気分転換(出来るような心境ではないが)のために書店に赴いた。
終戦の玉音放送があった瞬間も変わらず日本の鉄道は動いていたのと同様に、本屋に行って本を買うのだ俺は

せめてもの気晴らしといいますか?

病的に病んだところでどうしようもないのですよ諸君

ってことでラノベの話いっくよぉぉ!(空元気)

新約 とある魔術の禁書目録 /鎌池和馬
¥662
大々的宣伝をしている本書。上条当麻のいない世界。浜面仕上と一方通行が主人公の世界。
なんでもいいけどこの本のタイトルが「とある魔術の禁書目録」ってどうなのよ(禁書目録シリーズに対しての苦情ともいえるが)

ゴールデンタイム2 答えはYES/竹宮ゆゆこ
¥557
こーこ先輩(と俺は呼んでいる)好きだ結婚してくれいやマジで

ってのはいいとして、竹宮ゆゆこ節炸裂(であることを願おう)まっさきに読みますよ

来たるであろう大学生活へのお手本になるのがゴールデンタイムである。新大学一年生の諸君は読むといいよこれ一巻から。

メグとセロン VI 第四上級学校な日 (電撃文庫)/時雨沢恵一
¥599
ジャージが好き。と言っている時雨沢恵一とはやはり分かり合えるとは思えない。ジャージ好き必見のこのメグとセロンですが、もう6巻です。というかこの学校はむしろ制服のほうが可愛い。ナターシャの制服姿とかかわいい。というかリリアの制服姿の方が可愛い。というかアリソンのほうが可愛い。
時雨沢恵一とくればあとがきですが今回のあとがきは……? それは自分で見つけたほうがいいでしょう。

そして、誰もが嘘をつく /水鏡希人
¥683
マイナーながら評価の高い水鏡希人。久々の?新刊ですね。静乃さんとこの蒼緋の続きは出ないのか、とがっかりしつつも今回はかなりのボリューム。期待していいでしょう

(読んだ本の感想言えよ!)とかおっしゃられますか?そのとおりです。
ので、読んだ本の感想を

星図詠のリーナ (一迅社文庫)/川口 士
¥670
このシリーズ、三巻で完結したんですけど、昨晩三巻読んだんですけど、なんか尻切れトンボだった。ちゃんちゃん。
というのはあまりにひどいので説明
とある国のお姫様が召使(メイドさん)と出会った傭兵(凄腕)と旅をしながら地図を作っていく、というストーリー。
キーワードは「竜」
毎巻ごとに冒頭にそこまで作った地図が載っているよ。

(これでだいたい説明終了)
分かりやすく言えば剣と魔法のファンタジー、なのかな

(この日記は俺の気分によって運営されています)
(よって今のようなどん底よりふたつくらい上だと日記を書こうかやめようか悩むあたりにいるんですね)
(涙が出ません)
(全力を尽くしていたら泣けたのでしょうか)
(すると全力を尽くしていなかったのでしょうか)
(後期試験は12日)
(最後の砦ですね)
(東○大の正体は東北大学でした!)
(東北大学に合格したドラゴンさん、本当におめでとう。できれば一緒に入学式の場に居たかった……)
(っていうか人生不公平だとかいいだすとブログ炎上の可能性がありますのでこのへんで)
(俺よりも俺のママンの方が葬式ムードで気まずい)
(今晩の相棒スペシャルが楽しみ)
(電撃を明日買いに行く)
えっとやる気を出すときは歌詞のない曲を、
元気を出すときはリズムたっぷりな曲を、
そして勇気を出すときは歌詞に勇気たっぷりの曲を聞きますが

