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Lover's Concerto

花より男子の二次創作ブログです。
同名のサイトもあります


近所で桜が満開になりました。

その光景ととあるものを見て
ビビビっときたので
創作をしました。

桜色のピルケース♥‪

桜色のピルケース


下地はセリアのジェルネイルです。

この色を見てデザインを思いつきました。

お花のデコパーツはネットで購入。
そんなにお高くないものなので
沢山使いました。

色が気に入って創作に
走るのは久々です。

ピルケース作り
本当にハマりそうで怖い。


まるで拉致されるように連れて
こられた道明寺邸。

相変わらず荘厳な佇まいを見せる
白亜の豪邸。

いつ見てもクラっとするくらい
凄い家だわ。

お屋敷に足を踏み入れたら
すぐに通される。

見覚えのあるお手伝いさんたちも
チラホラ姿が見える。

「牧野様!」

わっと皆さんに囲まれる。

「わっ、つくしすごい歓迎の
され方だね

「コレッ!何をしとるんだいっ!」

玄関ホールに鋭い声が飛ぶ。

「先輩ッ」

さらに懐かしい顔が出迎える。

ここにアイツがいたら……。

まだくた……とか言いそう。

思い出して笑うと杖で思い切り叩かれた。

変わらないわ、この凶暴なとこ。

「お客さんを折檻するのって
タマ先輩くらいですよね……」

「人聞きの悪いこと言うんじゃないよ」

「だって来る度その杖ではたかれる」

こんなやり取りも何年ぶりだろうか。

「椿お嬢様がお部屋でお待ちだよ」

そう言われて奥へと通された。

「つくし?さっきのお婆さんは?」

「お婆さんは禁句よ?聞かれたら
杖で殴られるから!」

背後にタマさんが居ないのを
確認してから2人に話す。

「……何か言ったかい?」

上の階の廊下の手摺りから首だけを
覗かせてそう言われたら……。

連れのふたりはお化けでも見るような
仕草で仰け反った。

まったく、地獄耳なんだから。

玄関ホールを通り過ぎてお姉さんの
いる部屋にたどり着く。

部屋の扉を開けた瞬間、瞳を潤ませた
椿お姉さんに抱き着かれた。

思いきり締められて脳天に星が飛ぶ。

「つくしちゃんっ!」

滋さん並みに強烈な抱き着きに
締め付け……本気で死ぬかと思った。

同じ癖を持つ2人に私、今日は生きて
帰れるかしらと思ってしまう。




久しぶりの再会を喜んだ後
お姉さんは本題に入る。

「実はね、類のお母様からつくしちゃんの
教育を頼まれたのよ」

「え?」

「類も、秋から会社に入って
手伝いするでしょう?

そうするとお屋敷に一人ぼっちの
時間が増えるからそれを回避するのに
その時間を使ってそろそろ習い事を
はじめたらどうかってことなの」

おば様、私のことを考えて色々して
くれようとしてくれてるんだ。

私は自分のためだと思うから
別に習い事で忙しくなっても
ちょっとくらいは構わないと思う。

でも、類は?

あの人、たぶん少しでも離れて過ごす
時間が増えると嫌がる気がする。

だってワガママ坊ちゃんだもん。

でも今は少しだけお互いに頭を
冷やす為にも距離置いた方がいいと思う。

「……秋からと言わず来週からでも
いいですよ、私は……自分のことだから
類にどうこう言われる必要ないです」

嫌だと言うなら婚約を辞めるだけだ。

「そう?あの子に言わなくても平気?」

「別になんか悪いことしてるって
訳じゃないですし」

「類くんて…実はかなり困ったちゃん?」

「あはは、かなり我儘坊ちゃん」

「司より上がいたねぇ」

みんなで笑いながら話が進んでいく。

「本人には私が説明しておくわ」

本当は自分で話さなくちゃ
いけない事なんだろうけど……
今の私達の状態で話をしても
喧嘩勃発して終わりな気がする。

大人に間へ入ってもらって
詳しい話をしてもらう方が
揉め事には発展しなさそうで
なんとか済みそうだった。

「お姉さんは今回お1人で日本に
帰国したんですか?」

「ううん、司の付き添い」

「えぇ?日本まで来て子守りですか?」

私の言い草にお姉さんは苦笑する。

そんなことを話し合ってると
廊下が騒がしくなってくる。

「……ヤダ、修羅場到来?」

確実に今の集団の中には彼がいる。

「話、してくるわね?3人は……
そうね、エステでもしてきたら?」

お姉さんににっこりされて私は
そのままエステサロンに放り込まれた。


朝っぱらからイライラする。


何も知らないF2に絡まれるわ

類の機嫌は拗ねモードだわで

ちょっとウザったい。


感情を顕にするのも馬鹿らしくて

朝から無視してる。


それを面白そうに揶揄うバカコンビにも

めっちゃ腹が立つ。


「……類くんてば、嫌だ、まーた

可愛いつくしちゃんに悪さしたの?」


「懲りないわねぇ~どんだけあの

貧弱なカラダに溺れてんのよ?」


どうせ昼夜見境なく喰われたんだろ?

