ミュージカル♪ベートーヴェン♪兵庫初日 | ねこやなぎ

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2024年でブログを始めて14年目。
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そして時々病気の話(いろいろ持病あり)

2023 2月心房細動カテーテルアブレーション手術




1/19 ソワレ 兵庫芸術文化センター

KOBELCO大ホール

兵庫公演初日 2階C列センター


12/24から配信を毎日見ること9回。

やっと兵庫初日(マイ初日)。

もう、ろくろ首になりそうなぐらい首を長くしてこの日を待ってました。

今回ほど気を揉んで待ったのは久しぶりかも…。


実は1/8に右足首を捻挫し、まだ杖をついてゆっくりの亀の歩み状態だったこともあり

無事に観に行けることを祈って待った毎日

芳雄ルートヴィヒの歌声を生で聴きたい!浴びたい!

との思いで心の中はいっぱいでした。


KOBELCO大ホールは2022年までは

オーケストラ、オペラ、バレエ等々

ほぼクラシックの公演のみ上演していたのですが

(私の記憶では)「キング・アーサー」を皮切りに

昨今はミュージカルも上演されるようになりました。

もともとクラシックのためのホールなので

残響多めで聴き取りにくいのでは?と危惧していたのですが杞憂でした。

音は非常にクリアで聴きやすく美しい響きで

「ベートーヴェン」を演るに相応しい劇場だったのも嬉しかったです。


ベートーヴェンの曲は器楽曲なので

歌うのは難しいと思うのですけれど、

リーヴァイさんのアレンジの腕の見せどころ満載で素晴らしいミュージカル曲になっていました。

聴けば聴くほど虜になってしまいます。

芳雄さんが声楽科で勉強していたことがここに来て役に立って良かったですね。


初日は2階席だったので、配信ではわからなかったLEDパネルの情景の美しさや

アンサンブルさんやゴーストたちのダンス・フォーメーションや

酒場のシーン(「ト調のメヌエット」が流れたり止まったりするシーン)のアンサンブルさんたちの

「時間よ、止まれ」の止まれ状態が

上からだと隅々まで見えました。

あんなに多人数が一斉にピタッと止まるんですよ。

しかも皆さん、しばらく微動だにしない。

すごいわ。


芳雄さんは、ルートヴィヒの衣裳や鬘がお似合いで

今まで観た芳雄さん出演の舞台の中で

一番好きなビジュアルでした。

気難しい顔、いいな。


そしてもちろん芳雄さんの歌は最高で

難しいメロディーを次々歌い上げて下さるので

芳雄さんファンにとってこれほど耳福な演目は

今後もないだろうな…と思いました。


ベートーヴェンが40〜42歳の時の作品なので

お年頃もぴったりで

あと15年は演じて頂きたいです。



(長くなるので続きは次の「ベートーヴェン大千穐楽」記事に書くことにします)。