逆に
落ち込んだ時はとことん悲壮なストリングスを聞いたり
もしくは止まりそうなピアノを聞いたり
極めつけはさだまさしか中島みゆきを……。


理科大おちて国立までの間にとある曲を数十回聞きました。
奈々さんの(水樹奈々のこと。歌の上手すぎる声優。かなり有名過ぎる声優。)曲ですが。
この人の曲元気になる裏返せば励ましになるんだよね。奈々さんの歌詞だったりそうじゃなかったりするけど、まあメロディのパワーも大きいだろうけれど。(都合よく抜粋してみた)

innocentstarter(なのは無印のOP)
膝を抱えて部屋の片隅
いつも不安で震えていた
「本当」を知ることが恐くてトビラを閉じた
優しい嘘に居場所を見つけて夢の中に逃げ込んだ
(そんな時代もあったねといつか笑える日が来るわ)

JUMP!(これがそのとある曲)
最強に元気出して行こう!
ひるんでるヒマはない
模範解答見当たらなくても
最高を捕まえに行こう!
もう一度エンジン全開
温まってく 生まれたての純粋―ピュア―な宝石

遠慮してちゃ始まらないよ
モード切り変え時じゃない?

(ルビがアレだとか気にしてはならない。私立の不合格のあとに国立へのエンジンかけ直しのためにあるような曲ですね。)

PrimalAffection(マイナー曲だけどすごく好き)

いつの頃から まとめられない
見通しは 何とも言えない 堅苦しいのね

言いたい事 分かるけどね こだわって期待はずれ?
最近足りない事 探し出してみよう
取り残され 悲しんでも 大人になりきれない
確かなモノは 経験でしょ 生まれ持った素直な
感情は今も 変えないで行こうね

やりたい事 思い出して こだわって期待通り!
最近足りない事 プラスして生きて行こう
取り残され 悲しんでも 大人になりきれない
確かなモノは 経験でしょ
生まれ持った素直な 感情は今も 続いている
あの日から 変えないで行こうね

(なんかやる気出るよね。)

PHANTOMMINDS(なのは劇場版主題歌)


いつも探してたんだ 本当の笑顔溢れる場所
微かなその温もりに未来を映して動けずいた
見えない明日に希望を重ねて
不安な夜を繰り返すより
今ここにある小さな幸せを守りたい

(動けない事への葛藤なんだなぁ)

Pray(なのはStrikerS挿入歌)
今は前だけ見ればいい... 信じる事を信じればいい...
愛も絶望も羽根になり 不死なる翼へと
蘇れ僕の鼓動

僕は今でも弱いままで 光の剣を抜けないでいた
残酷な運命(いま)を逃げないで 凛と生きる為に
いつしか涙は明日を灯す 奇跡の太陽に
もう行こう 護るものがあるから...

僕は力はいらないよ たった一人を救えるなら
百年の時をループしても 君を迎えにゆく
何度倒れても空を見れば 答えがあるはず
夜明けのない 世界なんてないから

僕はいつでも傍にいる どんな時でも傍にいるよ
この世の全てが敵だって 君だけの盾になる
いつしか涙は明日を灯す 奇跡の太陽に
もう行こう 護るものがあるなら...

(新大落ちたころに聞いてた。まさに祈り。この「僕」になりたいものだ。)
だいたいこんなもんかな。結局弱い心を捨て去って前へ進みたいというおおまかな流れがひしひしと歌詞から伝わってくる。これだけだとけっこうよくある?けど奈々さんの声とメロディで俺は元気になれる。

みゆきさんの場合(中島みゆきのこと。本物の歌姫。神曲しか書かない。)


途に倒れて誰かの名を呼び続けたことはありますか?
人事に言うほど黄昏はやさしい人良しじゃありません
別れの気分に味を締めてあなたはわたしの戸を叩いた
わたしは別れを忘れたくてあなたの目を見ずに戸を開けた

恋の終わりはいつもいつも立ち去るものだけが美しい
残されて戸惑う者たちは追いかけれ焦がれて泣き狂う
(わかれうた。こんな歌詞ふつう書けない。あまりに痛い歌詞ですから)

