周りでインプラントの話をよく聞く年齢になりました。
私は今のところまだ全部自分の歯だけど、見るからに歯茎が下がっていて、自分でもすごく気になっているんです。
でも下がってしまった歯茎は再建はできないらしくて、歯磨きとクリーニングを頑張るくらい。歯茎の移植はあるみたいだけど、どうなのかしら。
残念ながらわたしは元々歯茎が弱かったらしいのです。
覚えているのは小学校の時の歯科検診で、なんと「歯槽膿漏」と言われたんですよ・・・
シソーノーロー?
当時テレビCMで歯槽膿漏の薬の宣伝をしていたからか、言葉は聞いたことがあったけれど、それはおじいちゃんがなるものではないの?というイメージでした。
私、まだ小学生なんだけど…
すごいショックで、頭の中は真っ白。
しかもその時に記録を取っていたのが同じクラスの男子だったんです。
彼は歯科医の息子。おちゃらけもので、常に人をからかったり、変なことを言って人を笑わせたり怒らせたりしていました。時には授業を中断して、担任を本気で怒らせるほどの。
そんな彼が記録係だったから、どうしよう…!
クラスのみんなに『あいつシソーノーローなんだぜ〜』ってバラされる!
…なんて心配もあって、かなり緊張したことを覚えています。
幸い彼はそのことについてなにも言わないでいてくれたので、密かに感謝していました。
そんな彼は現在、歯周病学科の教授です。
久しぶりに会った時に「なんとかならないかな」と聞いたら「あー、俺よりサダの方が絶対にいいよ!」と別の同級生を勧められたわ。
教授とはいえ、根本は変わっていなくてむしろ安心する。
ちなみにサダとは以前歯痛に苦しんでいた時に助けてくれた神のような同級生。
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少し遠いけれど、今でも彼の歯医者さんに通ってます。
この時(なんと10年以上前!)に彼に治してもらった右の奥歯は、特に歯茎が下がっていて、ずっとグラグラ揺れているのです。なので右の奥歯ではあまり噛めない状態。
元々かなり自分の歯がなかったものを無理やり残してもらっているのだけど、とうとうダメになったらもう抜くしかないね、と言われているんです。骨が弱いから多分インプラントも無理だねーと。
それが去年すごく痛み出して、噛み合わせも合わなくなって、揺れもさらに激しくなって、そろそろアウトかと悩んでいた時期があったの。
噛み合わせを調整してもらって、サボっていた矯正のリテイナーを毎日つけて、様子を見ていたのだけど、ふと思い出して使ってみた物がありました。
少し前に仕事でお手伝いをしたヨーロッパのPDO製品で、ギリシャのヒオス島でしか採れない「マスティハ」という木の樹脂があるのです。英語ではマスティック。
歯に良いということで、現地では昔からチューイングガムにしているようです。
抗酸化物質として化粧品などの製品にも使われているのだけど、シャネルの美容液にも入っていたと聞いたような。
日本でも歯磨き粉として販売されているのを思い出して、ここ最近マスティハで歯磨きをするようにしていたのです。
そうしたらね、右の奥歯の調子が良いのですよ。
相変わらずグラグラはしているけれど、前よりも安定して、痛みもない。
右奥歯でも少し噛めるようになっています。
マスティハだけの効果ではないかもしれないけれど、抗酸化作用で口から元気になろうと思います。