“普通の会社”に勤める不安と期待に胸を膨らませ、翌日から出勤した。


午前中、オリエンテーリングと仕事の概要について説明を受けた。

仕事の内容は、会費を払ってくれている会員から問い合わせ電話が入るので、ファイルに資料がある場合はそこから答え、ない場合は電話帳や図書館、公共機関などあらゆる情報源を駆使して探すと言うものだった。


聞いてても分からないでしょうし、午後から電話を取ってみましょう。横で助けるから(笑)

え~~!もう取るんですか?今までまともに電話受けた事ないんですけど…

大丈夫(笑)周りの人達もまだ1ヶ月くらいだけど、ちゃんと一人でやってるから。分からなくなったら、保留にして(笑)

はい~~…


案の定、TEL子のオペレーターデビューは散々だった。

最初の電話が何だったかなんて全く覚えていない。

「横で助けるから」と言った先輩は、2本目を受ける頃から「私も電話取るから何かあったら保留にして呼んで」と電話をどんどん受け始めるし、聞きたくてもみんな電話で話してるし、記録シートに書けていないメモはどんどん溜まってくるし…。


何が何だか分からないまま、あっと言う間に終わった。


こんな仕事、私には無理や~。早いうちに断ろ。

そして家に帰ると、ご飯も食べず気を失ったように寝た事だけ覚えている。
世の中にコールセンターやフリーダイヤルなんて言葉がなかった時代、幼稚園の教諭を辞めて、普通の社会人になろう!と張り切る女の子が居た。

ある日、新聞の求人欄に『電話で楽しくお店やレジャー施設をご案内』と言うコピーを見つけた。

世間知らずの女の子は、音楽が流れるブースでDJみたいに問い合わせに答える仕事か。面白ろそうやな~と勝手に想像した。

面接に行くと、小さな部屋の壁に机が並ぶ、普通の事務所だった。

しっかりしてそうで笑顔の素敵な女性が、会社と仕事についてイロイロ話してくれたが、さっぱり理解できなかった。

ただ、ちょっと覗いてみたい好奇心で「アルバイトからでもよろしければ…」と答えていた。

自宅に着いてすぐ電話が入り、あっけなく採用となった。

わたくしTEL子が20年以上ずっぼりはまることになる、コールセンター人生の始まりだった。




好きなもの・・・と言えば、新生公司の焼豚・・・の切り落とし。

神戸の南京町に本店がある手作り焼豚で、私はいつも阪神百貨店で買っている。



塊をスライスする時に出る「切り落とし」なので

焦げた部分や脂身の部分などが混じっている。


特に焦げた甘辛い端っこの部分が大好きで

通常のスライスした焼豚よりちょっと安いところも気に入っている。


最近、この切り落としが売り切れの時が多く

週に何度も店を覗くので、顔を覚えられしまっている。


だから、これ以上、切り落としファンが増えるのは正直困る。


だが、「好きなもの」と聞かれたら、真っ先に、新生公司の焼豚・・・の切り落とし

と答えてしまう。

高速道路や国道で、大渋滞に巻き込まれた経験は、誰にでもあるだろう。

車の窓から首を出して前方を覗いたところで、2~3台前の車が見えるだけだ。

この状況が長く続くと、車から下りて先の状態を歩いて見に行くせっかちな人もいて、車の窓越しに

「どうでした?」
「200M先で事故やね。まだしばらく動かんわ」

などの会話が交わされたりする。

インフォメーションセンターには、この疑問をそのままかけてくる方が時々居た。

今、阪神高速の堺筋線に居るんですけど、さっきからずっと動かんのですよ。先頭どこからか分かります?

やはり、環状線との合流○○先頭で△△まで繋がっています。自然渋滞ですので、その先は流れています。

そうですか。聞いても変わらんけど、すっきりした~。ありがとう!

そう、この“すっきりした”はとっても大事!

更に『お気をつけて行ってらっしゃいませ』をつけ加えると、もっとすっきり~になるはず。
高速道路や一般道の渋滞情報を正確に知りたい時、皆さんはどうしますか?

道路交通情報センターのサイトやカーナビでも分かるけど、一般道は幹線道路の一部だし、峠が通行止めになってないかどうかなんて分からない…。

こういう時、プロは県警の管制センターにかける。

踊る大捜査線に登場する、モニターだらけのあの場所だ。

大震災で寸断された兵庫県下の道路を調べる際にも、よく利用した。

『家族を何とか神戸から連れ出したい』
『知り合いに神奈川から救援物資を届けに行きたい』

いろんな方の思いに応える為、地図にある山越のルートが今もあるのか、土砂崩れで規制されていないか、ややこしい質問にも管制センターは的確に教えてくれる。

お客様に連絡すると、「どこで聞いても分からなかっのに、どうやって調べたんですか!」と驚かれる。

誰がかけても親切に対応してもらえるので、「念の為に電話番号をお伝えしましょうか」と言うと、大抵は「いや、またこちらにかけますから、、」と断られる。

警察にかけたからと言って、捕まったりはしない(笑)
どうしても困った時は、管轄の県警にかけて、「交通管制センターお願いします」と言えば繋いでくれる。