量子力学というと、「難しい物理学」と思うかもしれません。

しかし、量子の世界には、私たちの人間関係や傾聴について

考えるとき、興味深いヒントがあります。


もちろん、人間の心を量子力学の法則で

説明できるわけではありません。

ここでは、量子力学そのものを心理学に当てはめるのではなく、

量子の世界から得られるものの見方を、

傾聴について考えるための比喩として借りてみたいと思います。


私たちは、人の話を聴くとき、

つい「この人はこういう人だ」と決めつけてしまいますショボーン
「この人は怒っている」
「この人は怠けている」
「この人は自信がない」
「本当はこう思っているに違いない」


けれども、人間の心は、

そんなに簡単に一つに決められるものではありません。
同じ人でも、置かれている状況によって気持ちは変わります。

 

怒っているように見えても、その奥には

「わかってほしい」「助けてほしい」「悲しい」「怖い」という気持ちがあるかもしれません。


キラキラつまり、私たちが見ている「その人」は、

その人のすべてではないのです!


量子力学では、微細な世界を観察するとき、

「観測する」という行為そのものが、

対象に影響を与えることがあります。

 

これを人間関係にそのまま当てはめることはできません。

しかし、ここから一つの大切な問いが生まれます。
 

 Q 私がその人をどのように見ていることが、

その人との関係に影響しているのではないかはてなマーク


例えば、「この人は話をしない人だ」と思って接すると、

こちらの態度にも緊張や警戒が生まれます。

すると相手もますます話しにくくなるかもしれません。
 

反対に、
「まだ話せない何かがあるのかもしれない」
「今は話さないという選択をしているのかもしれない」
と考えて、その人の存在をそのまま受け止めてみる。


すると、こちらの聴き方が変わりますびっくり


キラキラ傾聴とは、相手を分析して正解を見つけることではありません。
「あなたは本当はこうでしょう」と決めるのではなく、

「あなたの世界では、今、何が起きているのだろう?」

と関心を向けること。


そして、すぐに答えを出そうとせず、

相手と一緒にその世界を見ていくことです。
これは、私が大切にしている

「安心を届ける、やさしい聴き方」にもつながります。


人は、自分の気持ちを否定されたり、

評価されたり、急いで解決されたりすると、

心を閉じてしまいますショボーン


けれども、
「そう感じていたんですね」
「それはつらかったですね」
「そこには、どんな思いがあったのでしょう」


と聴いてもらうと、

自分でも気づいていなかった気持ちが、

少しずつ見えてくることがあります。


キラキラ傾聴には、相手を「変える力」よりも、

相手が自分自身を見つけていくことを支える力

がありますニコニコ


だからこそ、聴き手に必要なのは「正しい答え」ではなく、

「わからないまま一緒にいる力」なのかもしれません。


量子力学が私たちに教えてくれる世界は、

直感だけでは理解できない、不確かで複雑な世界です。


人の心もまた、簡単には割り切れません。
「この人はこういう人」と決めつけるのではなく、


キラキラ「まだ私には見えていないものがあるかもしれない」
という余白を持って人と出会う。
その余白が、相手を尊重することにつながります。


傾聴とは、

相手の答えをこちらが見つけてあげることではありません。


相手とともに、その人の中にあるまだ見えていない世界を、

丁寧に見つめていくこと。
「あなたを変えたい」ではなく、

「あなたの世界を、もう少し一緒に見せてください」
そんな姿勢こそが、人に安心を届ける「やさしい聴き方」なのではないでしょうかお願い

 

赤薔薇量子力学から、傾聴への3つの学び

 

① 決めつけない
「私に見えているものが、すべてではない」
② 一緒に見る
「あなたの世界を、もう少し見せてください」
③ 余白を持つ
「答えを急がず、一緒に探していきましょう」