http://www.asahi.com/national/update/0305/TKY201103050089.html

東北新幹線に新型車両を運用した列車、【はやぶさ】がデビューしました。
東京-青森3時間10分。最高速度300km/h。とんでもない高速列車ですが、時間をかけて最高速度を320km/hまでに引き上げる予定。
近い将来には秋田新幹線の新型車両と東京-盛岡間の併結運行も始まるでしょうし、初代東北新幹線200系の淘汰、ダブルデッカーの新幹線「Max」ことE1、E4の撤退と共に東北新幹線は最終的に東京-新青森間が2時間50分にまで短縮されるようで。

陸上のファーストクラス「グランクラス」を導入したりしたこの新型E5にいたるまでに様々な紆余曲折を経たことは省略ですよ。

まーた鉄オタ共が運行に迷惑かけやがって。
なにがホームに転落だよ。ホームドアのキャパシティ超えて押しかけたってか。大迷惑だな、おい
もう記念運行は鉄オタに筆記とかを課して濃い人をばっさり切り捨てるくらいやらないと。鉄道会社は鉄オタは採用しないってくらいのところもあるらしい。まぁ、当然といえば当然だな。

波乱ですね、昨年12月の新青森怪魚の時も【はやて】は遅れたみたいだし。初代【はつかり】は事故ばっかりで【がっかり】と呼ばれた再来か?……まぁ、相当試運転してるから大丈夫だとは思うけれど。

そして余ったE2をさっさと上越によこしやがれ。上越新幹線と東北新幹線の乗り心地がぜんぜん違うんだよね。
誰視点にするかってことは重要です。

その1 三人称
いわゆる普通の視点。地の文。神様の視点


Aは言う
A「×××××」
それに対してBは反論をぶつけた
B「○○○○○」
Cは仲裁に入りながら
C「△△△△△」
といった
長所は万能
短所は感情を描ききるのが大変そう。

その2 一人称
ラノベ独特の視点。キョン視点。ギャルゲープレイヤー視点。


Aは言う
A「×××××」
それに対してBは反論をぶつけた
B「○○○○○」
まったく喧嘩なんかよせ。俺は
C「△△△△△」
と仲裁に入る。
長所は感情を描きやすい。まさにラノベ向け。
短所は感情が入るわけだからずるができるわけで。
一人称語りで古典的ながら超有名なのがアガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」。殺人事件の犯人が語り手だったというすごいズル。チート。もうこれやるのはルール違反だろうというまでの卑怯な手口。いや、もう同じ手は食わないぞ。
アクロイド殺し/アガサ クリスティー
¥861
まあ、あとは主人公のいない場面が描けないとかね。

その3 二人称
ついぞこの二人称の本に出会ったことはないね。
だって二人称(僕と君)以外の登場人物がいないわけだからストーリーにならないんだよ。

その4 その他たくさん
たとえば、神視点にキャラクターがツッコミを入れる「オオカミさん」みたいな感じとか、三人称に登場人物の一人称が入り込む「人物視点寄り三人称」などさまざま。特に後者は下手に使うと文章ぐっちゃぐちゃになるから使わないほうがいい。



さて、今年の富士見ファンタジア文庫【読者賞】受賞作品
ヘルカム! 地獄って、ステキだと思いませんか? /八奈川 景晶
¥609
は一人称作品なんだが
一人称が悪いなんて入ってない。
ただ、一人称主が「公正」でないと、バランスがとんでもないことになる。
そう、この作品の語り手の野郎はちょっと価値観がアレな人なのだ。
読者と同じ視点に立たない一人称というのはどうか、読者賞をとったとは思えないんですよね悪いけど
たとえば共産圏で書かれた大ヒットライトノベルがあったとしても、それが一人称視点で書かれていて、主人公の価値観が共産圏視点だとしたら意味が分からないものになるだろうに。それと一緒。

キョンみたく一般人であることが一人称作品の一番大切なところだと思います。
だからラブコメは三人称で書け。
乃木坂春香の秘密なんて主人公が鈍くて頭に来て仕方が無い。しかし読んでる俺も俺だと思うがな。
とらドラ!の成功の秘訣に多分三人称であるところも含まれているんじゃないかな?作者が女性というものもそうだが。

