就職活動で予定が埋まっているのであまり意識していなかったが、私も大学生として最後の1年に突入している。
「大学生のうちにやっておけば良かったこと」として、よく取り上げれられるものといえば「勉強・長期の旅行・人脈作り」などだろう。
正直勉強に関して言えば、我々は平均的な大学生に比べたら勉学に多大な時間を費やしていると自認しているのでこれはクリアだろう。
もっとも、この「勉強」が指すのが「資格を取ること」を意味しているのではという懸念もあった。
正直この懸念は半分的中しており、半分は的外れである。
いま大学生の読者がいるのか分からないが、希望する職種によっては大学生のうちに必ず取っておきたい資格というのはある。
例えば、営業がやりたいのであれば普通自動車運転免許があった方が便利である。(必須ではないが)
おそらく、資格を持っていれば、それだけ選択肢が広がるということであり、選択肢が広がれば、夢や希望が叶う可能性が高いということを先人は言いたいのだろう。
ただこれもまた、夢や希望を叶えたからといって理想的な社会人生活を送れるかは別問題になるので難しいところではあるが。
次に、人脈作りである。
これは正直平均的な大学生と比べたら疎かにしていた部分かもしれない。
人脈もまた、広ければ広いほど選択肢が広がるということを先人は主張したいのだろう。
社会は助けてくれないが、社会的に自分が助かるために善き友人が手を差し伸べてくれるということはあるだろう。
これについては、私は広く浅くの関係も良いと思うが、狭く深くの関係の方が精神的には助かると思っている。
友人とはいえ色んな人と付き合い続けていると、それはそれで疲れてしまうこともあると思うからだ。
ちなみに、経験人数は人脈作りのバロメーターだという主張する人もいるようだが、これについては絶対正しくないと思う。
最後に長期の旅行である。
社会人ともなると、本当に何のしがらみもなく長期間旅行するというのは現実的ではないというのはわかる。
社会人が大学生のうちにやっておけと言うのも納得である。
これも難しいのが、金はあるけど時間が無い社会人、時間はあるけど金が無い学生という構図が現実的であるということである。
旅行でどんな経験をしたいのか、どうしても行きたい場所は無いのか、という観点で考えるべきだと私は思う。
もしどうしても行きたいところがあるのであれば、短期的なバイトを集中させてでもお金を溜めて学生時代に行くべきだろう。
一点注意したいのが、就活でのアピールのためだけに、東南アジアに学校を建てに行くのは愚策であるということである。
もちろん、本心からそういう思いがあるのだとしたら大変素晴らしいことであるとは思うが、不思議なことに就活生の1/10くらいは東南アジアに学校を建てた経験を面接の場で語るので、その熱い思いを相当に込めないと面接ではアピールにならない。
私は特にどうしても行きたいところというのは無かったが、大学生活で長期旅行をしてこなかっただけに、池田がハワイに誘ってくれたのは本当に嬉しかった。
ひとまず、私は大学生のうちにやっておいた方が良いことを概ね達成していると分析し、この日は深い眠りに就いたのである。
-----2024年4月27日の私より-----
大学生活が終わる3か月前とかではなく、この時期に大学生活を振り返る余裕があるのは我ながら素晴らしいことですね。
特に世間の声に踊らされることなく、自分のやりたいことをやっていれば良いと思います。
特に行動に正解はありませんし、社会に出てからも勉強する機会や人脈を築く機会はあります。
ただ旅行だけは…確かに学生時代の方が良いかもしれませんね。