不審な連続事故を調査するサムとディーンは「タイタニック号」という船とバルサザールに突き当たる。さっそくバルサザールを呼び出すと、彼が過去にワープして沈没したタイタニック号を救ったことが判明。歴史を変えたせいで死ぬ運命にあった船の乗客が助かり、彼らの子孫たちが今になって何者かにより殺されているというのが連続事故の真相だった。

調べを続けると、どうやら死んだ3人は親戚。
彼らはチェスターに移民してきて何代にもなると言う善良な市民。
ボビーの調べで、被害者達の先祖がみな同じ日にこの国にやってきていた事が分かる。
その船の名前が「タイタニック号」。
当時、氷山にぶつかるという事故が起こったが、皆無事にアメリカへやってきたと言う。
その当時の写真を調べていると、バルサザールが映っていた。

そこでバルサザールを呼び出すと、本当はあの船は沈むはずだった・・・と言う。
しかし映画「タイタニック」が嫌いだったり、セリーヌ・ディオンが嫌いだったから、タイタニックを助けたのだと言う。
そのせいで、運命が変わり、エレンやジョーも生きており、彼らの子孫が殺されていると言う。

ボビーによれば、ギリシャ神話の3人の運命の女神の誰かの仕業で、人々が殺されているのだろう・・・と。
そこで、ディーンとサムは、死んだ被害者の親戚に会いにいくが、彼も目の前で死んでしまう。
サムはその現場で女神らしき女を目撃し、後を追うが、危く火の海に巻き込まれるところでキャスに助けられた。
キャスは、個人的な恨みでディーンとサムを狙っていると言い、女神を殺すしかないと言う。
女神を殺すための武器はバルサザールが持っていると。
女神に命を狙われビクビクしながら歩いていたディーンとサムの頭上から鉄板が落ちてきたところ、キャスが時間を止めた。

そこに女神が現れ、ディーンとサムを殺すか、タイタニックを沈めるかどちらか選べ、と言う。
キャスはディーンとサムを選び、バルサザールを過去に戻してタイタニックを沈めさせたのだった。

エレンとジョーはもちろん生きていない。
というよりタイタニックが沈んだことで、産まれてもいないことになっている。
だからボビーはその事実も彼らの存在も知らないで済んでいるのだ。
あぁ・・・運命、
こんなに自由に変えれたらいいのにな・・・。