理想の彼女のつくりかた―第1稿のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!/高村 透
¥662
(過去に紹介したかもしれないわこれ)
視点扱いが最低な作品。もう最低とか書いちゃいます。線引きもひどい。主人公の頭のイカレ具合が半端ないくせに一人称。どんなに不条理でも主人公がたりだからどうにでもなるよね、ねえ?
電撃はこのレベルでも本にするわけねトホホ。って本。読んでみたらそのなんだろう、人を選ぶとか以前の何かを感じ取ってもらえるはずだ。二巻読んでないけどちっとは良くなったのだろうか。二巻出るってくらいだから売れたんだろうね。俺の価値観が悪いのか単に売れたのかはみなさんの判断に任せます。

逆に視点の扱いが上手い作品は何かって?
フルメタだよフルメタ。敵味方関係なく視点をコロコロ変えることが可能。短編にいたっては文章で台詞で遊んでいても秀逸の面白さ。そしてメリハリがびしっと聞いている。
フルメタの凄さは内容もそうだが安定した高いレベルの文章能力だと思うわけで。
一般文芸には一人称はあまり用いないから……
あ、一人称で上手いのあったな。
チーム・バチスタの栄光/海堂 尊
¥1,680
これは公正な一人称で書かれています。
さすがにラノベの新人賞とは安定が違う高いレベル。
ましてや茶番のポプラ社小説大賞とは比べることがおかしいレベル。
低血圧の中年が一人称の主であることが冷静に事件を事件として紐解ける一つの原因でしょうね。

一人称はラノベ書こうと思っている人にはもってこいだけどね。結局は書く人の好みという結論。
第五回 声優アワード

主演男優賞: (該当者無し)
主演女優賞: 豊崎愛生(ミュージックレイン)
助演男優賞: 岡本信彦(プロフィット)、中井和哉(青二)
助演女優賞: 新井里美(ゆーりんプロ)、伊藤かな恵(青二)
新人男優賞: 内山昴輝(劇団ひまわり)
新人女優賞: 金元寿子(バオバブ)、佐藤聡美(青二)

歌唱賞: 茅原実里(エイベックス)
パーソナリティ賞: 豊崎愛生(ミュージックレイン)
海外ファン賞: 沢城みゆき(マウス)
シナジー賞: 「名探偵コナン」高山みなみ(81プロデュース)
キッズファミリー賞: 竹内順子(尾木プロ)
富山敬賞: 小山力也(俳優座)
高橋和枝賞 : 田中真弓(青二)
特別功労賞: 野沢那智(オフィスPAC)
功労賞: ささきいさお(ワン・ペアー)、鈴木弘子(賢プロ)、矢島正明(フリー)


あれれ~、なんかおかし~ぞ~



ひっでぇ結果になりやがったなぁ、
声優アワード。もうどうにでもなれ、っておもいました。
なんだこの「主演男優賞 該当なし」って。酷いなあ。ひど過ぎるだろ
そして、えー、なんでしょうね、なんなんでしょうね、あいなまだらけ。
そんなにけいおんがええんのか、けいおんが
最初はどーでも良かったのがどんどんアンチの方向へ行ってる自分が悲しいわ
あとみのりんは消失のイメージしかなかったんだけど、もしかして、それなのか……?
高橋和枝賞ができたということは、カツオの声で有名だった(らしい)この人、ついに賞に名前が残せるようになったのですね。ご冥福をお祈りします。
特別功労賞は死んだ人に贈られる賞になっちゃってるなあ。
ささきいさおは歌手生活半世紀なんだって。水木一郎より売れた歌が多いのになぜかこの人、二番手ってイメージあるよね。アニキ叫びすぎだゼエエエエエエット

