シャーロックの知人から依頼が舞い込んで来る。夜間の銀行に何者かが侵入し、記念に残してある前会長の部屋の壁に、黄色いペンキで記号のようなあるメッセージを残していったというのだ。社内に盗まれたものは何もなかった。

冒頭、ヤオ・スーリンと言う女性が茶器の手入れをする所から2話は始まる。
その後、彼女は姿を消してしまう。
買い物担当のジョンはレジと格闘中。
商品のスキャンが上手くいかず、さらにカードも上手く認証されずにレジにブチ切れ、買い物もせずに帰ってくる。
一方のシャーロックは、長剣を持った依頼人と格闘中。
依頼人はどこへ隠したのか分からないが、床に落ちている長剣はそっと椅子の下に隠す。

友人セバスチャンから事件の依頼があり、銀行へ向かう事に。
何者かが銀行の壁に黄色いペンキで落書きをしており、誰がやったのか付きとめてほしいと言うもの。
セバスチャンが月に2回出張をしていることに気づいたシャーロックに、どうやって分かった?というセバスチャン。
観察か?との問いに、「秘書に聞いた」と意外な答えをするシャーロック(笑)。
防犯カメラを見ると犯人は映っていない、1分の間の犯行だと。
全ては部屋のドアは開閉が記録されており、その時間はどのドアも開閉されていないと言う。
セバスチャンは前金を小切手で渡そうとするが、シャーロックは「金は要らない」と言って立ち去る。
すかさずジョンが、「あれは冗談ですよ」と言い小切手を受け取り、額を見て驚きのため息(笑)。

シャーロックは人目を気にせず落書きのある部屋やオフィスの中を観察。
そして香港担当トレーダーのエドワード・ヴァン・クーンが対象者と判明し、オフィスを出る。
その時、ジョンは、秘書と話していないシャーロックがなぜセバスチャンの出張を見抜いたのか?と問う。
すると彼の時計を見ると時間は合っているが日付が違う、日付変更線を2度越えたと推測、さらに今月発売のニューモデルの時計であったことから今月に2回、香港へ出張、というわけだ。
こんな頭が欲しい~~~!!ヽ(^。^)ノ
そしてシャーロックとジョンはヴァン・クーンの自宅へ。
彼は留守の様子で、シャーロックは新しい住人にインターホンを押し、鍵を忘れたから開けてほしいと頼む。
そしてベランダも貸して!と(笑)。

ベランダ伝いにヴァン・クーンの自宅へ侵入すると、すでに彼は殺されていた。
警察を呼んで、室内を調べ、被害者の口の中から黒い紙を取りだしたところに、レストレードに変わってディモック警部がやってくる。

「証拠に触るな」と。
どうやらシャーロックに嫌悪感を抱いている様子で、シャーロックが犯人像を推理し始めると懐疑的な目で見ている。
自殺と考えるディモックに対し、左利きの犯人に撃たれたのだ!と言うシャーロック。
では犯人はどこから入ったのか?と聞くディモックに、
「グーーーーーッド!!やっといい質問したな」と出て行く(笑)。
シャーロックとジョンはセバスチャンの会食中に状況報告、トレーダーの死を告げると、驚いた様子だったが、最近、彼は1日で500万ドルを失い、1週間で取り戻したと言う。
その頃、博物館ではスーリンの突然の退職を不審に思った同僚アンディが彼女を探し始めていた。
自宅へ行っても出てこないため、書置きだけ残して帰る。
ジョンは経済状況悪化の為、クリニックで働く事に。
シャーロックは自宅で落書きの暗号解き。
ネットにはヴァン・クーンと同じ死に方をしたジャーナリストの記事が・・・。
シャーロックとジョンはバカのディモック警部の元へ行き、推論を語り、ジャーナリストの死も自殺では無い!調べさせろ!と直談判。
そして現場を見に行き、壁をよじ登ったと結論付ける。
信用しないディモック。
シャーロックはジャーナリストの持っていたウェスト・ケンジントン図書館から借りた本を見つけ、行ってみると、書棚にも同じ暗号が。

