一般の小説を一冊読む→ラノベを一冊読む→一般の小説を一冊読むの繰り返しをしております。
一年くらい貯めた単行本を多く読破しましたよ。


アリアドネの弾丸/海堂 尊
¥1,500
これはラノベと言っても差し支えないようなフィクションですね。
村上春樹とかの人と入間人間の間、みたいな?

チームバチスタの栄光から始まる一連の「バチスタシリーズ」の新刊。バチスタ→ナイチンゲール→ジェネラル・ルージュ→イノセント・ゲリラを経てこれ、アリアドネなんですが、
今作はナイチンゲール以来のいい感じの作品でしたね。お気に入りの島津医師も出てきたし、というかナイチンゲール以来の登場人物がちらほら。螺鈿迷宮にも、極北クレーマーにもリンクして、なおかつ持論を前面にもってきているのはさすがはバチスタシリーズの続編とだけあります。
MRIの検査室でみつかる自然死のように思われる死体。そして再び検査室で見つかる銃殺死体。容疑者候補は大学病院の院長で……

読む価値のある本なのでネタバレはしません。
三人称視点とグッチーの(グッチー:田口公平。この作品の主人公にして語り手。血が苦手なため精神内科、不定愁訴外来を受け持つ。リスクマネジメント委員会委員長にして、今作からは新たに開設されるAIセンター長に就任)
ぼやきのような語りの切り替えがとても技巧的で上手い。三人称をバックヤードにしているのが賀東招二なら一人称をバックヤードにしているのが海堂尊。

これでは今月のラノベじゃないんじゃねーか、とか思ったでしょ。そりゃそうだ。
死想図書館のリヴル・ブランシェIII /折口良乃
¥662
書き方に癖及び特徴があるがこれまた上手い作家さんの本。非情にラノベらしい文章をかきます。あとがきにはアリプロジェクトを聞きながら、とある。

この表紙に写ってるバニーガールだが、実は彼女、司書でありメイドさんです。メイドさんで司書とか俺得だけど、彼女が管理しているのは禁書や焚書のあつまる「死想図書館」。彼女の名は、言わずもがなリヴル・ブランシェ。
今回は第三巻で、第一巻はクトゥルフ神話中に出てくる「ネクロノミコン」。二巻は忘れた。お茶の本。
ってかこの図書館おそらく「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」って電撃文庫の汚点となった?あれが収蔵されているのでしょうか(大爆笑)

そして今作、三巻は「不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)」。
しかし、不思議の国のアリスってみんな大好きだよね俺を含めて。
作家=ロリコン集団とは思いませんが、しかし金髪ロリータエプロン幼女のイメージをアリスという言葉から想像してしまうのは誰あろう○ィ○ニーの仕業と思われるわけで。ちなみにあの映画よりも原作、不思議の国のアリスおよび鏡の国のアリスに出てくるアリスはずっと幼女です。
むしろアリスはロリババァみたいなキャラとかでもなんでも幼女じゃなきゃダメなイメージが定着したね。

有名どころで行けば、某「東方」シリーズの同人サークルが「上海アリス幻樂団」。このアリスは、このアリスです。
東方はキャラクターごとにテーマ曲が決まってたりするわけで。キャラによっては何曲もあったり。
「旧作(サークル名が上海アリス幻樂団となる前の作品)」と呼ばれるご作品の最後の作品に金髪エプロンドレスロリータ幼女が出てくるんですが、その名のズバリ「アリス」。彼女の楽曲が「Romantic Children」「不思議の国のアリス」「The Grimoire of Alice」まったくもって、不思議の国のアリスのアリスなんですよ。

まあそんなアリスにしっちゃかめっちゃかに引っ張りまわされるという作品。

ヤンデレの女の子は一つの萌え要素になるけどヤンデレのブサメン野郎は