あと海外ファン賞、ってみゆきちどんだけ評価高いんだ嬉しい限り。

さて、本題。
あそこまで、「なぜこのキャラにまでこの人がいるのさ。」って出まくっていた。もうとんでもなく出まくっていた花澤香菜と竹達彩奈の名前がないんでしょうか?ねえ、なんでなんだい?
「俺の妹がこんなに可愛い~」はこの二人だったみたいだね見てないけど。
一般投票なら十分に上の方にいるべき人たちなのにどうしてなんでしょうか。
あと朴璐美とかとったことあんだからそろそろ桑島さんに……。一ファンとして……


っていうかシャフトとちわには受賞の日は来るのかな?くるといいな♪







ジャッジメントでぃすの!
ラノベしか読まないんじゃねーの、この浪人生とか思われたら心外なので(別にいいけど)
たまにはきちんとした作家でおはなしを。
昨日の飲み会で挙がった作家にだいたい話題ついていけるんで、その紹介者と共に。
似たもの同士なのかもしれんな本の趣味が。


虐殺器官/伊藤 計劃
¥756

ハーモニー /伊藤 計劃
¥756
トーキョーの山○のおすすめ。ガチジョワジー(造語。ガチなブルジョワジーのこと。この場合のブルジョワジーはブルジョワ、つまりは金があるということで別に貴族階級とか言うわけじゃない。弓道部独特の言い回し)
わりと乱読家だがいい本はしっかり読んでますよ、ええ。
伊藤計劃(いとうけいかく 英語表記Project Ito)はSF作家。若くにして亡くなった夭折の天才。
評価がめちゃくちゃ高い、って言うのと特徴のある真っ暗の表紙。ということは知っていて、先週の日曜日に書店で買ったまままだ読んでいなかったんだが今読んでいる。
ハヤカワのこのサイズの本は20冊も読んでいないけど、とにかく読むのが大変。ライトノベルは電撃が長くて~90分。富士見60分。MFJ45分と厚さ、文字数が同じだからだいたい分かるんだが、内容がとにかく濃くて重くてハードなハヤカワは一気には読めないんですよ。
沈黙のフライバイ /野尻 抱介
¥630
俺がとても好きな作家の本。昨年は「はやぶさ」に影響されてかこの本結構書店で見ましたね。日本のJAXAとか、それに関連する宇宙のリアリティあふれる、悪く言えば夢ぶち壊し現実的なSF
ターミナル・エクスペリメント /ロバート・J. ソウヤー
¥966
(何も言わないから、まずはこれを読め)
Story Seller〈2〉 /著者不明
¥700
あとこれも山○からのおすすめ。
ストーリーセラーとしか聞かなかったから間違って1を買ってしまったんだが俺のミスだ。
これは作家たちのアンソロなんだが、有川浩の「ヒトモドキ」って作品が(再三言うようだが有川浩はすごいんだって)もうとんでもない。有川浩らしくないといえばらしくないが、不気味さ全開リアルで容易に想像できる文章力もさることながらキャラ付けはさすがラノベ作家出身という異色の傑作。「ヒトモドキ」の為だけに買って読めや。

そして炒飯が作れるようになった○子のおすすめ。じゃないね。○子が「面白くなかったんだけど」って言った本。
阪急電車 /有川 浩
¥560
もうこうなったら有川浩全部紹介してやろうか、という勢いですね。紹介しようかなあ。
阪急電鉄の支線の短篇集。群像劇という言葉が一番当てはまるのか。この本で大事なところは西宮とかその辺走っている路線だということ。かの涼宮ハルヒの憂鬱の舞台を走っている路線だということ。

ショタコのおすすめ(ショタコ=ショタコンのわたこ。今思いついた。)頼むからきちんとした好みになってよ、幼女好きのほうがまだましだろオマエ……。
東野圭吾なんだって。東野圭吾知りませんよ。白夜行とか秘密とか白銀ジャックとかタイトルは知ってはいるけれど。

ショタコ
しょたこ
ショタコ
うーん、平仮名かな?


