先日、上祐史浩さんと大島てるさんのトークショーへ行ってきました。
新宿歌舞伎町で、ディープな社会科見学となりました。
若い人は知らない人もいるだろうけど、
上祐史浩さんは、地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の幹部だった方です。
大島てるさんは、事故物件サイトを運営している方で、サブカル好きやオカルト好きな方には有名な方です。
わたしはもともとサブカル系や社会の裏側の話に興味があったのもありますが、オウム真理教の事件は衝撃的すぎて忘れられません。
特に地下鉄サリン事件は、たしかわたしが高校一年のころに起きてて、私も使ってる路線、友達が使ってる路線で起きました。
たまたま春休みだったのかな、高校が休みの時期で友人や知人に被害にあった人はいなかったけど、なんてことが起きたのか。ととても衝撃をうけました。
次々と凄惨な事件が次々と明るみになり、無差別テロの恐ろしさとやるせなさを感じました。
上祐史浩さんは、当時オウム真理教の幹部としてマスコミ対応をしてて、毎日のようにテレビで見てて
『ああ言えば上祐』とディベートテクニックで言い返していたのも記憶に残っています。
今は上祐史浩さんは脱会されて、仏教や心理学のサークル被害者支援や現アレフの脱会者支援をされています。
オウム真理教が起こした事件の背景には、さまざまな要因があるけど、教祖の教えとして人間社会にはひこる絶対悪というものがあって、それを静粛するという正義の目的のもと行われています。
オウム真理教あらため、後継団体のアレフでは、あのオウム真理教の事件は、闇の組織による陰謀だと教えられてるというのも聞きました。
この話を聞いた時に、何か闇の組織がいて正義の鉄槌を下したいという思いを持ってる人の危険性を感じました。
今もそういう考えの人いるからね。
世の中には複雑なことがたくさんあって、勧善懲悪でもないし、さまざまな偶然性もあり陰謀の話はほんとのこともあるかもしれないけど、冷静になることが必要!
大島てるさんと上祐史浩さんが言ってたけど、事故物件の近くにマイバスケットというミニスーパーが多いんですって。
こういうことでも何かの呪いか、陰謀か!と思う人もいるんだけど、
冷静なると、事故物件は人口密度から都心に多く発生して、なおかつマイバスケットというスーパーはコンビニくらいのスーパーなので、大規模スーパーが作れない都内に多いんです。
アイスクリームが売れると、水難事故が多くなるんですが、これって
アイスクリームが売れる時期は暑いので、海へ行く人も増えます。そのため事故も増えます。
アイスクリームの売り上げと、水難事故は相関関係はあるけど、原因ではないため因果関係はありません。
相関関係の中に因果関係が入ってるので見分けがつきにくいことも多いです。
相関関係はあるけど、因果関係ではないんですよね。
真実と言われることであっても相関関係はあっても因果関係までは不明のことも多いですし、世の中はほとんどが偶然性が多いことを忘れちゃだめだよね。というのも感じましました。
わからないことをわからないままでいる。結論つけない。というのも大切なことだなと感じました。