私は就活において、大学の野球部に所属していると企業に伝えているが、これは半分正しくて半分間違っている。
正式には所属していないが、事実上所属しているというのが正しい言い方だろうか。
私の野球部内での立場というのは以前、部活の合宿に参加したときの日記で綴った記憶がある。
一番しっくりくる表現は「球団職員」のような立場といったところだろうか。
前例のない役職を勝手に創り出して勝手に立ち振る舞っているので、「監督・コーチ」「マネージャー」「選手」という正式な枠組みからは外れており、実際私の名前は野球部のメンバー一覧の中にはない。
もちろん勝手に振舞っているといっても、岡田監督やその他部員の承認・了解を得た上で活動しているので、これが「事実上」所属していると私が言える根拠である。
私が部活でやっていることは何かというと、
・グラウンド整備
・マネージャー補助
・バッティングピッチャー
・部員メンタルサポート
・監督への助言
・試合運営補助
主にこの6つである。
何が楽しいのかと聞かれることもあるのだが、私にはこの役割がとても刺激的で楽しく思える。
上記は全て、野球部が快適に練習でき、試合に勝てるチームを創る土台になるためだ。
特に監督への助言という面では、学生監督の岡田が大学生活の1/3を我が家に寝泊まりしていたというのもあり貢献度が高かった。
バッティングピッチャーをしていると、選手のモチベーション、好不調、次の相手投手との相性などが意外とよくわかるものだ。
岡田の戦術には強い骨子があったが、それでも微妙な迷いが生じたときには私の助言が形になったケースもあった。
逆に一番しんどい思いをしたのはマネージャー補助だろうか。
これを経験してマネージャーの大変さを痛感した。
特に、ベンチ裏の草むしりを行っていた際は、私以外全員が蚊に刺されまくって全身腫れていたし、草の葉も鋭利で手に切り傷を作りながらの作業だった。
そんな草むしりを行っている最中、部員の1人が最近その場所を緊急的にトイレにした(しかも大)という情報が流れ込んできて、本当にその犯人に残りの作業をやらせようかと思ったこともある。
そんな事件もあったが、結局私が大学野球で「選手」「監督」「球団職員」を経験して、一番楽しかったのは「球団職員」であった。
前例の無いことに挑むには周囲の協力と自分の身勝手さが必要だが、私の場合は環境に恵まれていたと思う。
何かやりたいことがある時には、とりあえず勝手にやってみたら良いというのが私の経験から学んだ教訓である。
-----2024年4月9日の私より-----
回想日記でもなんでもないですが、この日の出来事は記録にありませんでした。
岡田監督とはアニメからリーダーシップ論を学んでいましたね。
このキャラクターみたいな思考でやってみよう、とか。
これも意外と功を奏していました。