世界の場所を教える地図は
誰でも 自分が真ん中だと言い張る
私のくにをどこかに乗せて 地球は
くすくす笑いながら 回ってゆく
(EAST ASIA 最高傑作と俺が勝手に思ってるアルバムの表題曲。なんだこのすべてを悟った短い言葉)

間に合わないって気持ち あなたにはわかるかい
追いつかないって気持ち あなたにはわかるかい
変わりたいと思った 全部変わりたいと思った
ついに或る日ドアの向こうで噂話 あたしの噂
「あの人って、あの人って、変わ・・・・・・・・・・・・ってるよね」

他の人はどうして何でもできるのだろう
他の人はどうして間違えないのだろう
やらなきゃならないこと今日も追いかけて24時
何がやりたかったかなんて今日も置き去りで24時
間に合わない宿題が またひとつ積み上がる
(とろ とろって曲名。よくわかっている歌詞。)

あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷んでいる
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている

夢が迎えに来てくれるまで 震えて待ってるだけだった昨日
明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」

.失うものさえ失ってなお 人はまだ誰かの指にすがる
柔らかな皮膚しかない理由は 人が人の傷みを聴くためだ
(銀の龍の背に乗って。医療だけじゃない、社会に生きる人間すべてが人に対して行動する際にこの曲を思い出してほしい。)

瞬きひとつのあいだの一生
僕たちはみんな一瞬の星
瞬きもせずに息をすることさえ惜しむかのように求めあう

ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく
ただ痛むための涙だけを持って生まれた裸すぎる獣たちだ

君を映す鏡の中 君を誉める歌はなくても
僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも
(瞬きもせず。銀の龍の背に乗ってとつなげて聞いたら更に分かるような気がする)

このへんかな
茅原実里でも聞いて勇気だしていこうっと

プラレールでLNER 4472 Flyingscotsman作っちゃった人のブログへ俺が書き込みして自分で「ああ、もう10年くらい紙工作しているんだなあ」とびっくりしたから反省がてら振り返ってみる。


JR東日本 鉄道ペーパークラフトブック/東日本旅客鉄道
¥2,000

この本を小2の時に買ってもらったのが最初。
当時俺は「純粋な」電車大好き少年であり、これで東京駅をつくるんだ!とか言っちゃってた人でした。
しかしこれが難しい。
当時つくることのできた工作は「小学二年生」の紙工作であり(はさみのり不要。今から考えてみたらそれでしかも遊べることのできたふろくってクオリティ高す ぎだろう)、紙の線どおりに切り取って子供には危ないカッターナイフをつかって切ってのりづけして完成という超ハイレベルなものでした。
とくにC57SLばんえつ物語号は地元を走る列車ということもあり三年生の10月に挑戦。
ぼろぼろながらも自己満足できる出来となりました。なんと当時はまだセロテープの助けを借りないと作れないレベルだった。


http://www.westjr.co.jp/fan/paper/

↑似たようなペーパークラフト作りたきゃここからただでDL出来る

まあこんなのを小六くらいまでずっとつくっていまして、
そのころ見つけたのが少しレベルの高い蒸気機関車C62 2号機。所謂スワローエンゼルのペーパークラフト縮尺1/50

Igami Blitzkrieg
夏休みの工作のレベルですよね。2000円くらいしたのかな?

