しあわせの雨傘 ~10(仏) | 映画とcoffee、ときどき妄想

映画とcoffee、ときどき妄想

     ≪そろそろ映画館に行きたい・・・・≫ 

監督:フランソワ・オゾン
製作:エリック・アルトメイヤー/ニコラス・アルトメイヤー
原作:ピエール・バリエ/ジャン=ピエール・グレディ
脚本:フランソワ・オゾン
撮影:ヨリック・ル・ソー
美術:カーチャ・ヴィシュコフ
衣装:パスカリーヌ・シャヴァンヌ
編集:ロール・ガルデット
音楽:フィリップ・ロンビ
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ/ジェラール・ドパルデュー/ファブリス・ルキーニ/カリン・ヴィアール/ジュディット・ゴドレーシュ/ジェレミー・レニエ/エヴリーヌ・ダンドリー

「焼け石に水」「スイミング・プール」のフランソワ・オゾン監督が、「8人の女たち」以来となるカトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎えて贈るハートフル人生コメディ。
365日中、50日は映画館!-しあわせの雨傘 ~10(仏)
評価★★★★☆

--------------------------------------------------------
[STORY]
1977年、フランス。地方のとある町に暮らすスザンヌは、雨傘工場を経営するロベールを夫に持つ貞淑なブルジョワ主婦。優雅な毎日を送りながらも、美しく着飾り亭主関白な夫におとなしく従うだけの“お飾りの妻”に満たされないものを感じ始めていた。そんなある日、工場でストライキが起こり、ロベールと労働者側の対立がエスカレートしていく。ところがその最中、ロベールが心臓発作で倒れてしまう。かつての恋人でもある左翼の市長ババンに説得され、自ら経営を引き継ぐハメになったスザンヌだったが、意外にも彼女流のやり方で労働者たちのハートを掴み、業績を大幅に改善させることに成功する。こうして、スザンヌによる経営が軌道に乗り始めた矢先、退院したロベールが戻ってくるのだったが…。

[IMPRESSION]ネタバレ注意!

ごく稀に、フランス映画を見ますが、カトリーヌ・ドヌーブでしょ?
見ておかないと!です。
何となく期待はしてたんですが、悪くない(^。^)
むしろ良かった。
ストーリーなんて、正直どうでもイイ。
なんと言ってもこの『純フランス』的な作風が素敵♪
ハレンチも理不尽も何でもアリな、でもアメリカみたいにドタバタしない、ユッタリと流れる時間の中で描かれるコミカルな作風。
イイね!(^o^)
久しぶりにほのぼのと、コーヒー片手に見れる作品を見た感じ♪

ストーリーは簡単に参ります(笑)

主人公のスザンヌは、父から雨傘工場を受け継ぎ、夫ロベールに経営をゆだねている。
彼女は毎日好きなことだけし、亭主関白な夫のそばに仕えるだけ。
夫は秘書のナデージュと不倫をし、当然それにもスザンヌは気付かないお人よし。

原題『POTICHE』は、「お飾りの壺」という意味そう・・・・。
映画が進むにつれて、邦題の「しあわせの雨傘」ってのがシックリ来ないのが分かると思う・・・。

ある日、ロベールの工場の従業員が、労働条件の改善を求めてストを起こし、ロベールと対立。

365日中、50日は映画館!-しあわせの雨傘 ~10(仏)

彼を監禁までしてしまうが、スザンヌはかつて肉体関係を持った事のある市長ババンに頼み、夫を解放してもらうことに。
しかしその条件として、従業員の言い分を聞くこと!を約束させられる。
そんな約束は飲めないとしたロベールだったが、興奮したあまり、心臓発作を起こしてしまい、倒れてしまう。

365日中、50日は映画館!-しあわせの雨傘 ~10(仏)

ババンはスザンヌが交渉の場に立ち、社長の代わりを務めるように勧めた。
社長としてスザンヌは団体交渉の場に立ち、みんなの心を掴んでいく。

365日中、50日は映画館!-しあわせの雨傘 ~10(仏)

ロベールの秘書ナデージュさえも、彼女が自分を認めてくれることに喜びを感じ、スザンヌに仕えていく。
また息子と娘も一緒に雨傘工場で働くことに。

365日中、50日は映画館!-しあわせの雨傘 ~10(仏)

順調に雨傘工場の業績が挙がり、彼女の手腕が認められてきたころ、ロベールが回復、現場復帰する。
しかし、それに反対する声もあがり、役員会が行われた。
そこで、スザンヌとロベールのどちらかに皆の持ち株を譲り、改めて代表を決めようというのだった。
業績を評価され、当然スザンヌに決まると思った矢先、娘のジョエルが父に株を譲ると言い出し、裏切ってしまう。

365日中、50日は映画館!-しあわせの雨傘 ~10(仏)

彼女は、夫と上手くいかない生活を続けて居たが、ようやく妊娠が発覚し、夫とやり直そうと考えていた。
そしてロベールの復帰とともに株を父に譲り、夫を工場で雇ってもらうよう頼んでいたのだ。

こうしてスザンヌは社長の座から降り、また「お飾りの壺」となったわけだが、いかんせん、日々の生活に満足するわけがない。
そこで、ある日、スザンヌはババンが議員に立候補したことをきっかけに、「女性の自立」を掲げて議員に立候補することに。

365日中、50日は映画館!-しあわせの雨傘 ~10(仏)

選挙運動にはナデージュも協力的で、夫に内緒で積極的に活動してくれ、息子のローランは付きっきりで運動に参加してくれた。
そのお陰で、スザンヌは見事、議員に選出されることに。

当選後の演説で、女性の自立を訴えるスザンヌの姿が、TVで放送され、それを夫ロベールと娘のジョエルが子供たちと見ている。

そこで一言、

「ただのお飾りじゃないんだ・・・・」

と自分の妻、自分のオカンが案外凄いことを見せつけられる、というエンディングでした♪

ね、「雨傘」が出てくるの、一瞬だけなんです。
雨傘工場を立て直したかと思ったらロベール帰ってきて、追い出されちゃうから、その後は選挙運動でしてね。
邦題、ミスったんじゃね?って思っちゃいます(^_^;)

ハイ、それから、簡単にストーリー書きましたが、伏線は実はもっとあって、

息子のローランは、実はロベールとの間の子ではない事が発覚したり、夫が浮気ばかりしていると思いきや、実はスザンヌも若かりし頃は、不倫を重ねていたことなど、フランスらしい「何でもアリ」なお気楽人生劇場。

気楽に見れる作品で、久しぶりに、純粋に楽しめましたな(*^_^*)