Lover's Concerto -3ページ目

Lover's Concerto

花より男子の二次創作ブログです。
同名のサイトもあります

  


お師匠様に習った通り

翌日もわたしは護身術習得の

稽古を続けていた。


子供の頃から稽古をしている

二人は流石に形も綺麗。


道着を着て額に汗を滲ませながら

組み合っている二人の男達に

ちょっとだけ見蕩れてしまった。


「次は総二郎に相手してもらいなさい」


お師匠島は疲れたと言って

休憩に行ってしまった。


席を外したお師匠様の代わりに

西門さんに相手してもらう。


わたしは兄弟子に当たる西門さんに

果敢に挑んでいく。


彼はわたしの相手なんてきっと

チョロイんだろうな。


実際、何度技を仕掛けても上手く

躱されてしまう。


類に通じる裏技が全く効かない。


彼の場合は上目遣いで下から

見上げてやれば赤面して簡単にオチる。


そっと整った彼の輪郭を盗み見ながら

そんなことを思う。


F4って全員が無駄に美形だけど

わたし、耐性できちゃったから

あんまり見つめられても

動揺しないんだよなぁ


キスにしたって司や類とは付き合ってから

数え切れないくらいしてきたし

今さら彼ら相手に動揺もクソもない。


西門さんの場合は頼んでないのに

無駄にフェロモン撒き散らしてるし

美作さんに至っては女性の扱いに

長けてるからとにかく優しいし。


何かと面倒な類や司より美作さんの方が

相手に選ぶにはいいに決まってる。


そんなことを考えてたら急に

視界が反転した。


真上に天井が見える。


しまった!稽古中だった!


ちらっと類を見る。

ついでに組手の相手も見る。


二人とも呆気に取られてこっちを見ていた。


「つくしちゃーん?なに考えてた?」


至近距離で顔を覗き込まれて焦る。


「さっきからチラチラと視線感じてたけど

まさか俺に見蕩れてたとか?」


「そ、そんな訳ないじゃん

バカじゃないのアンタ!」


「ダメだよ、つくし総二郎なんかを

見つめてちゃ、妊娠しちゃう」


それを1番しそうなのはおめーだよ!


ふざけたことを言う類を背後から

蹴り飛ばしいつものように

頬っぺを抓る。


「酷いっなんでっ?」


「牧野?だから類をそんな虐待しちゃ

司化しちまうって」


もうなってるわよ!手遅れ!


「どこが虐待よ?類がバカだからでしょ?

躾よ躾!まあどっかの誰かよりは

ちょっとマシだけどね」


自分には同じに見えると言うと

類が態とらしく涙ぐむ。


「わたしが虐めてるみたいな

仕草するな、失礼な人っ!」


再度類の頬っぺたを抓る。


ぞんなに強くしてないのに

ちょっとだけ赤くなる。


少しやりすぎたか⋯。


身体を起こされて着いた埃を

払ってもらう。


「牧野、あっちで休んどけ」


私は西門さんの言う通り素直に

身体を休めることにした。


この人、要らんこと平気で言うくせに

ちゃんと人のこと見てくれてるんだよね


類は心配してわたしの傍にいたがったけど

拒むと力なく項垂れて西門さんに

引き摺ってかれた。


その後の類はすっかり生気を無くして

やられっぱなしである。


堪り兼ねて彼の傍ににいき

身体を起こしてあげると

耳元でカッコ悪と囁く。


「おい、さらに落ち込ませること言うなって」


西門さんに注意されたけど

構わず耳元で囁いた。


「頑張る類はカッコイイよ?」


そういうとあっさり回復した。


単純すぎてオモロい。


賑やかに稽古を終えてわたし達は

類の家の会社に出勤する。


午前中搔いた汗を流して出勤する。


徒歩だと類がサボるといいだしそうで

それを阻止するため運転手さんに

迎えに来てもらってる。


護衛にもなるし自分たちでできる

自衛策にもなっている。


思いがけず2人きりの時間をもてて

類は機嫌がいい。


相変わらずベタベタしては来るけど

このくらいならいいとは思ってる。


鬱陶しいとか言ったら泣きそうで

キツいことは言えない。


今日も迎えの車に乗るなり

引っ付いてきた。


だめだといってもきく訳ないから

着くまでは一応我慢する。


「⋯⋯行きますよ?専務」


役職で呼ぶと類はたちまち不貞腐れる


「まだ着いてないよ?」


「もう駐車場でしょ?これ以上

引っ付くならまた抓るよ?」


「いつも無断で抓るじゃん!」


顔をガードしながら類が騒ぐ。


もう面倒臭い!