そして中二の頃、またちょい上のレベルのものにとりついてみた。
真っ白な蒸気機関車を組み立てる「紙で作る蒸気機関車」
すごく上手に作った人がいたので写真を無断転載。
Igami Blitzkrieg

このくらいのレベル。縮尺はHOゲージとおなじ1/80
とてもよくできています。A4つくる時の参考に多いになりました。

そして、技術向上が自分でも感じられたから設計図(三面見取り図)からのA4制作に踏み切ったわけです。

Igami Blitzkrieg

いわゆる蒸気機関車とはかけ離れたフォルム。難しい前面をうまく処理できたときにはもうこれはいける!と確信しました。未だ未完成。完成するのは特急客車編成ができた時だと思います。いや、もしくは展示台ができたときかな?
上のC62に優っているぜ!と自慢できるのはスポークをきちんと作ったところです。

で気づいたら10年です。
紙の扱いがとてもうまくなったと思います。カッターナイフだったら二枚重ねたコピー用紙の上だけを綺麗に着るくらいの芸当ができ用になりました。それなりには進歩したのだと思います。
とはいえ、A4ができたらKingGeorgeⅤをつくるわけで。今度は形式でなく(といってもおそらくこのA4はセカンドロットのどれか、戦前バージョ ンですが。)機関車そのものズバリを指定して作るのですから多少ハードルは上がるものかと。A4に比べて日本ではマイナーな機関車ながらとても優美な機関 車ですのでじっくり腰をすえてつくろうかと思いますよ、KingGeorgeV
こんなにきれいな機関車なのにGeorgeとかなんか嫌だね。女性名詞とかできないのか!と思う俺はアレかな?
一般の小説を一冊読む→ラノベを一冊読む→一般の小説を一冊読むの繰り返しをしております。
一年くらい貯めた単行本を多く読破しましたよ。


アリアドネの弾丸/海堂 尊
¥1,500
これはラノベと言っても差し支えないようなフィクションですね。
村上春樹とかの人と入間人間の間、みたいな?

チームバチスタの栄光から始まる一連の「バチスタシリーズ」の新刊。バチスタ→ナイチンゲール→ジェネラル・ルージュ→イノセント・ゲリラを経てこれ、アリアドネなんですが、
今作はナイチンゲール以来のいい感じの作品でしたね。お気に入りの島津医師も出てきたし、というかナイチンゲール以来の登場人物がちらほら。螺鈿迷宮にも、極北クレーマーにもリンクして、なおかつ持論を前面にもってきているのはさすがはバチスタシリーズの続編とだけあります。
MRIの検査室でみつかる自然死のように思われる死体。そして再び検査室で見つかる銃殺死体。容疑者候補は大学病院の院長で……

読む価値のある本なのでネタバレはしません。
三人称視点とグッチーの(グッチー:田口公平。この作品の主人公にして語り手。血が苦手なため精神内科、不定愁訴外来を受け持つ。リスクマネジメント委員会委員長にして、今作からは新たに開設されるAIセンター長に就任)
ぼやきのような語りの切り替えがとても技巧的で上手い。三人称をバックヤードにしているのが賀東招二なら一人称をバックヤードにしているのが海堂尊。

これでは今月のラノベじゃないんじゃねーか、とか思ったでしょ。そりゃそうだ。
死想図書館のリヴル・ブランシェIII /折口良乃
¥662
書き方に癖及び特徴があるがこれまた上手い作家さんの本。非情にラノベらしい文章をかきます。あとがきにはアリプロジェクトを聞きながら、とある。

この表紙に写ってるバニーガールだが、実は彼女、司書でありメイドさんです。メイドさんで司書とか俺得だけど、彼女が管理しているのは禁書や焚書のあつまる「死想図書館」。彼女の名は、言わずもがなリヴル・ブランシェ。
今回は第三巻で、第一巻はクトゥルフ神話中に出てくる「ネクロノミコン」。二巻は忘れた。お茶の本。
ってかこの図書館おそらく「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」って電撃文庫の汚点となった?あれが収蔵されているのでしょうか(大爆笑)

そして今作、三巻は「不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)」。
しかし、不思議の国のアリスってみんな大好きだよね俺を含めて。
作家=ロリコン集団とは思いませんが、しかし金髪ロリータエプロン幼女のイメージをアリスという言葉から想像してしまうのは誰あろう○ィ○ニーの仕業と思われるわけで。ちなみにあの映画よりも原作、不思議の国のアリスおよび鏡の国のアリスに出てくるアリスはずっと幼女です。
むしろアリスはロリババァみたいなキャラとかでもなんでも幼女じゃなきゃダメなイメージが定着したね。

