製作:クリス・ブリンカー/ドン・カーモディ
製作総指揮:ロイド・セーガン/ロブ・フリード
原案:トロイ・ダフィー/テイラー・ダフィー
脚本:トロイ・ダフィー
撮影:ミロスラフ・バシャック
プロダクションデザイン:ダン・ヤーリ
衣装デザイン:ジョージナ・ヤーリ
編集:ビル・デロンド/ポール・カンパータ
音楽:ジェフ・ダナ
出演:ショーン・パトリック・フラナリー/ノーマン・リーダス/クリフトン・コリンズ・Jr/ジュリー・ベンツ/ジャド・ネルソン/ボブ・マーリー/ブライアン・マホーニー/デヴィッド・フェリー/デヴィッド・デラ・ロッコ/ピーター・フォンダ/ビリー・コノリー/ウィレム・デフォー
神の啓示を受け、法で裁けない悪人どもの処刑に乗り出した兄弟の活躍を描き、映画ファンの間でカルト的な人気作となったバイオレンス・アクションの10年ぶりの続編。

評価★★★★☆
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[STORY]
コナーとマーフィーのマクマナス兄弟とその父ノアの3人が、イタリアン・マフィアのボス、ジョー・ヤカベッタを処刑してから8年。逃亡先のアイルランドでひっそりと暮らしていた彼らのもとに、兄弟のよく知るボストンの神父が殺害されたとの報せが入る。それは、何者かによる兄弟への挑発的なメッセージだった。さっそくボストンへと向かった兄弟。実は、彼らをおびき寄せたのは、ボストンでの勢力を回復させたヤカベッタ・ファミリーのボスにして、かつて兄弟が処刑したジョー・ヤカベッタの息子コンセイシオだった。
[IMPRESSION]ネタバレ注意!
あれから10年です。
マクマナス兄弟ももう実年齢40歳を超え、大人の魅力満載(^。^)
とくにマーフィーは、やっぱり好きだなぁ♪
この兄弟愛と、親子愛は不滅だと思わせる笑いも満載の映画の復活です♪
ぜひ、3作目を!!!
マクマナス兄弟と父“イル・ドゥーチェ”ことノアが、イタリアン・マフィアのボス、ジョー・ヤカベッタを処刑してから8 年。

3人はアイルランドでひっそりと暮らしていた。
そこへボストンの神父が殺されたという一報が入る。
まるでマクマナス兄弟の手口のような殺害方法で・・・・・。
明らかに兄弟に対する挑戦だったが、二人はボストンに戻る事を決意。

船員として貨物船に乗り込み、そこで、メキシコ人のロミオと意気投合し、彼をメンバーとして迎える。

ロミオ役には悪役で有名なクリフトン・コリンズ・Jr。
名バイプレーヤーになると、私は信じてます♪
バカにされながら兄弟と共に処刑人ごっこをするロミオは、かなりの泣き上戸(笑)
嬉しくなると泣きだしちゃうキャラで登場♪

今回、兄弟を引きずり出そうとしていたのは、8年前、マクマナス親子が殺したジョー・ヤカヴェッタの息子コンセイシオ。
彼に雇われたと思われた殺し屋は、神父を、兄弟の仕業に見せかけて処刑。
この事件を捜査するため、FBI捜査官ユーニスがやってくる。
彼女は前回の捜査官スメッカーの直属の部下で、スメッカーは殉職したとのことで、彼女がこの捜査を引き継いだという。
彼女もまた敏腕捜査官で、次々と的確なプロファイリングを行っていく。
また前作でマクマナス兄弟の協力者となってしまったボストン市警察の3刑事、グリーンリー、ダフィー、ドリーは、兄弟が復活した!と戸惑っていた。
しかし、ユーニスは、この神父殺しは兄弟の仕業ではないとし、彼らを模倣した単独犯と考えた。
一方、ボストンに到着した兄弟とロミオは、コンセイシオ・ヤカヴェッタのファミリーが経営するヘロイン工場を襲って全員を処刑する。

ユーニスは、今回は兄弟の仕業と考えた。
その頃、兄弟達は、ファミリーの便利屋ゴージャス・ジョージを捕え、各地のドンの集会を、ロミオの叔父の店でするように仕向けさせた。

全員が集まったところで、兄弟は銃を発砲し、全員をその場で処刑する。
そこへ、ユーニスがやってくる。
彼女はスメッカーの名前を出し、彼の意思を引き継いだと告げる。
兄弟は銃を下ろし、彼女を協力者として迎え入れた。
また兄弟の復活に戸惑っていた3バカ刑事も迎え、再び処刑人達はタッグを組むことに(笑)
兄弟がロミオの叔父の店で銃の手入れをしている時、グリーンリーがやってくる。
が、店に入ったグリーンリーを、あの単独犯の殺し屋が銃で撃ち殺してしまう。
思わずカウンターに逃げ隠れた兄弟だったが、そこにダディ登場!
ダディは、殺し屋と1丁ずつ銃を持ち、お互いの額に突きつけ、一騎打ちとなる。

兄弟は、殺し屋に銃を突きつけるが、
『息子達よ、パパは仕事中だ』
と言い、兄弟は正座して待つしかなかった・・・・。
この時の二人が可愛くて仕方ない(^_^;)
やっぱり人の子なんだなぁと思わせる一面。
で、ここでダディが死ぬわけもなく、黒幕を聞き出せないまま殺し屋はダディに撃ち殺されてしまう。
でもダディには、だいたい予測がついていたようで・・・・。
一方、兄弟達は、とうとうコンセイシオの居場所をつきとめ、ホテルの40階にあるアジトを襲撃、コンセイシオファミリーを処刑。

そこでもユーニスは見事なプロファイルを行うが、捜査からはずされてしまう。
だが、ファミリーには“ローマ人”と呼ばれる黒幕がいると考えたユーニスは、独自で捜査を始めた。

そして黒幕を突き止めた彼女は、ダディに情報を提供し、謎の協力者によって逃亡させられることになる。
その黒幕こそダディのかつての相棒ルイだった。
ダディには、父親を目の前で殺され、その相手を射殺した過去があった。
その時の相棒だったのがルイ。

彼らは処刑人の仕事を長く続けて居たが、ルイが裏切ったために、ダディは刑務所に服役することになったという。

そのルイに会いにいった3人はそこで彼の部下らと銃撃戦。
ダディは被弾し、息絶えてしまうんだけど、もう十分人生を全うしたかもしれないですねぇ。

息子との生活も取り戻す事ができたわけだし。
殺し屋としての人生がイイ人生だったかは別として(^_^;)
またダディのこんな経緯が今回明かされ、ダディの6丁拳銃を持つことになった経緯なんかも分かり、その下りが必要だったのかは謎だけど、まぁ楽しめる作品でした♪

ちょいちょい描かれるガキっぽい兄弟愛が私はスキですねぇ♪
かっちょ良く処刑したかと思えば、その後バカ騒ぎしたり、足をバタバタさせて大笑いしたり、ほんとガキっぽい♪
でも、40過ぎても、ガキみたいに騒いだり笑ったりできる男って、イイよね♪(^。^)
いつもそーだと困るけど(笑)
まぁ出来れば、前作を見てから、この作品を見ることをお勧めします。
前作のプロットが所々に出てきますのでね♪