猿の惑星:創世記(ジェネシス) ~11(米) | 映画とcoffee、ときどき妄想

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     ≪そろそろ映画館に行きたい・・・・≫ 

監督:ルパート・ワイアット
製作:リック・ジャッファ/アマンダ・シルヴァー/ピーター・チャーニン/ディラン・クラーク
製作総指揮:トーマス・M・ハメル
脚本:リック・ジャッファ/アマンダ・シルヴァー
撮影:アンドリュー・レスニー
プロダクションデザイン:クロード・パレ
衣装デザイン:レネー・エイプリル
編集:コンラッド・バフ/マーク・ゴールドブラット
音楽:パトリック・ドイル
シニア視覚効果監修:ジョー・レッテリ
出演:ジェームズ・フランコ/フリーダ・ピント/ジョン・リスゴー/ブライアン・コックス/トム・フェルトン/アンディ・サーキス/デヴィッド・オイェロウォ/タイラー・ラビーン

「猿の惑星」を基に、現代のサンフランシスコを舞台に、最新の生体実験によって脳が飛躍的に発達した一頭のチンパンジーが、やがて自我に目覚めて人類に反旗を翻すさまを、リアルなVFX映像で描き出す。
365日中、50日は映画館!-猿の惑星:創世記(ジェネシス) ~11(米)
評価★★★★☆

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[STORY]
アメリカ、サンフランシスコ。製薬会社の研究所でアルツハイマー治療の研究をする神経科学者、ウィルは、開発中の新薬を投与したチンパンジーの知能が驚異的に発達したことを確認し、その成果を発表する。しかし、そのチンパンジーは突然暴れ出し警備員によって射殺されてしまう。事態を重く見た所長によってプロジェクトは中止を余儀なくされるが、射殺されたチンパンジーは妊娠中だったことから、ウィルは生まれたばかりの赤ん坊を秘かに引き取るとシーザーと名付け、自ら育てることに。そして、次第にウィルとシーザーのあいだに人間の親子のような絆が芽生えていく。その一方で、シーザーは並外れた知性を発揮し始めていく。ところが、すっかり成長したシーザーはある日、ウィルの父を助けようとして隣人とトラブルを起こしてしまう。それが原因でウィルと引き離され、類人猿保護施設の檻の中で屈辱と絶望の日々を送ることになるシーザーだった。

[IMPRESSION]ネタバレ注意!

いやはや、これ、オモロイ!
私、こーゆーの好きだなぁ(^。^)
でも、もはやコレは『猿の惑星』ではないな。
『猿の革命』です。
でもシリーズとして見るのではなく、オリジナルとしてみて十分楽しめる作品だと思います。

主人公ウィルは、アルツハイマー治療薬の研究施設で働いていた。
実験のために薬を投与された1匹の猿が、異常に高い知能を持つが、ある日突然発狂し、人間によって射殺される。
しかしその猿が身ごもっていたことが分かり、研究所は密かにその子供をウィルに託すのだった。

突然、その赤ちゃん猿と一緒に暮らすことになったウィルは、その猿にシーザーとなずける。

シーザーは次第に恐ろしいほどの知能を得て行き、3年、5年と年月がたつにつれて人間以上の知能を高めて行くのだった。

それと同時進行で、ウィルは、自分の父親のアルツハイマーを治す為に、新型の治験薬を父親に投与し実験を行って居た。
最初は劇的に回復する父親だったが、やはりアルツハイマーは治っておらず、しばらくして悪化していく。

365日中、50日は映画館!-猿の惑星:創世記(ジェネシス) ~11(米)

そんな父親が隣人ともめ事を起こした時に、助けに入ったシーザーは、隣人を傷つけてしまい、裁判所命令で猿の収容施設に入れられてしまうのだった。

365日中、50日は映画館!-猿の惑星:創世記(ジェネシス) ~11(米)

突然、猿だらけの世界に入れられたシーザーはいじめられたり、精神的に病んでしまったりします。
そこには、おそらく凶暴で手のつけられない檻に入れられっぱなしのゴリラ、リーダーシップを取ってるらしき猿、そして頭の良さそうな手話の出来る年老いたオランウータンなどがいた。
またその施設長の息子(ハリーポッターのマルフォイ)が猿たちをイジメまくる毎日。

365日中、50日は映画館!-猿の惑星:創世記(ジェネシス) ~11(米)

ウィルに会えず、自分がここに入れられたことを悲しむシーザーだったが、賢い彼は次第に順応していきます。

まず、ねじを緩められるものを探し、檻から出入りできるよう出口を探す。
そしてこの施設から出る方法を考えて行く。
そして檻に入れられっぱなしのゴリラを檻から出し、自分が味方であることを知らせる。
またいばっているリーダー格の猿を、広場に呼び出し、決闘し、自分の方が優位であり、強い事を知らしめる。
そして手話の出来るオランウータンと話をし、情報交換を・・・・。

365日中、50日は映画館!-猿の惑星:創世記(ジェネシス) ~11(米)

そうして次第にシーザーはこの施設の中のリーダーとのし上がって行くのだった。
こうしているうちに、シーザーは自分の居場所がココである事、また人間から見放されてココにいるんだと思い込んでいく。

ウィルが裁判所の許可を経てシーザーを迎えに来たとき、彼は自宅へ帰る事を選ばず、施設に残る事を選んでしまう。

その後、シーザーは、この施設からウィルの研究所に実験台として送られている猿がいることを知る。
シーザーは施設を抜け出し、ウィルの自宅へ行き、ウィルが父親用に持っていたアルツハイマーの治験薬を盗み出す。

365日中、50日は映画館!-猿の惑星:創世記(ジェネシス) ~11(米)

そしてその治験薬を施設に持ち帰って、そのガスを放ち、他の猿達も劇的な知能を見せ始めるのだった。
そして、研究所に送られた猿達を救出するために、施設の猿達を全員、檻から放ち、研究所へ向かうのだった。

365日中、50日は映画館!-猿の惑星:創世記(ジェネシス) ~11(米)

その道中、警察に追われたり、軍隊に阻まれたりしながら、何とか研究所の猿も檻から出し、みんなで人間に立ち向かっていくのだが、そんな状況を知ったウィルは、リーダーであるシーザーを説得しようと現場に向かう。

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そこでは頭のイイ猿達が人間と衝突。
やや猿が優勢。
そんな攻防戦の中、猿同士の仲間意識や友情、絆が描かれていく。

365日中、50日は映画館!-猿の惑星:創世記(ジェネシス) ~11(米)

そして彼らはどこかへと去って行くのだった。

ウィルは彼らが森へ戻ったことを悟る。
そして一人、森にシーザーを探しにいくと、「安住の地」に落ち着いた猿達が出迎える。
シーザーは手話で、ここが自分の居場所であると伝え、ウィルから去って行くのだった。

365日中、50日は映画館!-猿の惑星:創世記(ジェネシス) ~11(米)

エンディング。
人間が作ったアルツハイマー治験薬、猿には効き目絶大。
しかし、人間には致命的な薬。
一人の研究員が、この治験薬を浴び、死んでしまう。
そして鼻血を出している一人のパイロットが映し出され、彼はニューヨークへ旅立っていく。

続編ありますかね?(笑)
舞台はニューヨーク?(^_^;)