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Lover's Concerto

花より男子の二次創作ブログです。
同名のサイトもあります

※R15です。
限定記事にはしませんが
お読みになる方はご注意ください




私は先に戻った類達から
遅れること1週間程度経ってから
東京に戻ることに。

2人の新人の研修中だったから
それを途中で投げる訳にも行かず
仕方なく残ったのだ。

類はゴネもせずわかったと納得して
みんなと東京に帰って行った。

戻ったら覚悟しといてねと
不吉な予告だけ残して。

散々挑発したしみんなでさんざん
虐めちゃったからちょっとだけ
後が怖かったりする。

自分からじゃなかったけど
来てくれたことが嬉しかった。

無事に新人研修に目処がついて
私はまた大荷物を抱えて帰郷する。

しばらくは類のお母様と話し合って
花沢家所有のマンションで私だけ
別居することになっている。

西園寺家でのバイオリンのレッスンも
継続することになっていた。

元に戻らなかったのは花沢家での
同居だけだった。

ほんのちょっとだけ距離を置くことは
一応、類も了承している。

代わりに土日のどちらかは予定を
入れないことで合意を得た。

距離が近すぎて今回揉めたから
同じことを繰り返さないための
対策を練ったのだった。


東京駅に類が迎えに来た。

荷物だけ運転手さんに頼んで
持ち帰ってもらう。

久しぶりに会う類はお父様の元で
修行を始めていた。

彼も予定を前倒ししたらしい。

前に進む気になってくれて
本当に安心した。

あの喧嘩は無駄な事じゃなく
必要なことだったのだと今は思う

私の方にも問題はあったと思う。

類にまっすぐ帰らないのと聞くと
行きたいところがあると言われた。

東京駅から車に乗せられ.向かったのは
いつか二人で行った別荘だった。

「ここなら誰にも邪魔されないでしょ?」

そういった類の色気に当てられで
ドキッとする。

こないだ実家の旅館で見た
ずっといじけ通しで拗ねてた
類とは違う一面を見せられて焦る。

「……とりあえず埋めてよ」

「な、何を?」

「俺の寂しかった気持ち」

「それは……っ」

「2ヶ月だよ?すれ違ってたの」

言われて言葉に詰まる。

一緒に住んでるのに触れない
我慢を強いられる。

そんなのあんまりだと言われ
類に本音を吐かれ胸が苦しくなる。

「わかった、じゃどうしたらいい?」

「俺にキスして、つくしの気が済むまで」

類の瞳は熱っぽく潤み懇願する声は
酷く掠れていた。

ごめんねの気持ちを込めて
チュッと頬にキスをする。

「そんなんじゃ足らない……ッ」

噛み付くようなキスが私の唇に
深く襲いかかってくる。

唇を食まれ、舐めると舌で割って
入り込んできて歯列をなぞる。

舌を吸い出されて吸い付かれて。

飲み込みきれなかった唾液が唇の
端からこぼれ落ちる。

思考が蕩けるような深いキスは
本当に久しぶりだった。

夢中でキスを交わす。

忘れていた感覚が私の中を支配する。

「覚悟してね?絶対離さないから」

この人、本気だ……
私のこと、抱き潰す気だ……。

急に類が怖くなった。





いつも冷たい手は燃えるように熱くて。

類がそれだけ本気なんだというのが
繋いだ手から伝わってくる。

キュッと私の手を握り締め
その力は緩まない。

類に対する少しの緊張と恐怖を
感じながら寝室にたどり着いた。

ドアが開いて部屋の中に引き入れられる。

扉が閉まった直後…類は私の
背を少し乱暴に扉に押し付けた。

少し乱暴なくらいに荒々しく
唇に噛み付くよう塞いだ。

こんな風になるまで彼の心を
苦しめていたことに胸が痛い。

「ごめんね、類」

「もうどこにもやらない!
俺から逃げたバツ受けてもらうから」

少しだけ力任せじゃなくなった。

優しく全身を包んで
抱きしめるだけの力に緩む。

優しく降ってきたキス。

お互いの吐息を飲み込みながら
舌が潜り込んでくる。

口内を縦横無尽に貪る舌に
頭の奥がじんと痺れてくる。

類が教えてくれたキスに
私は抵抗もせずに溺れる。

腕を類の首に回してしがみつくように
身を寄せると音を立てるように絡ませた。

「つくし、キス上手になったね?
誰に教わったの?」

「類としかキス……しないもん」

まるで食べられちゃいそうなキスに
文句を言うと類はクッと喉の奥で