部長のおすすめ。というか趣味
GOSICK―ゴシック/桜庭 一樹
¥630
GOSICK ―ゴシック―/桜庭 一樹
¥580

ラノベ版と普通の本版。俺としてはラノベの方を勧めますよ。このように出版するってことは客集めなんだろうけど所詮はラノベなんですよってことを行っていますね。
俺は読みたいなよみたいな、と思っていたんだがまだ絶版にはなっていない富士見ミステリー文庫の方を買えばいいのか角川のこの角川文庫としては結構恥ずかしい表紙の方を買えばいいのか迷いっていたわけでして
ちなみに部長は冲方丁の本読んでるとか入ったらうらやましがっていた。微妙なすれ違いだなあ。でもまぁ、俺も桜庭一樹読めばいいんだし奴も冲方丁読めばいいんだし。
とにかくヴィクトリカがかわいければいいんじゃないのかな?

あ、あと桜庭一樹って女性ですよ。だまされないで


わりと似たもの同士なのかもしれんな。
もっと直木賞受賞作の話とかになれば文学っぽいし、KAGEROU(笑)の話とかになればリア充っぽいんだろうが。

あとパープルはその頃には俺に寄りかかって酒に溺れていました。寄りかかってきて良いのは女の子だけで十分です。あんなに飲むから。大丈夫だったのかな?帰れたのかな?
試験は終わったけれど、まだ一つのトピックスのまとめが終っていなかったからまとめまして、いよいよ化学のノート閑静なんですよ。

一年かけてやり遂げた、俺の化学の全てと言っても過言ではない俺だけにしか価値はわからないとんでもない情報量を誇る化学まとめノート全三冊。
「物理化学」
「無機化学」
「有機化学」
このように形に残ったのはとても有意義な感じがしていいですよね。
ということでみんなのリクエストがあまりに多かったからその内容をちょこっとだけ掲載。
くわしくは代々木ゼミナールの亀田の授業で。
でも金かかるからボッタクリだから気をつけて。あんなクソ予備校。




Igami Blitzkrieg
気体をまとめてみたり


Igami Blitzkrieg
これなんかは初期

Igami Blitzkrieg
糖類は結局入試に必要なかったんだが……。

Igami Blitzkrieg
周期表。赤い丸は気体。これはなかなか役に立つ。


Igami Blitzkrieg
リン酸の存在の分布とか。
綺麗にグラフにしましたよ。まとめが一番楽しかった頃。

Igami Blitzkrieg
面心立方格子と塩化セシウム型結晶格子、だとおもう。もしかしたら体心立方格子と岩塩型結晶格子だったりして。徹夜して立体描いてた。これは実際書くの大変ですよ

Igami Blitzkrieg
ものすごい役に立つ、酸塩基一覧。
こんなところにだしちゃっていいのかな?

Igami Blitzkrieg
代ゼミ推奨(大爆笑)36色色鉛筆と6色蛍光ペン
そして俺オリジナルベンゼンテンプレート。

Igami Blitzkrieg
これがそのノート。
3冊だけど継ぎ足し継ぎ足しでページ数とかノート6冊分あるんだよ。
受験も終わったからアニメでも見ようか、って選んだ作品が大人気アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」
タイトルのゴロが悪いとか絵柄がとかいう印象はさておき貯めて一気にみたんですよ。


陰鬱外道。陰獣なんてレベルはなんだったのでしょうかあのQBは

やりすぎなシャフトというかやりすぎな脚本というか、やり過ぎですよ虚淵
これ見てから受験会場行ったら受かるもんも落ちるレベルだ。

9話まで見たんですけどね、3話で……8話で……9話で……!


どんな理由を並べても最期まで見たら救いがあるなんて思えません。
OPは詐欺。EDは不安定になる感じが大当たり。
というか魔法世界といえばいいのか、ありがちな「結界」内部がすごい怖いんです。涙目になりそうなくらいの不安定さ。気持ち悪いとかそんな程度の言葉では表現できません。