仕方ない。


「類?こっち見て?類が会社で

いい子にできたら抓らないから」


「⋯⋯子供扱いすんなよ」


「いい子に出来ないの?」


「するよ!会社ては何もしたら

いけないんだろ?」


一応聞いてはいるようだ。


わたしは運転席と後部座席の間の

ブラインドを降ろし隠れながら

目の前の膨れっ面の子供に

キスをしてやる。


頬を染めて固まる類にわたしは

笑いながら降車の準備をする。


「行ってきます、後でね?」


類は相変わらず不意打ちには

弱いようだった。


真っ赤になって硬直しながら

わたしを見送る。


「不意打ちすんな、ずるいでしょ

こんなの⋯」


唇を抑えて乙女みたいな仕草をする。


そこが可愛いから止められない。





※ちょっぴり性的表現あります
お嫌いな方はご注意を




類と一緒に西門邸にやって来た。

お父様がわたしに護身術を習わせようと
西門さんのお師匠様にお願いして
宗家にて初対面することになったのだ。

ついでに身体鈍ってるから類も……と
なったらしい。

「ひゃーいつ来ても立派な家」

思わず漏らした感嘆の溜め息。

「ウチだって変わんないでしょ?」

ボソッと私には気づかれないように
呟くご機嫌斜めな類の声。

確かに花沢邸も和風ではある。

思い切り不貞腐れてる。

巻き添え食って類まで稽古する
ことになったのだ。

面倒臭がりな類をお父様が
つくしちゃんを守れるのは
類だけだって焚き付けたから
その気になっちゃった。

「……ヤキモチですか?類くん」

「うるさい、なっ!総二郎と2人きりに
したくないだけだよっ」

「……しっかり妬いてるじゃん」

「うるさいなっ、つくしのバカ」

不貞腐れた類におかしくなってくる。

「平気よ、わたし西門さんのことは
男として見たことないから!
仲のいい友達くらいにしか思ってない。」

「ホント?」

「うん、嘗ては類もそうだったけどね
しょうがないじゃん?友達だと思ってた
人を本気で好きになっちゃったんだから」

そう返したら類は静かになっちゃった。

その横顔から覗く耳朶が赤いのは
気の所為だろうか?

「つくしのバカ」

2度目の悪態。

「そんなことばっか言ってると
今夜一緒に寝てあげないから!」

そう言いながら綺麗な頬を抓る。

力入れずに横に引っ張れば伸びた。

「ぷっ、変な顔……類の頬っぺも
引っ張れば伸びるんだ?」

「痛いって離せよ、つくしの馬鹿力!」

痛がって大袈裟に顔を抑える類。

その時背後からわたしの頭が叩かれた。

「痛っ」

思わず振り返ると呆れた表情の
西門さんの姿があった。

「何してんだ牧野、恋人を
真っ昼間から虐待してんなよ?」

「誰が虐待よっ!」

「そうは見えないけどな、お前
類の顔に悪戯してたろがよ」

「だって類ってば変な事言うんだもん
西門さんと二人っきりにしたくないとか
アンタがわたしに手を出す訳ないのにね
そんな警戒する方が失礼でしょ?」

「どこが変だよ」

「はっ?」 

「お前に手を出したらどこがどういう風に変なのか言ってみ?」

真剣なトーンで言われて焦る。

類の見てる前でやめて!

「その辺にしといて総二郎
この子、あんまりオトコに迫られる
免疫ないからやめといて」

「ヘイヘイ、ったく怒んなよ
冗談に決まってんじゃん
誰がこんな色気もないヤツに
手なんか出すか!」

「煩い、エロ門!」

悪かったな、免疫なくって。

稽古初日は変な風に身体に力が
入ったからか西門さん相手に
緊張したけど稽古には熱が入った。




「はぁ~疲れたっさっさとと寝よっ」

稽古後、筋肉痛に軋む身体伸ばして
お布団に入る。

パジャマに着替えてお布団に潜り込むわたし。

別々に入浴して同じくベットに
やって来た類。

当然のようにをわたしを抱き込み
引き寄せてくる。

「ダメだよ?今夜は疲れてるから
ヤラないからね」

「つくしは動かなくていいから」

そう言ったかと思うとわたしの寝巻きを肌蹴させて隙間から手を潜り込ませてくる。

背後から胸を揉まれて反応してしまう
わたしの身体。

ちょこっとわたしの身体を確認してから
下着をずらして大きく昂ったものが
ナカに入り込んできた。

呆気なく類のを呑み込むわたしのナカ。  

すぐに弱点をみつけて攻めてきた。

「あっ、ダメ!やっあぁんっ」

「嘘つき!嫌がってるくせに
俺の受け入れたじゃん」

根元まで突き入れて類は腰をグラインドさせながら揺すり続ける。

「つくしだって最近シテないから
欲求不満なんでしょ?」

揺すってくる速度が上がって
わたしをイカそうとする類。

結合部からは卑猥な水音が聞こえてきた。

「ヤダァ、もうやなの!」

「つくしの嘘吐き、これがいんでしょ?」

身体を密着させて大きく揺すってくる。

もう嫌とか言えない。

疲れてるはずなのに容赦なく動かれて
あっという間に絶頂を迎える。

汗で滑る類の腕にしがみついて
自分からキスをねだる。

わたし、いつからこんなに類のこと
求めるようになっちゃったんだろう?

