そらいろ男爵 | masaeのひとりごとⅡ

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思い出話やひとりごとを綴るわがままブログ

 

 6月の文庫勉強会のテーマは、

「戦争と平和を語る絵本・児童書」

 

今日は、休みなので 絵本を借りてきました

 

 

すみれ島     今西 祐行・文 

         松永 禎郎・絵

 

あるひあるとき  あまん きみこ・文 

         ささめや ゆき・絵

 

動物会議     エーリヒ・ケストナー・文

         ヴァルター・トリアー・絵

         池田 香代子・訳

 

ちいちゃんのかげおくり あまん きみこ・文

            上野 紀子・絵

 

ぼくがラーメンたべてるとき 長谷川 義史 文・絵

 

8月6日のこと   中川 ひろたか・文

          長谷川 義史・絵

 

そして、ご紹介したい1冊。

 

<そらいろ男爵>

 

   ジル・ボム 文

 ティエリー・デデュー 絵

 中島 さおり 訳

 

 主婦の友社

 

 

 

 

 

 

お手製の青い複葉機にのり、

バードウォッチングを楽しんでいた「そらいろ男爵」ですが、

戦争が起こり、お気に入りの飛行機を迷彩色にぬりかえて、

戦いに参加せざるをえなくなります。

最初は、爆弾のかわりに打撃力のある12巻の百科事典を使い、

一個大隊を撃破。

でも、戦争はつづきます。

旅行記や料理書、哲学書、天文書に歴史小説、

男爵は大好きな『本』をどんどん投下します。

本を拾った将軍や兵士たちは、それぞれ本に夢中になり、

戦いへの意欲がなくなってしまいます。

そして、男爵が戦争を終わらせるために

最後に投下したものは……。

(出版社からの内容紹介)

 

 

たったひとつ残ったロシアの小説を

砲弾の代わりに落とし、敵の隊長が

それを拾い、夜どおし本を読んでいたので

戦いの命令は ストップしたので

男爵は 勝利しました

 

*落ちてきた小説は、「戦争と平和」

 

 

そして、最後に 落としたものは・・

 

 

 味方の兵士への手紙は、敵の陣地へ。

 敵の兵士への手紙は、味方の陣地へ。

 

 家族からの手紙でした

 

始めは 武器としておとした本だったのですが、

本をおとしているうちに

戦争をやめさせる名案を思いつき、

戦争が終わりました

 

男爵は 再び、そらいろの飛行機に乗り、

鳥のように 自由に空を飛んでいるのでしょうね

 

 

「この絵本は、第一次世界大戦から100年目にあたる

2014年にフランスで刊行され、すぐれた児童書に

贈られるサン=テグジュペリ賞(絵本部門2014)

を受賞」