有名どころで行けば、某「東方」シリーズの同人サークルが「上海アリス幻樂団」。このアリスは、このアリスです。
東方はキャラクターごとにテーマ曲が決まってたりするわけで。キャラによっては何曲もあったり。
「旧作(サークル名が上海アリス幻樂団となる前の作品)」と呼ばれるご作品の最後の作品に金髪エプロンドレスロリータ幼女が出てくるんですが、その名のズバリ「アリス」。彼女の楽曲が「Romantic Children」「不思議の国のアリス」「The Grimoire of Alice」まったくもって、不思議の国のアリスのアリスなんですよ。

まあそんなアリスにしっちゃかめっちゃかに引っ張りまわされるという作品。

ヤンデレの女の子は一つの萌え要素になるけどヤンデレのブサメン野郎は
紬と唯と澪が既に大学合格決まっている、みたいな状態での律が俺、って状況(澪は推薦)


やっと、亀田の授業を最後まで信じた仲間からの合格通知が来ましたよおめでとうございます。

しかし、これで俺が落ちたら……と考えたら泣きたくなる。
みんなが先に行っちゃう。
というか決まったんだから行っちゃった。

はぁ。

○くんと○島と○藤くん、新大医、秋田大医、北大農、合格おめでとう!
一年間ずっと近くにいた代ゼミの仲間だからこそ歓びも大きいね。
もう彼ら辺りみんな合格したらもう他の連中はどうでっもいいすね。


さて、人のことはいいから俺は

ああ、受かっていてくれ
受かっていてくれ
受かっていてくれ
書くこともないからどどどど、って代ゼミの一年を振り返る。実名出るかも。(この日記どれくらい書けるのかテストを兼ねてたりもする)

2010年、3月某日。
僕は―――大学に――――――――――――落ちた。
地元の国立大学の後期試験である。もちろん、私立など受かっていなかった。
呆然。失笑苦笑い。
当日はなんか、合格発表を見に行ったのだが、ラグビーかアメフト部の人に胴上げうんぬんで話しかけられていて、いざ合格発表見てきます!と意気揚々と掲示板を見に行ったらなかった。から、彼にもなんか気まずい思いをさせてしまいましたね。
そして、その帰りにドクターに電話したわけ(ドクター→○夢のこと)
俺「へい」
ドクター「ヘロー」
俺「No!」
ドクター「……ノーっ!?」
俺「う、うん。」
ドクター「県高補正も駄目だったのか?」
俺「ああ、すまない。」
ドクターは親友(だと俺が勝手に思っているだけで向こうは俺を変な人としか認識していないかもしれないけど友だちだと思っていてくれたらうれしい。なにかにつけて俺が口舌を垂れてドクターが聞いてくれる、そんな関係なんだよね。昔からそうだが俺がとても仲の良いと思っている友人は話を聞き上手だ、と思っている。いや、まじでいいヤツだから)だからか、仲良く卒業式の時点では大学が決まっていない浪人予備軍仲間だったというのにもかかわらず彼はさっさと後期受かって賢者タイムしていた。プリキュア見てた。

実は弓道部男子10人で(ちなみに弓道部は男子11人。一人は引越しの関係で行けなかったという)
で卒業旅行に行こうと計画していた。俺が。交通機関なら任せておけ、ということで。
その落ちたまま電車にゆられて新潟駅のびゅうプラザへ向かおうとしていたのだが、その車中で同じく高校の友だち、医学部を受けて落ちた俺とは違うエリート浪人生がいたりして。もう浪人への心構えが出来ているというその屈強さ。

