サッカーボール紹介の続編として、筆者が所有した経験があるサッカーボール以外のボールを紹介します。
今回は、バレーボールの紹介です。2回に分けて紹介します。
まずは、MIKASA[ミカサ]のバレーボールです。すべて国際公認球・検定球の試合球です。[国際主要大会で使用されるタイプです]


※すべて、筆者が所有しているか、以前所有していたボールです。
※一部写真にブレが生じて見にくいものもあります。ご了承ください。
※ボールの説明はすべて他サイトや書籍等からの引用、およびその要約などです。

 



🏐V***W


 

V200W 2019年以降のオリンピック・ワールドカップ・世界選手権など、およびVリーグの唯一の公式試合球として使用

→写真はV200W-V Vリーグ公式試合球(左右とも同じボールの写真)

 

・斬新なパネルデザインと配置
・空力特性の向上により、飛行曲線の安定化
・ディンプルシボと微細なシボ2種類のマルチパターン構造の表皮を使用し、トップレベルのボールコントロールを実現
・特殊なナノテク加工によって、汗でぬれてもすべりにくい

 



🏐MVA

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MVA200(2008年以降のオリンピック・ワールドカップ・世界選手権など、および2009-10シーズン以降のVリーグや天皇杯・皇后杯で使用)
【左】2011年モデル:タイ製のみです。
【右】2008年モデル:日本製とタイ製が混在しています。
※上記はいずれも表の写真です。年により「国際公認球」・「FIVB」・「JVA(日本バレーボール協会)検定球」のロゴの形や位置が異なります。
→2011年モデルは、「国際公認球」のロゴは裏[下の1枚目の写真]に、「FIVB」の大きなロゴは上[下の2枚目の写真]にあります。
→2008年モデルは、「国際公認球」のロゴは表[上の2枚目の写真]に、「FIVB」の大きなロゴは右上[下の3枚目の写真]にあります。

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1.表皮パネル8枚を組み合わせた斬新なデザイン:伝統的な18パネルから、花びら状に組み合わせた8パネルの斬新なデザインを採用し、また青・白・黄の3色から白を除いた青・黄の2色に変更し、それぞれの明度を上げ、より鮮やかで深みのある色に仕上げてボールの視認性を向上させました。
2.ソフト感と柔らかさの向上:表皮素材であるクラレの人工皮革「クラリーノ」は、スポンジ状の風合いを持つマイクロファイバー不織布層に、発泡層を持つポリウレタン表皮を重ねた「2重クッション構造」でソフト感と柔らかさとを向上させました。
3.汗で濡れた時に滑りにくく、ボールのコントロール性を向上:ボールの表面に新たにディンプルシボ(凹加工)を施し、更にフラット面にも微細なシボを付与した「マルチパターン構造」の開発と、特殊表面ナノテク加工を施すことにより、汗で濡れた時に滑りにくくして、ボールのコントロール性の大幅な向上を実現しました。
4.飛行時の空気の乱れが少なく素直な飛行軌道を描く:従来の公式試合球「MVP200」と比べ、「マルチパターン構造」により飛行時におけるボール周辺の空気の乱れが少なくなり、素直な飛行軌道を描くようになっています。

こちらにも詳しく掲載しています[MIKASAの公式サイト内]。


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MVA300(2008年以降の日本国内の主要大会[黒鷲杯など]で使用):タイ製
※上記2個のボールは以前所有していましたが、売却し現在は所有していません。
※左は2011年モデル、右は2009年モデルで、上記はいずれも表の写真です。年により「国際公認球」・「JVA(日本バレーボール協会)検定球」のロゴが異なります。
→裏は共通で、以下の写真の通りです。[写真は2011年モデルの写真を使用]

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上記の「MVA200」との違いは、ボールの表面のフラット面にある微細なシボがないことです。

 



🏐MVP[FIVB OFFICIAL GAME BALL]

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MVP200(2001~07年のオリンピック・ワールドカップ・世界選手権など、および2002-03~2008-09シーズンのVリーグで使用)
【左】2007-08年モデル:日本製とタイ製が混在しています。
【右】2006-07年モデル:日本製のみで、筆者は以下の2006-07Vプレミアリーグ試合球と通常の検定球を所有していましたが、現在はすべて売却し所有していません。上記の写真は2006-07Vプレミアリーグ試合球です。
※上記はいずれも表の写真です。2005年以前のモデルは、「EXCLUSIVE FIVB APPROVED」が「OFFICIAL FIVB APPROVED」に変わっていて、ロゴやマークの部分が小さなデコボコになっています。
→2007-08年モデルのボールには、裏に「FIVB」の大きなロゴ[下の1枚目の写真]があります。2006-07年モデルのボールでは、通常裏にはロゴや文字はありませんが、筆者が所有していた2006-07年のVプレミアリーグ試合球は、裏にVリーグ40周年記念のロゴマーク[下の2枚目の写真]が、左右の側面にサントリーサンバーズの荻野選手・越川優選手[いずれも当時]の直筆サイン[下の3・4枚目の写真]が入っています。

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MVP200に使用されているMICFIBER[特殊合成皮革]は、クラレ、ミカサと関係各社で共同開発した人にも環境にもやさしい驚異のスーパー新素材です。
1.天然シープスキン並みのソフト性を実現:MICFIBERのベースには、1000分の1デニールのナイロン極細繊維を使用、表皮層は厚さ50ミクロンという極薄膜のため、表皮層の上からも極細繊維の柔らかさを直に感じ取ることができます。
2.鮮やかな色目:天然皮革に比べて鮮やかで透明感のある色目を実現、顔料着色のため表面からの色落ちもありません。
3.イージーケア性:天然皮革のような面倒な手入れは一切不要、また買った時のような美しい状態が長く保たれます。
4.環境にやさしいです。
新品の表皮は触るとしっとりしていて、ぶにゅっとした感じで、また滑りにくそうな感じもします。

 



🏐MG / Soft Bilt

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【左】MVL200(1998~2000年のオリンピック・ワールドカップ・世界選手権など、および1999-2000~2001-02シーズンのVリーグで使用):日本製
【右】MGV5(1997年までのオリンピック・ワールドカップ・世界選手権など、および1998-99シーズンまでのVリーグで使用):日本製
※右の写真のボールは1996年モデルのものです。
→上記2個の写真は表のみの掲載です。裏にはロゴや文字はありません。
※上記2個のボールは以前所有していましたが、売却し現在は所有していません。

上記2個ともボールの表皮は天然皮革です。
左の「MVL200」はロゴやマークの部分が小さなデコボコになっています。
新品の表皮はなでると少しざらざらしているような感じですが、滑りやすそうな感じもします。

 



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