前回の更新で書きました
実家の納戸でみつけたダンボール箱を
そのまま札幌に送ってもらい到着しました
その中から卒業アルバムをはじめ
ミュージックテープや懐かしの小物など
釣り人目線ではどうでもいいような
余計な物を除いた中身がこちら
真っ先に目がいくのはリールの箱ですが
私がもし裕福な家の育ちであれば
買ったまましまい込んで忘れていた
ABUの2500Cやフルーガー2600などが
何台も出てきたのかもしれません
しかし実際は欲しい道具を買うのに
それまでの物を売っては購入の足しにする
そんな自転車操業だったわけで
ご想像のとおり全てが空箱です
それでも箱だけでの思い出語りを
初めてルアーを投げるのに使ったのは
いわゆる投げ釣り用の小型スピニング
その後なんとか入手した専用リールは
大森製作所のマイクロセブン
そしてはじめての輸入リールが
貯め込んだこづかいとお年玉を握りしめ
決死の覚悟で東京のサンゴ堂に行き
購入したフランス製の美しいリール
憧れだったミッチェル408です
捨てたはずもなく昔から謎だった
懐かしの箱に今回無事に再会しましたが
残念ながらセットの深溝スプールと
それを入れるケースはありませんでした
そしてその堅牢な作りから
当時の多くのアングラーと同じく
長らく自分のメインリールとなった
ABUのカーディナルシリーズ
大好きだったカーディナルの33
最初の1台はいわゆるロケットベール仕様
その後2台を追加購入し愛用
さらにベージュカラーの3も買いましたが
今回箱は入っていませんでした
44のアメリカ仕様であるゼブコの4
44と同じながらドラグノブがブラック
記憶では芦ノ湖の野崎ボートで購入
最初の北海道住み時代まで
グリグリからサケ釣りまで広く活躍した1台
あまり見かけないカーディナル40
33や44とは違いボディカラーがブルー
静岡に住んでいる時にお世話になった
沼津アマノフィッシングの天野さんが
問屋の倉庫で見つけたうちの1台を即買い
最後はアンバサダー4600CBですが
ボタンを押してフリーにしていたクラッチ
それを現在ではベイトリールの標準である
サムバー方式として初めて発売された
たぶん世界初のリール
マグサーボやLewを愛用中だった私は
横浜ダイヤモンド釣具の神田さんから
このリールの使いやすさを力説されたので
おつきあいで購入したものの使ってみたら
ホンマや (明石家さんま風)
ちなみに箱がふたつあるのは
その後すっかりお気に入りになり
自分の中でメインリールとなるも
愛用のフェンウイックGFC555とセットで
うっかり某湖の底に奉納したため
そして買い直したその2台目も
シマノのカルカッタに取って代わるまで
長くサケ釣りなどに活躍してくれました
そんな懐かしのタックルたちですが
やはり道具は使ってこそだろうと
古くからの釣り仲間である
東京町田でBLCC経営の黒沢氏に
ロッド共々譲ってしまうことにして
使うなり売るなり好きにしてねと
勝手にすべて送りつけてしまいましたが
もし現在でも店のお客さんを含めて
誰かがどこかで使っていてくれたりしたら
嬉しいんですけどね