キラキラ認知行動療法研修開発センター理事長

精神科医 大野 裕先生が、

認知行動療法についての教育講演で、

「うつ病の認知療法・認知行動療法:誤解を正す」でしたびっくり

「誤解を正す」という、

ちょっと大げさな副題がついているのは、

認知行動療法について誤解されている部分が

少なくないからとのこと。


認知行動療法は

ずいぶん広く受け入れられるようになってきました。

医療場面はもちろんのこと、

保健や福祉、職場や教育、

さらには司法の分野でも使われるようになり、

 

このように認知行動療法が

広く使われるようになると、

いろいろな誤解が生まれますね。

 

(ちなみにアンガーマネジメントも、

認知行動療法がベースとなっています)

 

そのために、効果が上がらないだけでなく、

好ましくない効果が出て、

悩んでいる人がさらに悩むようになっては困る…


そうしたことが起きないようにと

大野 裕先生は願って、

「誤解を正す」という副題をつけたとのこと。

 

その中でひとつ取り上げたのが、

「認知行動療法は考えの癖を知って、

それを変える治療法だ」という理解です。

この考え方はまったく間違いだと

いうわけではないですが、

2つの点で誤解を生みやすい表現びっくり


それは「心の癖を変える」と

「考えを変える治療法だ」という点です。

 

確かにワタシも…

「心の癖や考えを変える」のは、

できないし、

変えようとすると、自分を否定するようで、

認知行動療法は…

あまり好きな療法ではなかったですショボーン

 

世の中には、

「自分を変える療法」として、

認知行動療法を紹介している本本

多いと感じていました。

キラキラ心の癖を変えるはてなマーク

まず、「心の癖を変える」という表現…

これだと心の癖がまったく悪いもののように

聞こえますガーン
 

しかし、心の癖には、悪い面だけでなく、

よい面もあります。

だからこそ、癖として残ったともいえます。


たとえば、完璧主義を考えてみます。
「白黒思考」で、少しでもよくない面があると、

「よくない」と決めつけると

苦しくなりますショボーン

 

しかし、「白黒思考」ができるから、

きちんと問題に取り組むことができますOK

 

逆に「白黒思考」ができないと、

いい加減になってしまいやすくなりますショボーン


「べき思考」も同じです。

「こうすべきだ」と考えて、

自分を縛りすぎると苦しくなりますショボーン

 

何かうまくいかなかったときに、

「こんなことすべきじゃなかったのに」と、

自分を責めるとつらくなりますショボーン


しかし、その一方で、

「べき思考」ができるからこそ、

がんばることもできますOK

 

少しつらくても、

「大切だからやるべきだ」と考えれば、

がんばれるようになりますニコニコ


赤薔薇要は、考え方の癖が悪いのではなく、

使い方次第で癖

役に立つこともあれば、

つらさを引き出すこともあるということですグッ


それに、癖は簡単になおすことはできないので、

どう上手に使うかが大事です。

 

◆アンガーマネジメントも同じです。

怒りをなくしたり、怒らない人になることを

目的にしていません。

 

アンガーマネジメントは怒ってもいいOK

前提です。

 

しかし、問題となる4つの怒り方

(強度、持続性、頻繁性、攻撃性が高い)は、

要注意ですね。

 

「いかに怒りと上手に付き合うか」

重要ですOK


キラキラ考えを変えるはてなマーク

もう一点、「考えを変える治療法」についてですが、

認知行動療法は考えを変える

アプローチではありません。

 

赤薔薇認知行動療法は、

問題解決を手助けするアプローチで、

考えを変えるのは、

その手段でしかありません。

たとえば、「自分は無力だ」と考えているときに、

「無力だとは言い切れない」

考えを変えたとしても、

気持ちが楽になるとは限りませんショボーン

 

それにある分野では確かに、

能力が足りないことだってあるでしょう。

 

確かに、

「こんなこと気にしないでいいよ」と

言われることがありますが…

 

自分が「気にしない、気にしない」と

考えようとすればするほど、

余計に「気にしている」自分がいますガーン

 

かえって、「気にする」のが、

強まっている感じですね。

赤薔薇ここで大事なるのは、

無力かどうかではなくて、

どのような問題のために、

自分が無力だと考えているかという点です。

 

確かにワタシは…

「自分が無力」「何もできない」

だけに焦点を当てて

しまっていたかもしれませんショボーン

 

無力かどうかと考えているだけでは、

問題に対処する方向に

進むことができませんガーン

 

赤薔薇その問題を解決するためには、

「どこに、どう働きかければよいか」

考える必要がありますグッ
 

そうしたときに、

無力だという極端な考えから、

自由になって問題解決に進めるようにする!

 

それが、認知行動療法でいう「認知の修正」です。
大野 裕先生は学会で、

こうした話題を中心に話をして、

一定の理解を得られたそうですニコニコ

 

問題を解決するアプローチ(手段)として、

「認知行動療法」を使っていきたいです。

 

◆「自分の性格や癖を変える」考えを手放し…

自分の癖や性格と、

「どう上手に、つき合っていくか」!

毎日を穏やかに、楽しく生活していきたいですお願い