか、もしくは複数に滞りが出始め、気血水のバランスを崩しだしているが、未だ表面的には症状として表れていない状態のことになります。
私は、良く邪気という表現を使いますが、波動の低い場所には邪気(憑依霊)が溜まっており、そのような場所に長くいると自分自身の気が邪気に侵され、気が滞っていきます。
気血水理論の気の流れが悪くなる主要因は、このように波動が低い場所に存在している邪気が関係していると、私は考えています。
従って、波動の高い環境に住み、波動の高い場所で働いたりしないと体調不良になっていくのです。埋立地などは、水道を侵しているために波動が低くなっている場所なのです。
また、血と水が悪くなるのは、主として飲食からだと思います。
現代社会の水は塩素消毒されています。また、売られている食材の多くは保存のため、着色して見た目を良くするため、味を良くするため等の添加物がたくさん含まれているし、野菜には農薬まみれのものが多いです。調味料も塩、砂糖を筆頭に、本来の物とは程遠い体に悪いもので溢れかえっています。
このような化学的、人工的な体に良くない成分を大量に取り込むようになっている現代社会では、中年以上に限らず若い人も血と水が悪い状態になっていることは明らかです。
それと、暴飲暴食や不健康な料理メニューによる体内酵素の無駄遣い、不規則な生活リズム、睡眠不足等、気血水の流れが悪くなる要因には事欠きません。
そして一番大きな原因は、人々が健康に関して間違った知識を持っていて、悪い状態を改善しようとしないことです。体調不良、病気になったら病院に行って薬をもらえば良い、という姿勢が間違いなのです。
もう少し、自分自身で健康に対する正しい基礎知識を持つ必要があると思います。まずは、漢方の気血水理論をベースにしてご自身の健康を考えてみたらどうでしょうか。現代人の多くが未病状態にあることを知るべきです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。