なんでこんなアニメにしたんでしょうかね?イカちゃんでも見てほわわわわしてればよかったのに。



Igami Blitzkrieg

〈コイツの外道さを許してはならない! 人間として!〉

教えるプロに習うのはもうこれきりにしようや


サイエンスには夢があるでしょ? 人間は未来を喰って生きているんだ。

未来がないから、表情が暗いんですよ。ないんですよ。


大学に行くためのちょろまかしの方法で嫌々勉強をするのが君たち。


弓道部の飲み会だったのですが、そこで言えなかったことを記載しました。
さて、大学生はよく飲むそうですね。
おそらく浪人生は新歓コンパとか行って案外近くに住んでいる女子の先輩、先輩とはいっても年齢は一緒という不思議な先輩があまりに飲むから止めたり胃薬渡 したりしながら、ぐだぐだで飲み屋の臭いで髪の毛がぼさぼさのその先輩の部屋まで肩を貸して連れて行って鍵を開けて靴を脱がし布団を引いてベルトを緩めて あげて味噌汁作って帰る(も、もちろん見ていないんだからな?う、嘘じゃない。いい匂いだったなあ、なんて思ってないんだからねッ!)、ということが日常 茶飯事滴になるのでしょうが、浪人しての先輩というものは心痛むものがあるから同級生でお願いします。



バカやった京大のカンニング犯が捕まったそうですね。
日本の警察は優秀ですね。
受験生の風上にも置けないこのゴミ野郎は散々に反省をし、悔いて悔いて悔いて悔いて悔いて悔いて悔いて悔いて悔いて悔いてもう二度とすんじゃねーぞこの卑屈カスニート野郎が




浪人ってのがなぁ、どれだけ辛いものだと思ってんだよ、え?



浪人生ってのは専門学校生という社会的立場は一応あるけど、最底辺下層の人間なんだよ。ニートに漸近する分布なんだよ。ごくつぶしなんだよ。CO2排出マ シーン、もやしっ子体力なし需要なし役立たないピリピリしている害悪害悪害悪不健康。百害あって一利なし。ブーツで地面に頭を踏みつけられてしまっても仕 方のないような存在ですから、常にすさみ悲観的になり時には便所飯もするような浪人生になるというものです。

悔しいやら情けないやら、頑張ろうというアクセルともう落ちたくないというブレーキをうまく使い分けないと死にますよ浪人生は。
死んでも価値はないし倍率が下がるだけなんですけどね。

そんな浪人生が、理性を超えたチート行為。ズルなんてレベルじゃないことをしやがって、おい。なにが京大だ。京都大学は西の雄だぜ日本任目の帝国大学だぜわかってんのかよ、それだけの学校に入る覚悟がある奴がよくもまあこんなことができたな?

世の中には自信も希望もすべて失ってでも合格圏内に引っかかるかどうかすらわからない大学を無理して自分のモチベーションをいじってドーパミンだして受験している人間がいるんだっつーの。どれだけのことしたのかわかってんの? 受験バカにしやがって。


俺は怖くてそんなことできませんでしたよ。 やるとしたらもっとバレない方法でするし
―――本物のSFが一体なんなのか、おしえてやる。


一般書とライトノベルの線引きの一つは「イラストの有無」であるが、それ以外の線引きは考察の質ではないか、と思っている。
有川浩の「図書館戦争シリーズ」(たびたび出すよな有川浩。だって実際にこの人のいいんだぜ)はライトノベル
「自衛隊三部作」(塩の街、空の中、海の底 塩の街は電撃文庫じゃなくて角川文庫版で)は一般書。

どちらももともとのラノベ作家の書いた作品であるが、挿絵はない。
リアリティ重視の作家だがどうしてもこの二つのシリーズの間にボーダーラインがあるのだと思うのだ。

〈本物のSF〉
天地明察で一躍有名となった冲方丁。その原点はラノベ作家。
紅犬(ロッタ―)、黒犬(シュヴァルツ)、白犬(ヴァイス)の少女MSS〈猋(ケルベロス)〉は「なんか世界とか救いたい」とかいって働く、所謂機巧少女もの。ありがちといえばありがちですが、これが絵のついたメディアではおそらく頂点かな。けっこうグロイ描写も出てくるので、アニメ化は絶望的。というかするな

オイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White/冲方 丁
¥580
こちらはまた別の、そして並行する物語。
鳳(アゲハ)、乙(ツバメ)、雛(ヒビナ)の三人のMSSが活躍する。