嫌だって言いながら拒みきれなくて
受け入れたのに……

「つくし?」

「もっと……して?」

離しちゃ嫌とぎゅうっとしがみつく。

「ん、良いよこっちにおいで?」

類はわたしを引き寄せると自分の
お腹の上にわたしを乗せる。

下からそっとわたしの入り口を
指で弄ると大きく反り勃ったままの
モノをわたしの中に挿れてきた。

「んぁっ、いやぁん」

「好きでしょ?コレ」

類のはちっとも衰えることなく
わたしの中を翻弄してくる。

「やっ!ダメっ、そんなにしちゃいやぁっ」

何度も何度も求められて
頭の中が真っ白に抜けていく。

「もう、無理ぃ」

あっけなくギブアップすると類は
わたしの身体を引き寄せて密着する。

「今夜はどうしたの?」

すっげ可愛いと言いながら
キスの雨を降らす。

何度か受け止めたあと類は
ぎゅうっと抱き込んだ。

「類といられるのが嬉しいの」

「そっか、俺もだよ?つくしのこと
いっぱい感じれて幸せ」

「今夜はこのまま寝よっか?
シャワーは朝でいいでしょ?」

うんと頷くと!汗の匂いのする
類の胸元に顔を埋めた。

類の身体からは彼の匂いと石鹸の匂いの混ざった不思議な匂いがした。





朝起きて増した筋肉痛。

幸せな痛み。

裸のまま類を揺り起こして類が
まだ覚醒せず寝ぼけてる間に
逃げるようにシャワーを浴びに行く。

朝の明るい日差しの中で
自分の身体を見た。

所々に点在する赤い斑点。

あのクソガキ!

犯人はただ1人。

わたしの体に赤いものをたくさん
刻みつけたのは⋯彼しかいない。

「つくし~置いてくなんて酷い
ちゃんと起こしてキスもしてよっ!」

だけど脱衣所でプルプルしてるわたしを見て
類の表情が強張る。

「な、何怒ってんの?」

「類のバカ!今日も道着着着るのよっ
こんなとこにキスマークつけたら
西門さんに見えるじゃん!」

私の絶叫は家の人を起こす
大絶叫になった。




side Tsukushi



あたし達は元の鞘に無事戻った。
司のパートナーのバイトも
実はまだ続いてる。

バイト代を貰うときは類も一緒。

何で俺がってときどきボヤくけど
類にレンタル料払ってもらうよって
脅され?て渋々3人での食事が続いてる。

あたしはモノじゃないんですけど……って
抗議すると笑って誤魔化された。

その話が美作さんにも伝わって
迷惑料払えって迫られた。

4人での食事の日。

遅れてやってきた美作さんが
ものすっごーく申し訳なさそうな
表情をして顔の前で手を合わせた。

その仕草にとっても嫌な予感がした。

「わりぃ、総二郎にバレた……」

「はぁ?お前喋ったのか?」

司はふざけんなという表情で
美作さんを詰る。

「喋ったんじゃな……くてお前に
連絡貰ったとき総二郎と
一緒だったんだよ!」

険悪な雰囲気を察して類が
2人の間に口を挟む。

「総二郎にバレたんならあと
2人増えると思うけど?
俺、煩いのヤダしつくしだけが
いればいいから今日は退散するよ。」

類はそういうとあたしの手を
取って席を立った。

「る、類!てめえ」

あたしと類は揃って地団太踏んで怒る
司たちの前から逃げ出した。









銀杏並木を手を繋いで歩く。

以前はただこうして歩く散歩も
侭ならなかった。

「バイト代貰い損ねたね。」

類は笑いながらいう。

「……要らないよ、あたしは類といられる
時間の方を大切にしたいから。」

言いながらちょっと照れた。

あのケンカ以来、あたしは思ったことを
言葉にして相手に伝えることを覚えた。

もうあんな苦しい想いはたくさんだから。

素直になればちゃんと伝わるって
わかったから……

類は優しい眼差しであたしを見て微笑む。

やっぱり貴方が大好きだから
失いたくないの。

「……つくし、手出して?」

類は立ち止まると徐にそういった。
言われたとおりに手を出す。

どっちを出していいかわからず
両手を差し出すと類は笑いながら
左手を優しく握った。

そして、薬指にリングをはめてくれた。

驚いて類を見上げるとあたしの
大好きな優しい微笑がそこにあった。

「この葉っぱがまた緑になる前に
俺と結婚して?」

すぐにその言葉が類からの
プロポーズだって分かった。

あたしは迷うことなく返事した。

ちゃんと、わらえてたかな?

傾いた夕日のオレンジ色の光が
あたしたちを包む。

夕日があたしたちを照らす中
そっと唇を合わせる。

今までしてきたたくさんのキスより
気持ちが篭っていた。

やっぱり好きだから一緒に居たい。

その気持ちはケンカする前よりも
強くなっていた。

あたしはそっと彼の耳元で
愛してると囁くと俺もって返ってきた。





終