製作:アヴィ・ラーナー/サミュエル・L・ジャクソン/スティーヴ・ゴリン/アリックス・マディガン=ヨーキン/マイケル・P・フラニガン/ラティ・グロブマン
製作総指揮:エリ・セルデン/ポール・グリーン/ジュリー・ヨーン/ダニー・ディムボート/トレヴァー・ショート/ジョー・ガッタ
脚本:マシュー・オルドリッチ
撮影:スコット・キーヴァン
プロダクションデザイン:リチャード・バーグ
衣装デザイン:スザンナ・プイスト
編集:ブライアン・バーダン
音楽:リチャード・ギブス
出演:サミュエル・L・ジャクソン/エド・ハリス/エヴァ・メンデス/ルイス・ガスマン/キキ・パーマー/マギー・ローソン/ホセ・パブロ・カンティージョ/ロバート・フォスター
「パルプ・フィクション」「ブラック・スネーク・モーン」のサミュエル・L・ジャクソンが犯罪現場を専門とする元警官の特殊清掃人を演じるクライム・サスペンス。

評価★★☆☆☆
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[STORY]
元警官のトムは娘ローズと2人暮らし。そんな彼は、犯罪現場の血痕や肉片などの除去を行う清掃業務に従事していた。ある日、殺人現場の清掃を請負ったトムは、無人の大邸宅で現場の掃除を始める。ところが翌日、返し忘れた鍵を持って再び邸宅を訪れたトムは、出迎えた女性アンが、清掃のことはおろか殺人のことすらも知らずにいることを知る。やがて、アンの夫である実業家ジョン・ノーカットの失踪事件が大きく報じられ、トムは自分が厄介な陰謀に巻き込まれたことに気づく。
[IMPRESSION]ネタバレ注意!
そりゃもう、この御三家の出演となりゃ、見ないわけにはいかない!
エヴァ・メンデスは大好きな女優さんの1人♪
でも非常に残念な感じであることを先にお伝えして・・・笑
それでもこれから見る方は、ネタバレにご注意ください(^_^;)

トム(サミュエル)は、依頼のあった掃除をしに、大豪邸へ行く。
指示書には、
鍵は玄関の鉢植えの下。と書いてある。
その鍵を取って中に入った。
真っ白のリビングには真っ赤な血と肉片。
トムはいつものように現場の写真をまず撮り、それから掃除を始める。
そしていつものように帰るのだが、鍵を持って帰ってきてしまう。
翌日、その家に鍵を戻しに行くと、その家のアン(エヴァ)が出てくる。
「昨日の鍵を返しにきました」
と言うと、何のことか分からないアンは、色々聞いてくるが、その時点で何かオカシイと気づいたトムは、何も言わずにその場を立ち去った。
それから普段どおりに日常を過ごすトムだが、何か引っかかる。
ある日、かつての相棒だったエディ(エド)から電話が入り、一緒に飲むことに。

待ち合わせたバーのTVで、トムが清掃した大豪邸の主人であるジョン・ノーカットの失踪事件が取り上げられており、担当刑事のバーガスが同じバーに居合わせた。
トムはさりげなくバーガスに捜査状況を聞いたりする(^_^;)
エディはトムが何か隠していることに気づいていた。
そして、ある日、トムが仕事で清掃業務に入っているとき、刑事としてではなく、友達として話を聞きに来たエディ。
全てを打ち明けるトムだが、エディは中途半端な協力だったり、手を引け!と言ったり・・・。
もうその時点で明らかにオカシイんですけど・・・?
だいたいこのキャスティングで、エド・ハリスがしょーもない役をするわけがないんで・・・(^_^;)
犯人は分かったのですが(笑)、何故か?がまだわかりません(・∀・)
そんな時、アンがトムに接触してくる。

夫にナニがあったのか知りたい・・・と。
真相を知りたいトムは、アンに夫の不審な点や何か狙われるような出来事はなかったか?を聞く。
すると、アンの夫は、大陪審で証言する事になっており、ノートをつけていたと言う。そのノートを見せてもらうと、そこには買収された汚職警官のバッジナンバーと金額、日付が書かれていた。
もちろんトムの記録も載っていた。
これが原因だ!と思ったトムは、エディに伝えにいく。
しかし、よくよく考えると、そのノートが目的なら夫を殺してとっくに奪っているはず。
トムは、鍵が気になった。
アンに、「夫に愛人はいるか?」と聞くが、心当たりはないと言う。

トムは、エディの家へ行った。
エディは、ノートをバーガスに渡して取引しろ!という。
しかし犯人の狙いはノートじゃない!と言い張るトム。
犯人はアンの愛人だ!と言う。
良くある話じゃないか!というエディ。
しかし、トムは、エディの家にアンから贈られた感謝状が置いてあるのに気づく。
ノートをバーガスに渡すよ!と言って、そのままエディの家を出たトムは、アンの家へ向かう。
アンに、エディに電話して鍵をどこへやったか聞くように詰め寄ったトム。
案の定、エディは鍵を捨てたと言った。
その後、トムはバーガスと連絡を取り、ノートとエディを渡す約束をする。
しかし、そこにトムの娘から電話。家でエディと一緒に居るという。
すぐに家に戻ったトムは、エディと話をするが、当然エディは自首する気なんてサラサラない。
トムに銃をむけ発砲しようとした時、トムの娘がエディを銃殺した。

追っかけてきたバーガスらに保護され、ノートはバーガスが処分して(ようはウヤムヤにして・・・)、一件楽着?(^_^;)
と言うお話なんですが、先にも言うたように、非常に残念なのは、序盤から犯人が分かっていたことと、思わせぶりなストーリーにも関わらず、全く緊張感もスリリングもなく終わってしまったこと・・・・。
サスペンスなのに成り切らん・・・なんとも消化不良な映画でした。