“普通の会社”に勤める不安と期待に胸を膨らませ、翌日から出勤した。
午前中、オリエンテーリングと仕事の概要について説明を受けた。
仕事の内容は、会費を払ってくれている会員から問い合わせ電話が入るので、ファイルに資料がある場合はそこから答え、ない場合は電話帳や図書館、公共機関などあらゆる情報源を駆使して探すと言うものだった。
聞いてても分からないでしょうし、午後から電話を取ってみましょう。横で助けるから(笑)
え~~!もう取るんですか?今までまともに電話受けた事ないんですけど…
大丈夫(笑)周りの人達もまだ1ヶ月くらいだけど、ちゃんと一人でやってるから。分からなくなったら、保留にして(笑)
はい~~…
案の定、TEL子のオペレーターデビューは散々だった。
最初の電話が何だったかなんて全く覚えていない。
「横で助けるから」と言った先輩は、2本目を受ける頃から「私も電話取るから何かあったら保留にして呼んで」と電話をどんどん受け始めるし、聞きたくてもみんな電話で話してるし、記録シートに書けていないメモはどんどん溜まってくるし…。
何が何だか分からないまま、あっと言う間に終わった。
こんな仕事、私には無理や~。早いうちに断ろ。
そして家に帰ると、ご飯 も食べず気を失ったように寝た事だけ覚えている。