センチメンタルジャーニー。
部活の送別会はすごい気まずい。なにせ俺だけ浪人という憂き目、悲劇、もはやギャグ。それが起きていたからな。その足でムーンライトにのって関東に出るのだが、一人引越しで来れないという○子が途中合流も可能かもしれないという。
送別会の昼間、最初にボウリングに行ったんだが、お兄さん(天才な、アホ)がためらうことなく「井守だけ浪人だね」とか言ってきて。すごく泣きそうになった(泣いてない)
センチメンタルジャーニーはとても楽しかった。11人揃っての遠出なんて実はほぼないからな。
もしかしたら俺浪人残念会とかだったかもしれん

帰ったら三大予備校からパンフが届いていたわけで(代ゼミ駿台河合)
それにしたがって新潟駅前のきったないくらい寒い代ゼミに母様と行ってみた。なにせ浪人するしかなかったからな。

体験授業とか嫌々、本当に世界を呪う感じで化学を見てみる。化学なんて見たくもなかったあの頃があったのだ。
そこでハートをぶち壊された。浪人生の傷口に塩をすり込んだ体験授業だった。

4月の中旬、ようやく授業が始まる。初日の三限、まあ木曜日と金曜日の三限は……ええい、もう関係ないし言っちゃえ。この成績でこの顔で、僕は東工大クラス、東京工業大学受験クラスっていうのに無謀にもいたわけで。先生はトップ講師ばかり。しかもいい人たち。県高にいた約得ですよ。「東工大英語」と「東工大数学」という授業があったのだが、同じクラスメートとの初顔合わせなわけで……。
クラスは全部で三人。三者三様別の高校。しかも全員男子。会話、なし(4月)

土曜日、化学が始まった。三コマ続けてずっと説教。ああ、浪人生活がはじまるのか。ともう開き直る覚悟ができ始めたのは化学が最初であったのだろう。

次の週の水曜日のこと。
代ゼミ徒歩二分のマンションに俺のピアノの先生のレッスン室がある。週にその部屋でのレッスンは二日間。あとの曜日は好きに自習室にしてよ、とその部屋のキーを貸してもらう。
思えばこれが一限文系授業サボりの原因になったんだろう。昼寝室?自分が悪いんだから仕方ない。面倒くさいなあ、という弱い気持ちが当時の俺には会ったのさ。

一月もしないうちに大学生は楽しくて仕方なかったであろう4月終了。GW。ジョワジー(山○のこと)宅に俺と愉快な大学生の親友(と彼らに対して俺は思っている。しかし、向こうは俺を変な浪人生と思っているのかもしれない。まさかとは思うがそうだったら悲しい。友だち………だよね?)とのだべり、ゲーム、呑み。
こんなことしていてはいけないという引け目と、連中がやっているんだから俺がいたっていいだろう、という自己満足。そんな時期だった。
勉強は伸びていた、と実感がある五月。なにせもとがバカだ。やれば、伸びる。特に化学の伸び代とか半端なかったし。

GWも終わった頃、京大生になってしまっていた親友(以下略だが向こうは俺のことを親友と思っていないのかもしれない。生徒会では迷惑かけたし映画では迷惑かけたし、やっぱり迷惑を一方的にしかかけてないように思うからな。この場を借りてだがいつもありがとう。)からメールが来る。後期落ちたこと、化学がさっぱりだったのが上がり調子なこととか長々とチャットをしてみたりする。そのころこのブログも始めたんだっけな。代ゼミに友だちなんて、ましてや一緒に自習室にこもって一緒に帰るような、ちょっと厚着ぎみでショートカットメガネ志望校は慶應、の指が長くてきれいな女の子とかいないし、メールを通じて自らの個を確保していた、みたいな感じですか。リア充非リア充関係なくすべての大学生が羨ましい、あちら側の人間いなることがどれだけ大事なことで、こちら側の人間がいかに情け無いのか完全に把握したのもこの時期。