シャーロックは壁に落書きをしているストリートアーティストであるラズの元へ行き、写メした落書きを見せる。
すると符号の意味は分からないがペンキなら分かるよ、調べておくと。
そこに警官が現れ、ジョンにペンキを渡して一目散に逃げるラズとシャーロック。
ジョンは逮捕され裁判所へ・・・。
釈放されて自宅へ戻ったジョンは怒り狂っている(笑)。
まったく聞いちゃいないシャーロックはヴァン・クーンの秘書と話してくると出てしまう。
ジョンはディモックに頼み、ジャーナリストの手帳を借りていた。
ヴァン・クーンは高価な物しか好まないと言う秘書の言葉に、デスクのハンドクリームが彼からの土産であると気付くシャーロック。
彼の領収書を整理し、行きはタクシーで出かけ、帰りは電車で帰った事が分かる。
何か重い物を持っていたようだ。
シャーロックは二人が運び屋と考えていた。

途中、エスプレッソバーに寄っている事が分かり、シャーロックが向かうとそこにジョンが!
領収書の断片をつなぎ合わせて推論を立てたシャーロックに対し、堅実にジャーナリストの手帳を見てここまでやってきたジョン。
対照的な二人の捜査が面白いですね~~!
被害者の二人が寄ったと思われる「招き猫の店」へ行くと、商品の値札に暗号と同じ文字が。
これは蘇州嗎字と呼ばれる数字であることが分かる。
この数字の組み合わせに何の意味があるのか?そして二人が運んでいた物は何か?
そして何故殺されたのか?

レストランで食事をしていると向かいの家の外に放置されていた電話帳が雨でぬれている事に気づく。
その家の主は3日は帰っていないと推測し、その自宅へ窓から侵入、ジョンは玄関でシャーロックが鍵を開けてくれるのを待っている。
しかしシャーロックは部屋を調べ続け、まだ部屋の中に犯人がいると悟る。
すると次の瞬間、犯人に首を絞められて苦しむシャーロック。
「ジョン!!」と叫ぶが声は届かず・・・、気を失う。
その間に犯人は逃走、シャーロックはすぐに意識を取り戻すが、手には黒い蓮の折り紙が・・・。

玄関へ出て、ジョンに、ここの住人スーリンは3日前に急いで出て行ったようだ、とカスレ声で話す(笑)。
スーリンの職場へ行き、アンディから話を聞くと、彼女は茶器を大切にしており、手入れを欠かさなかったと。
茶器を見せてもらいに行くと、そこにも同じ暗号が・・・。
そんな時、ラズが同じ暗号を若者がたむろする場所で見つけたと知らせてくる。
二人は手分けして近くを調べていると、ジョンが線路脇の高架下にも同じ暗号があるのを見つける。
シャーロックを呼びに行き、その壁を見せるが、その時には壁の文字は全て消されていたのだった。
「思い出せ!どれくらい思い出せるか?」と必死でジョンに話すシャーロックに対し、「写真撮ったよ」と言うジョン(笑)。
この数字は暗黒街の仲間への呼び掛けではないか?と考えたシャーロックは、もう一度アンディに話を聞きに行く。

すると、展示されている茶器がピカピカである事に気づく。
昨日は1つしかピカピカじゃなかったのに、ピカピカが2つになってる!と。
凄い観察力・・・・。
おそらくここにスーリンはまだいると考えたシャーロックは張り込みをし、彼女を見つける。

暗号の事を聞くと、兄のジジューに見つかるのは時間の問題だと。
彼女の足には「トン」と言う組織のタトゥーが入っており、彼女もその「黒い蓮」と言う組織の一員だったと。
運び屋をしていたがイギリスにのがれてきたと言う。
そんな中、密輸品が盗まれたため、組織の中心人物となった兄が、彼女に追跡を手伝えと強要したのだという。
それを断ったために彼女も狙われているのだ。
組織のトップはシャン将軍。
シャーロックは線路沿いの暗号をスーリンに見せ、解読できるか?と聞く。
するとその時、物音がし追ってが迫ってきた。
シャーロックとジョンは犯人を追いかけるが見失い、その間にスーリンは実の兄に殺されてしまう。
シャーロックとジョンは再びディモックの元へ。
「何人死ねば殺人鬼の存在を信じるんだ?」というジョンの言葉はディモックの無能さを語ってます(^_^;)。
レストレードが帰ってくるのも時間の問題でしょう。
シャーロックは食事をしようとしているモリーの元へ行き、パスタがイイよ!と助言。
食事は?と聞くモリーに、
「仕事中は頭が鈍るから食事しない」というシャーロック。
そしてヴァン・クーンとルーキス(ジャーナリスト)の遺体を見たいと。
「もう終わってる」とモリーが言うと、
「髪の分け目変えた?グゥーーーーッド!似合ってる」
と心にもないことを言ってモリーを喜ばせる。

