悪人正機説は欺瞞 | 知っとうや(真実を求めて?!)

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⚡2900年続いた人類中心文明は、近い将来、五六七(弥勒)時代となり、本来あるべき姿に戻ります。それまでは産みの苦しみが続きますが、見事に成就して欲しいものです。⚡

「何故人間に生まれるのか?」

法華経には、「衆生(しゅうじょう)を救うため人間に生まれる」と書かれています。衆生とは、人間だけでなく魂を持つ生物全てという意味があるようです。

人間とは、地球上の生物が、共存できるよう指導して行く立場なのです。

しかし、現実世界での人間は、それとはほど遠いのが実態です。人間が動物や植物を救うどころか、人間同士が殺戮、傷つけ合いを行っています。ISILの人質殺害などは、本当に同じ人間の行為なのか、と心を痛める人が多いはずです。

人類中心の文明になって約2900年。現実は、本来の人間のあるべき姿とは逆の状態になっていますが、そろそろ本来の人間の姿に戻る時代が到来する気配です。

この2900年間、現在の人間は、何度も六道輪廻してきたはずです。現在の人間は、多くの場合、何度も人間に転生していると思われますが、中には時には動物や植物に生まれ変わった魂もあるでしょう。また、地獄に落ちた魂もあるはずです。

そうやって御魂磨きを行い、魂を成長させて行くことに六道輪廻の目的があるのですが、これまで書いてきましたように、増上慢によって阿修羅界の意義が全く悪い方向に変えられてしまっています。

それによって、人間が衆生を救うどころか、人間自体が魔によって欲をくすぐられ、堕落し、争う存在にされたのです。

また、神国日本の魂の浄化システムについて解明してきましたが、ここに結界を張られて、魂の浄化が十分機能しなくなっていることも、本来の人間としての目的を見失っている大きな原因の一つでもあります。

浄化システムが、本来の機能に戻ってしまえば、だんだん世の中はいい方向に変化していくのです。そのことを、私は「地球上の波動が上がる」と呼んでいるのです。実際に、浄化システムはだんだん本来の機能を取り戻しつつあり、波動は上がっています。

地球の波動が完全な状態になるのはいつなのか?

これについては、はっきり断言できませんが、それほど遠い未来ではないはずです。

完全に浄化された魂のことを直霊(なおい)と呼び、純粋で欲におぼれ悪いことを考えない、生まれたての赤ちゃんの魂のような状態です。本来の魂の状態です。

しかし、一旦、人間として転生すると、いろんな欲望が多い人生の中でもまれることで、直霊にも欲望が生まれるようになります。
これが魂に着くです。

垢が着いていくのは、人間が御魂磨きの実践の場である以上当然のことなのですが、重要なのは人生を全うした際に、魂に着いた垢を落とし、魂自体が反省することなのです。それによって魂レベルが上がり、いずれ菩薩や佛を目指すことが可能になるのです。

六道輪廻に必須であるこの仕組みこそが、神国日本の魂の浄化システムなのです。浄化システムによって、垢を落として精霊になってもらい、次の転生に備えているのです。

ただし、魂の表面を覆った垢は簡単に取れますが、魂の奥底深く、こびり付いた垢の塊りは、魂が吉野川を下って行きながら洗われるだけでは簡単に取れないのです。この魂にこびり付いた垢の塊りを曲霊(まがい)と呼びます。魂の悪の部分のことです。

ちなみに、「まがいもの」とは、曲霊が由来なのです。

曲霊をほっておくと、直霊に完全に覆いかぶさり、悪いことばかり考える魂となってしまいます。私が阿修羅(熊襲)と呼んでいるのは、そいう魂を持った人たちのことです。

元来、神国日本の浄化システムには、この曲霊を取る特別な仕組み(いずれご紹介するつもりです)が備わっていたのですが、人類中心の文明が始まって以来、阿修羅によって機能しないようにされていたのです。

従って、完全に浄化されないまま、直霊に曲霊がついたままの状態で転生を繰り返してきた、というのがこの2900年間の実態なのです。

その結界、前世での行いを反省し、純粋な魂として再度人間に転生したとしても、大人へと成長して行く過程で、人間世界の欲望に触れることにより曲霊がだんだん大きくなり、さらに垢が着きやすくなり、前世と同じ過ちを繰り返すことになっていたのです。この過ちのことをカルマ(業)と呼ぶのです。

何度転生を繰り返しても同じ過ちを繰り返し、カルマを解消できないのは、浄化システムに結界が張られ、不完全な状態となっており、曲霊を完全に取り除くことができなかったからなのです。過去形で書いたのは、現在、曲霊を取る仕組みが復活しつつあるからです。

阿修羅(熊襲)の狙いは、直霊に曲霊を残す、ことにあったのです。人の欲を憑依(魔)によってくすぐり、対立を生ませるのです。その究極が戦争なのです。

親鸞が広めた悪人正機をご存じだと思います。
<WIKI:悪人正機>

「善人」とは、真実の姿が分からず善行を完遂できない身である事に気づくことのできていない「悪人」である。すべての人間は悪人であり、悪人であるから阿弥陀仏に救われる。


私は、この悪人正機説、高校時代に習った時から違和感がありました。悪人の定義がおかしくないですか?

親鸞は、悪人正機説を広めたことになっていますが、これは歴史の改竄です。悪人正機説を広めたのは偽物の親鸞、阿修羅が成り済ました親鸞であり、本物の親鸞亡き後、悪人正機説を教義に組み込んだ浄土真宗として広まっていくのです。
<義経と親鸞> 
<法然と親鸞>

悪人正機説とは、曲霊が取れていない魂を前提とした阿修羅の考え方なのだと思います。

浄化システムが完璧な状態に戻れば、曲霊が取れ、再度転生したところで、分別のある行動ができるようになり、悪の道へ落ちることはなくなっていくのです。そして、いずれは善人だらけになるのです。その時代は、それほど遠くない未来に訪れるということです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。