……と、下品な勘繰りをされたのと。


正直、類の暴挙に頭に来ていた私は

流された自分自身に腹を立てていた。


そのムカつく発言を耳にした直後に

間髪入れずに無言で手に持ってた

中身の半分入ってるペットボトルを

お祭りコンビに向かって思いきり

ぶん投げて黙らせた。


ボコッ!


狙い通りに2人の間の壁にぶち当たって

ゴロゴロとボトルが転げ落ちる。


「……うるさい💢」 


下手な三文芝居しやがってホント

ムカつくったらありゃしない。


正直、殺気立っていた。


「……恐ッ」


「相変らす凶暴、だな」


「……俺、恐い彼女…ヤダ」


三者三葉に呟かれジロッと睨みつけた。


「……司の方が理性あってマトモに

見えるの…何でだろうね?」


ワザとそう呼ぶとムウッと類の

唇が尖っていく。


そんな顔したって絶対に…

もう、許さないんだから!


「……そんなに、お淑やかで清楚で

可愛らしいお嬢様が良いなら…さ

私なんかやめたらいいんじゃない?」


ヤバいと思ったけど口が止まんない。


喧嘩を吹っ掛けるつもりなんて

一切なかったのに……


ホント、私は可愛くない女だ。

こんな性格のままじゃ…

きっと嫌われちゃうね。


自己嫌悪で泣きたくなってくる。


その場にいるのが恥ずかしくて

彼らに背を向けた。


「どこ、行くの?」


「……講義、着いてこないで」


泣かないように目元に力を入れながら

そう言い捨てると私はF3の前から

走って逃走した。


走って走って…


彼らの姿が見えなくなってから

立ち止まるとフッと緊張が緩んで

涙腺も滲んだ。


視界が涙でぼやけていく。








ぼんやりとした思考のまま

その日の講義を受けて真っ直ぐ帰宅する。


その日、私は類とは顔を合わせ辛くて

一日中彼らのことを避け回った。


「つくし?どうしたの?元気ないよ?

「先輩?朝から上の空ですよ?」


また英徳に遊びに来てた滋さんと

桜子に同時に訊ねられた。


「うん、ごめ…ん」


「あー分かった!さてはつくしってば

類くんと下らない喧嘩したなぁ?」


滋さんはそうだとでも言うように

軽い調子で言ってきた。


その調子に乗れずに俯いてると

桜子に溜め息吐かれた。


「重症ですわね…そんな反応鈍るまで

落ち込んでるなんて」


「下らない悩みだから放っといて


2人のことを勝手に周りに話して

余計な揉め事を増やすことは避けたい。


「はぁ」


溜め息を吐くと私は口を噤んだ。


「つくし~話してよ、何があったの?」


「……言えない」


「もしかしてアッチの事ですか?」


自然と顔が赤くなるのを感じる。


「なるほど…見かけによらず類くんて

独占欲強いんだねぇ」


「……着いてますよ、アレ」


耳元でコソッと囁かれ私は慌てて

指摘された場所を手で抑えた。


「……あの、クソガキ💢」


拳を握りしめて固めた私を見て

まあまあと宥められる。


ダメだ。


こんな反応しちゃったら

また可愛くないって言われる。


帰るつもりで席を立つと

両脇を2人に固められる。


ガシッと腕をホールドされ捕獲された。


「実はね、私達これからお呼ばれしてて

行くところがあるのよ、つくしを

一緒に連れてくるよう言われてるから

これから付き合って?


「付き合うってどこへ?」


「道明寺家」


「は?主が不在の家になんて

行ける訳ないよ!」


「ああ、違うよつくしを呼んでるの

司のお姉さん」


え?椿さんっ?

……帰国されてたんだ。




そんな訳?で親友達に引き摺られて

気持ちのグチャグチャなまま私は

道明寺家に連行?されることになった。