清陵祭にいったんだ。
生徒会の皆さん。BOSSは茶髪だったけど元気いっぱい(とてもいいお友達の女の子。ガールフレンドとかとはぜんぜん違う。県高でできたたぶん女子の部活以外の、と言っても生徒会も部活みたいなもんだが、女の子の友だちの二人のうちの一人。)とやっぱりアクティブなスタイルのIKD(もう一人の女の子の友だち。いいか、理数科の友人は女子である。女の子ではない。IKDもBOSSもこちらからはお友達と思っているけど僕を友人と認識してくれたらとてもうれしい)がいて、女性の方にまともに話すのってもしかしたら2010年はじめじゃね?とか多少テンパったりした。晩飯とかカラオケとか、やっぱりこのテのことは受験生として背徳感を感じたり。おかしいね、同じ時期に高三生はどんどんこういうことしていたというのに

このころセンター模試で化学で7割を超えた奇跡が起こった。本当に嬉しくて嬉しくて、生理的に化学を受け付けないんじゃなくて、単に自分がバカだったことが分かって残念な子だったことが発覚。夏期講習が楽しみにになってきたり。

夏期講習が始まる。夏は受験の天王山とはよく言ったもので、遊んでいたような気しかしない。
ただ、生の化学の亀田の授業を受けたとき、カリスマが溢れでていた。今のがきんちょがプロの野球選手に憧れるのとあんまり変わらない憧れ。サインを貰って一緒に記念撮影。これはもう完全なる信者だなあとか思ったけどいいじゃないかそれで、とも思った。

あと8月は○子とドクターとジョワジーの東京の家にあそびにいった。東工大を観るという名目で。大学生っていいな、自由だけど楽しそうだな。中央線沿線いいな、とか思っていましたよ終始。へたすりゃうらやましさで首をつるくらいには。

物理の漆原の明快解法も夏期講習でまともに撮った。ここから俺の物理がぐーーんと伸びたわけで。神様だよ漆原は。受けていることが楽しくて、次の授業が早くこないかなみたいに思うようになったのは漆原が先かな。

そして弓道部飲み会が8月にやってきた。
やはり同様に俺を迎え入れてくれた……ように思える。
なぜ俺に乾杯の音頭をふるのかは知らないが、おそらく場の空気的にそれが正解だし、せっかくひとりだけ特殊なアホな立場にいるんだからそれを最大限に利用しなければ彼らにも失礼だからと思って開き直ったりする。あいつらでなきゃ股間蹴って帰るレベルの対応だったが気にするな

九月には悲劇が起きた。
母親の入院。いかにこれまで勉強してなかったか、脂汗たらたら。
マザコン上等、さっさと自立しても心配かけないように勉強しよう、とか思うようになる。まじで入院とかビビるって。もしかして心労がたたった原因が俺にあるんじゃないのか、俺が浪人なんてしてるから体力的に苦労しているんじゃないか、世間体が悪いんじゃないか、頭低くして生活しなきゃ駄目だったのか、とか思う。

半月ちょいの入院で帰ってきた。本当にほっとする。その間、Skypeのボイスチャットでなごまされた。感謝感激。
でも泣かなかったものね。頑張った頑張った。

というかむしろ泣きたいのは成績の上がりようのことで、なんかこのへんから壁にぶち当たって腐りそうになる。というか腐る。難しいけど基礎からやってる時間がない。でも時間はないからテキストをしたいけどわからないから基礎をやる。そうするとテキストまで手が回らない、と思い始める。過去への後悔をしていても始まらない。バカめ。何をしていた。

11月とかもう疲れて疲れて仕方ない。体力的にやばくなって来たり模試模試模試
大学生もだれてくるころで自主休講、起きたらお昼、15時間睡眠などといった文字を見ると大学生勉強してよ頼むから、とか大学生で勉強しないヤツ消えてよ、とかへんな危ないことを思い始めたり。
でもよくよく考えればやはり高校できちんと勉強していた奴が受かったんだから俺に、浪人生に口なしというわけで