「さ――ぁ、乙さん、雛さん! お仕事ですわよ!」

ライトノベルに歩み寄りしているのはこちらかなぁ?
スプライトシュピーゲル I Butterfly&Dragonfly&Honeybee/冲方 丁
¥588
【冲方丁最後のライトノベル】といった帯が巻かれていたテスタメントシュピーゲル。
とにかく、手を出しにくい(まだ読んでないからわからない)
テスタメントシュピーゲル 1/冲方 丁
¥880
灰村キヨタカ(はいむらきよたか名義)、島田フミカネといった第一線で活躍する俺の好みな絵師さんが挿絵っていうのもポイント高いですが(ちなみにテスタメントシュピーゲルは口絵だけ。挿絵はないんですよ)

なによりこの【シュピーゲル・シリーズ】の最大の特徴はそのトチ狂った文書ね

…………………………
そのとき、けたたましい音が二人の声を掻き消した。
車のブレーキ音―――タイヤの擦過音=複数。
不意に少女の身が沈んだ。
翻るスカート―――長い脚が突風のように警官の膝を蹴った。
ものの見事に転倒する警官―――ぎょっとなる冬真。
通りに急停止した三台のバン=その窓から突き出される、幾つもの自動小銃。
閃光/轟音―――立て続け。
弾丸の平井―――警官の上半身があった空間―――教会の壁に横殴りの弾痕×6。
粉塵/火花/鉄が焦げる猛烈な異臭―――辺りが明るむ/目がくらむ/空気が震える。
ほんの一瞬の間に、世界のすべてが塗り替えられる。
…………………………

これが地の文そのまま写しましたものですよ。
合うか合わないかはあなた次第、本物のセミライトSFが待っています。

このシュピーゲルシリーズはテロに対抗する少年、少女たちの物語なんだけどねェ…………

それと似たようなものを電撃文庫の売れっ子作家が書いているのですよ。


ヘヴィーオブジェクト/鎌池 和馬
¥641
ヘヴィーオブジェクト採用戦争/鎌池 和馬
¥641
そう、鎌池和馬。
クウェンサーとヘイヴィアはふたりとも軍隊で「オブジェクト」と呼ばれる超大型多脚戦車の敵国の破壊工作をする日々……なのだが。以下略。

浅いなあ、って感じ。冲方丁と比べるのもなんだけど。
読みにくさはこっちのほうが上ですよ!

あと機械少女的なのは
IS(インフィニット・ストラトス)/弓弦 イズル
¥609
(ベタベタなラノベだなあ、って思って発刊当初から生暖かく見守っていたけど売れているみたいよ)
機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing ”Cannibal Candy” (/海冬 レイジ
¥609
(〇〇~は××~ない。の派生。内容?そんなもん期待してはいけない)
蒼穹のカルマ1 (富士見ファンタジア文庫)/橘 公司
¥609
(メカと少女である。といってもこのシリーズは変態さんしか出てこない。かなり好きだわ)
ヴィークルエンド /うえお 久光
¥662
(単発ながらに面白かった)


冲方丁はきちんとした作家であとはライトノベルね。
ブログテーマが 読書 と 鉄道 なんだって。

読書の方はラノベレビューをしているからそれなりにはこなせているのではないかと思うんだけれど、鉄道については全然書いてない気がして仕方がない。
え、書けって?
批判ばかりになりそうだから書かないんですよね。
たとえば名車「成田エクスプレス」初代車両253系の再就職先のこととか
たとえば最近のジョイフルトレインのデザインについてとか。
たとえばJR東海の博物館についてとか
たとえば中国にJR東日本が間違って輸出みたいなことをしてしまったE2新幹線車両とか

しかしそんなことを書くつもりはありませんよ。
試験も終わったから停滞していたLNER A4の仕上げにかかっています。
そしていま、つぎなる紙で作る蒸気機関車のターゲットをロックオンしました。
今回はそれの紹介です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E9%89%84%E9%81%936000%E5%9E%8B%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A