可笑しそうに笑ってみせる。

飴を舐めてた訳でもないのに
類とのキスはいつも以上に甘ったるい。

「もっと、して?」

私の方からキスを奪い返す。

「ん…つく…し」

自分から舌を絡ませやり返す。

「類、だいすき……わたしの」

チュクっと唇を食む音が聞こえてくる。

私の着ている服をたくし上げて
手をスルリと中に滑り込ませてきた。

腰のラインを撫で下ろして
さわさわと触れさせる。

お尻の辺りを揉むように触れられて
ビクッと身体が跳ねた。

ショーツの隙間に手が入ってきて
直接触られて羞恥で身体が跳ねる。

「ひゃうっ」

「ククッ」

類は面白そうに喉の奥で嗤う。

「もうっ、類のえっち!」

「これからそのHをしようとしてるのに?
そういうこと言う?煽るだけって
まだ分からないの?」

ニヤリと歪んだその意地悪な顔に
ゾクリと背筋が粟立った。

ひょいと抱き上げられて奥のベッドに
抱えられて運ばれてしまう。

「……覚悟、しといてね」

彼はそう言うと私をベッドの上に
優しく組み敷いた。



私と類の和解で無事に大挙した
集団は帰って行った。

残ったのは類のお母さまとF4だけ。

無事に元通りになってみんなに
散々文句を言われた。

私も短絡すぎだと苦情を言われ
さんざんイヤミを言われる。

「ちょっと、類…離れてよ」

私にベッタリで人の着物の裾めくって
遊んでる類に声を掛けた。

「ヤダ」

無理やり剥がそうとしたら
全然離れない

「ちょっと司、これどうにかしてよ」

「……無理じゃね?」

まったく!イヤイヤ期の乳幼児か!

「ホントにね……考え直そうかな」

ハァと深い溜め息が出る。

「ちょっと、アンタらもウチの従業員
ナンパしてないでこのひっつき虫
どうにかしてよ」

「だから無理だって」

「梃子でも動かね~よ、諦めな」

西門さんと美作さんはウチの年若い
従業員ナンパしてる。

「言っとくけどその子たちつい
この間まで中学生だったんだからね?
通報される前にその辺にしときな」

スケベ親父とやり返すと

「「え?」」

2人とも顔引き攣らせている。
さすがに年齢が下過ぎたようだ。

「全く女と見りゃ見境なく誰でも彼でも
ナンパしやがって……いい加減にしなさいよ
このロリコン共が💢」

2人をナンパから助け逃がしてやる。

アイコンタクトをしてこの部屋から
逃がしてあげる。

大切な従業員をこいつらの毒牙に
かけて堪るか💢

「つくし……口悪い」

膝の上の類に言われて口篭る。

「うるさい💢アンタはいい加減
そこどきなさいよ!」

膝を占領する甘えん坊の額を
思いきり平手で叩く。

ベシッと良い音がした。

「痛い」

額を抑えて脹れっ面。

ちょっと強く叩き過ぎたかしら?

「お前いつ帰ってくんの?」

「週明けのつもり、この甘ったれは
先に連れて帰ってね」

はっきり言ってベッタリくっつかれたら
仕事にならない。

「邪険にしてやるなよ、ココまで
連れてくるの大変だったんだからよ」

確かに。

拗ねて引きこもって大変だったって言う。
おば様が見かねて引き摺ってきたって
言うから相当手がかかったのだろう。

「私の惚れた花沢類はこんなヘタレじゃ
なかった気がすんだけど……おかしいな
アンタ達変なもの食べさせた?」

強烈な嫌味を言うと3人とも引いた。

「つくしちゃん、毒舌~ぅ」

「牧野のイジメっ子」

「類、負けんな」

類を見ると明らかに落ち込んでいる。
少し虐めすぎたかしら?

「アンタ達ちょっと目を瞑ってるか
あっち向いてて」

「「「なんで?」」」

「いいから!」

誰もこっちを見てないのを確認すると
拗ねて俯いてる類を呼ぶ。

「類!」

チュッ

視線を上げた類の首を引っ張って
引き寄せて唇を下から奪う。

思いきり吸い付いて舌まで入れると
不意打ちにやられた彼は赤面して
何も言わなくなった。

「いい加減に不抜けてないで
しっかりしなさいっ」

耳を真っ赤に染めてこっちを見ている。

「つくしちゃんだいたーん♪」

「ちょっと!誰がこっち向いて
いいって言ったのよっ💢」

照れ臭さで顔を火照らせて
3人に突っかかる。

「うるさい、ロリコンとバカに
言われたくないっ」

「「「誰の事だよ!!!」」」

私達はこういう関係が気楽でいい。

誰がこの時もう気楽な関係に
元に戻れないって思ってただろうか

どこで私達の歯車が狂って
しまったのだろうか?

私にも分からない