っていうかこのタイミンでラノベプッツン
ラノベのような本を読んでいる場合じゃなくなったわけ。センター試験の勉強。受験もおしまいが近づいてくる、という畏れ。なによりもう19である、ここまで一体何していたのだろう、勉強しろよ勉強という考えがカオスに入り交じって発狂しようと思えばできた12月。冬季ゼミも実のところいっぱいいっぱいでした。
正月なんてないに等しかったし、吹雪のセンター試験はなんて自分は不幸なんだと嘆いていた。受験会場では知り合いゼロだったからな

もう駄目だ、センターがこれだけだと記述力をあげなきゃ確実に受からない、と思って死に物狂い開始がセンター一週間後。あまりに遅い爆発寸前エンジンフル出力。


で気づいたら受験終わっているわけ。結果まであと少し。

浪人の原動力になった友人のみんなにはここで謝辞を。とくにドクター、○子、ジョワジーの西東京組、生徒会の娘胡。最終的にあなたたちは「あー、井守が浪人してたなー。面白かった」みたいに思ってくれたらうれしい訳で。「あー、井守がんばってたなー」とか思ってもらうんだとしたら、まあ、それはそのとおりですが。


あたらしい友だちはできなかったし太ったし四月当初の第一志望は受けなかったし視力落ちたしピアノは更に下手になったが、しかしどうしようもない割には、小説のネタにできるくらいのいい一年ではあった。
っていうかこれは新作小説の取材のための浪人だったんだぜー(棒)
ろ、浪人生の心境、精神を書くにはじ、自分が浪人するのがいちばんなんだからな!


(なかなかの量書いてみたがアップって可能か?)
今日はリア充とリア充っぽい人と遊んできた
昼食にラーメンを喰らう
その途中になんか周囲の運を喰らいそうなヤツからリア充さんに電話が
そいつ「大学受かった」
俺「」


なんか、同じ国公立大学でも学校によって発表日時が違うんだってびっくり

周囲の地獄を乗り越えた友人たちが次々とゴールに滑り込む様子を見ているとなんだろう、テンパってくるー。
精神的にちょっとアレになってるのは仕方ない。こんな時こそ読書に勤しむことが大切である。
和むための短編ってものが多数存在するのだが。短編はいかんせんコストパフォーマンス悪いからまっとうなのは電撃くらいからしか出てない。

この場合の短編ってのはSSとかギャグ編とか学園編とか、そういう番外編みたいなのは除いて、の話。
また、MF文庫Jやガガガやスニーカーのやっているアニメーションのノベライズなんて論外
ラノベのレーベルでやる意味がわかりません。
ある日、爆弾がおちてきて/古橋 秀之
¥578
ある日爆弾が落ちてくるわけじゃないんです。
いや、爆弾なんだが、とんでもない爆弾なんだが、爆弾じゃないんです。
時間をテーマにした短編が数本乗ってる。ゾンビとか肉体対向とか幼女神様とかあれこれ出てきます。SukoshiFushigiのSFである。出版されてから結構時間たってるよ。

隙間女(幅広)/丸山 英人
¥641
これは去年?一昨年?くらいに出た本。可愛いけど残念な女の子シリーズ。
どこか抜けててもかわいい女の子が四苦八苦しているだけでもう十分ですね。



その作家の最新作。
表紙がかわいすぎて買ったかわいいは正義
おまえなんぞに娘はやれん /丸山 英人
¥620

萌ぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!(くわしくは本編でネ♪)


さあ、そろそろ今月の電撃が手に入るんじゃないか?
箱を開けたら猫が死んでいたり死んでいなかったりする状態をシュレディンガーの猫のパラレルワールドみたいに言いますが、なんかこれ入試後発表前の受験生みたいですよね。

じつはけっこう精神的にハイだったり。