鉄オタの人(そんな人は俺のブログは読まないだろう)はこの記事の分かりにくい専門用語を読めばいいじゃないか


Igami Blitzkrieg


Igami Blitzkrieg

この機関車の名前は「King george Ⅴ」(キングジョージ五世)。
イギリス四大鉄道時代、大西武鉄道がイギリス最大の蒸気機関車をうたって製造した急行専用機。
性能はあのLNER A4よりもちろんよく、最高時速は100マイル(時速160km)はあるはず。
日本でいえばC59やC61クラスの機関車で(A4は日本で言うならC57)コーニッシュ・リヴィエラ、チェルトナム・フライヤーといった看板列車を牽引していたエース。

ってだけだったら別にカーフリー・カッスル級やオルトン・ホール級、スター級など魅力的な機関車がGWRにはたくさんあるんですけどね。
このNo.6000に惚れ込んだ理由はこのベルなんですよ
Igami Blitzkrieg

なぜ機関車にベルが乗っているかというと、アメリカで載せられたものだからなのです。
アメリカの機関車はカウキャッチャーとベルを付けなければいけないというわけのわからないバカな規約があるせいであんなに不細工無骨不恰好なのですが、米英振興のためにLMSのロイヤルスコット級やプリンセス級が贈られまして、それと同じようにこのキングジョージⅤも渡米したって言うわけ。
そしてその友好の証ということでずっとこのベルは載せたまま。
いやあ、お洒落じゃないですかこれ。

Igami Blitzkrieg
(ベルの乗ったA4もあるんだけどね。  4489 Dominion of Canada)



狼と香辛料 /支倉 凍砂
¥620

狼と香辛料〈16〉太陽の金貨〈下〉 /支倉 凍砂
¥641
(やっぱり絵師さんの画力の向上を見るとスゲーものがある)
狼と香辛料です。剣も魔法もない、貨幣経済と行商のファンタジー。
行商人ロレンスはある夜賢狼ホロを拾って、各地でごたごたに巻き込まれつつ稼ぎながら足袋をしていくという単純なストーリー。ただしその内容はゆっくり読まないと頭には入ってきにくいような商売の、経済の利潤の仕組みがたくさんである。
ロレンスの目的は自分の店を構えること。ホロの目的は何百年も前にあとにした故郷ヨイツの森へ帰ること。
二人の一筋縄ではいかない掛け合いもさることながら、行く先々で出てくる「じゃがいもチーズ」「蜂蜜をたっぷりかけたパン」「小豚の丸焼き」「桃のはちみつ漬け」など、食指が動く食べ物がとてもおいしそうであるのも特徴。人魚伝説や土着神にもさまざま触れている。
学園ラブコメ、能力者バトル、厨二病電脳萌え系美少女たっぷりの電撃文庫では異色の作品。キノの旅がどこから読んでもいい短編集。狼と香辛料は長編。どちらも行く先々でのごたごたに遭遇する「銀河鉄道999」の流れをくむ……のかな?
途中に短篇集が三冊。

そして16巻、「太陽の金貨〈下〉」でついに本編が完結!作者曰くもう一冊エピローグを出したいといいますが、楽しみですね。
フルメタル・パニックも未だに本になってない短編がいくつかあるからそっちも期待です。
エピローグ編にぶんなげた所もありますが、ホロとロレンスの物語には綺麗にケリはついたかな、と思います。
文倉十先生の挿絵は気に入っていますが表紙の絵をロレンスとかにしないでホロとロレンスが御者台に乗っているようなものにしたら十分に児童文学いけるのではないか?
っていうか目次の上のあのデフォルメキャラがすごい好きなんですよ。ロレンスの。というかロレンスが好き。

ゼロの使い魔はあと二冊。フルメタも狼と香辛料もおそらくハルヒも完結します。
とある魔術の禁書目録は次巻からは「新訳・とある魔術の禁書目録」となるので一応は22巻で完結しているわけで。
ライトノベル全盛期のトップに居た作品たちがつぎつぎに完結していくのは悲しいやら喜ばしいやら。
以上の作品ってみんな「このライトノベルがすごい!」で一位をとった作品なのですよ。


もし上条当麻が死んでいたとしたら僕は作者を許しません。
一巻で上条はああステイルとねーちんに言い放ったのだから、それで御坂とインデックスが悲しむなんて許せない。一方通行だってそれは許さないでしょうね。