しかしモリーが顔を下げた次の瞬間のシャーロックの素の顔・・・・。

この豹変が怖い・・・(笑)。
二人の足を見ると、やはりトンのタトゥーがあり、ディモックにそれを見せ、これが証拠だと示す。
自宅へ戻り、何が盗まれたのか?ネットで情報を集めると、「東洋の二つの秘宝」が匿名でオークションにかけられていた事が分かり、それを二人が盗んで密輸していたと考えられる。
しかし、そのうちの一つをどちらかが盗んだ為、命を狙われたのだろう。
そして暗号はどれかの本のページを意味しており、そこにヒントがあると考えたが、どの本かが分からない。
徹夜で調べ物をしてたせいで診察中に寝てしまったジョンに変わり、サラが何とか場を切り抜けたくれた事で、二人は急接近。
デートする事に。
シャーロックは映画なんかつまらない!と言い、期間限定のサーカスが巡業に来ていると教えてくれた。
ジョンとサラが「2名で予約していたホームズです」とチケット売り場で言うと、「3名ですね」と言われ、そこにシャーロックが現れる(笑)。
彼はさっさと中に入り、ジョンが金を払った模様(笑)。
シャーロックは壁をよじ登って人を殺せるような事ができるのはサーカス団の一員ではないか?とにらんでいたのだ。

さぁ、サーカス団の見世物が始まりました!
皆が立ち見ってのも不思議な感じ(笑)。
シャーロックはこっそりその場を離れ、舞台裏を調べていた。
舞台ではクモ男の演技が行われており、衣裳部屋には黄色のスプレー缶が。
するとそこに仮面を付けた男が現れ、シャーロックと格闘になる。
ジョンとサラも加勢し、その場を切り抜けたが、クモ男に扮したジジューには逃げられてしまった。

巡業は明日終わる、アジトを見つけなければ・・・・。
シャーロックは暗号を解くのが鍵だとして調べていたが、サラの何気ない一言に気づき、スーリンが死ぬ前に解読を始めていたこと、そしてその解読には「ロンドンのガイドブック」が使われている事が分かる。
路上で観光客の本を奪って解読、「市電の軌道」「900万ドルのヒスイ」・・・・。

ジョンに伝えようと自宅へ戻ると、ジョンとサラはシャン将軍(女だった!)に拉致されていた。
しかもジョンはシャーロックの財布で買い物していたから、シャーロックと間違われてしまう。
シャンはシャーロック(本当はジョン)を殺すつもりがなく、宝物を見つける手助けをしてほしいと頼む。
サラを人質にとって・・・。
「僕はホームズじゃない」と必死に訴えるジョンに、問答無用のシャンは彼女を殺すカウントダウン。

すると本物のシャーロックが、「シャーロックとは似ても似つかない!」と現れる。
サラの縄をほどこうとするが、ジジューに首を絞められ身動きとれないシャーロック。
ジョンが必死に仕掛けを蹴り飛ばし、剣はジジューの胸に突き刺さった。
しかし「900万ドルのヒスイのピン」はどこに??
シャーロックはセバスチャンの銀行へ戻り、ヴァン・クーンの秘書に会いに行く。
そして彼女とヴァン・クーンが上司と秘書以上の関係であったことを見抜く。
秘書は遊びだったと言うが、大切にされなかったから別れたと話す。
彼からもらった物を見せて、と言うと、彼女は髪留めをシャーロックに手渡す。

「いくら?」と聞く秘書に、
「900万ドル」と答えると、
「オーマイゴーーー!!」と彼女は部屋を飛び出して行った。
ジョンはセバスチャンの元へ行き、ちゃっかりと報酬を受け取る。
シャン将軍を逃し、組織は壊滅していない・・・・。
一つの暗号を解いただけだ・・・と話すシャーロック。
その頃、シャン将軍は、「M」という人物にネットで報告。
シャーロック・ホームズに邪魔され、貴方の安全も脅かされていますと。
するとMは、「私に辿り憑かれては困る」と言い、彼女を射殺するのだった。

ハイ、今回のエピは、シリアスなシーンが多く、全体的にコミカルには描かれていませんでしたねー。
もっとユーモアたっぷりのシャーロックとそれに振り回されるジョンが見たいのに。

今回のエピの中のかっこいいベネディクトのカット♪