製作:クリス・カーター/フランク・スポトニッツ
製作総指揮:ブレント・オコナー
脚本:クリス・カーター/フランク・スポトニッツ
撮影:ビル・ロー
プロダクションデザイン:マーク・フリーボーン
編集:リチャード・ハリス
音楽:マーク・スノウ
出演:デヴィッド・ドゥカヴニー/ジリアン・アンダーソン/アマンダ・ピート/ビリー・コノリー/アルヴィン・“イグジビット”・ジョイナー/ミッチ・ピレッジ/カラム・キース・レニー
科学では解明できない超常現象を帯びた未解決事件を追うFBI捜査官コンビの活躍を描き、世界中で人気を博したTVシリーズ「X-ファイル」の6年ぶりの映像化となった劇場版第2弾。

評価★★★★☆
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[STORY]
ある時、FBIの女性捜査官が謎の失踪を遂げる。その失踪後、サイキック能力を駆使できるという神父ジョーが捜査協力を申し出てきた。そこでFBIは、かつて超常現象の絡む事件を多く担当し、今はキリスト教系の病院に勤務するスカリーと隠遁生活を送りながら独自に超常現象の調査を続けるモルダーに協力を要請するのだった。モルダーとスカリーはジョーと対面。しかし、彼には小児性愛者としての犯歴があった。それでもジョーを信じるモルダーは、ジョーの超能力は嘘だと言うスカリーと激しく対立する。
[IMPRESSION]ネタバレ注意!
これ、今までのX-ファイルと思って見たらガッカリする人も多いかも。
UFOや超常現象や地球外生命体のお話ばっかりだったかつてのX-ファイルとは違うので要注意やなぁ。
でも個人的には、今回のようなストーリーの方が、私は現実味があって好きだー。
さてさて、内容ですが・・・。
スカリーはキリスト教系病院に勤務し、不治の病の少年の主治医をつとめていた。少年をホスピスに入れるよう、委員会から告げられるが、まだ治療方法はあると言い張り、ホスピスへの転院を拒んでいる。

そんな時、スカリーの元にFBIがやってきて、モルダーと共に捜査協力をしてほしいと依頼があった。モルダーの家へ迎えに行くスカリー。FBIからあらぬ罪で手配されているモルダーは1人で不可解な事件の調査を続けていた。

その「あらぬ罪」を免罪にすることを条件に、モルダーは捜査協力することに。
事件の内容は、
1人の女性FBI捜査官が行方不明になり、自宅から拉致された様子。
そこに自称サイキックのジョー神父がやってきて、捜査協力したいと言ってきたという。

ジョー神父は、行方不明の女性捜査官の「ビジョン」を見たと言い、FBIと共に彼女の捜索を始める。

しかし、彼が見つけたものは、女性捜査官ではなく、男の腕だった。
男の腕からは、動物用鎮静剤が検出される。
モルダーとスカリーは、このジョー神父の自宅へ向かう。
彼はある施設で集団生活を送っているという。
それは、小児性愛者用の施設。
彼はかつて37人もの少年に対する性的虐待で犯歴があった。
しかし神の導きによって、ある日からビジョンが見えるようになったと主張する。
小児性愛者であった事実から、スカリーはジョー神父に対し激しい嫌悪感を示すが、モルダーは事件現場へ一緒に行こうと提案する。
その現場でジョー神父は、目から血の涙を流した。
また11人分の人体のパーツも発見される。
ここらから
フツーの連続殺人っぽい内容に・・・笑
そしてまた事件が発生。
今度はプール帰りの女性が拉致された様子。
プールの利用者記録から、行方不明の女性捜査官もプールに通っていたことが分かり、ここで犯人は女性を物色していたものと推測された。
そして動物用鎮静剤の入手先から、ロシアの医師団が関わっていることが判明。
そのビルを押さえに行くと、既にもぬけの殻。
モルダーとFBI捜査官ホイットニーがビルの外にいるところに、女性を拉致していた犯人が出てきた。二人は犯人を追いかけるがビルに逃げ込んだ犯人にホイットニーは殺害されてしまう。

犯人に逃げられるが、モルダーは、動物用鎮痛剤が手に入る店で犯人を見つけ、尾行を始めるが、気づかれ、車ごと崖に突き落とされる。
それでも死なないのが主人公。
デコの傷だけで生還したモルダーは、犯人のアジトを突き止めるが、あっさり倒される。

スカリーは、モルダーと連絡が取れなくなったことに不安を感じ、FBIに捜索を依頼。
またFBIの調査から、今回の犯人グループの中に、ジョー神父の被害者もいた事が分かる。スカリーとFBIはモルダーの車を発見し、その後、犯人グループのアジトを発見。
モルダーを切り刻もうとしている犯人をぶん殴るスカリー。
そして、プール帰りに拉致された女性を発見。
彼女は首が切られた状態で瀕死。

この犯人グループは、ある男の首をすげ替える実験を、あらゆる女性の体で行っていた。

その男こそが、ジョー神父の被害者の1人。
というオチなんだけど、結局のところ、このサイキックのジョー神父のみがX-ファイル的な要素で、後はサイコスリラー的人体実験の要素が強い作品に仕上がったわけです。
その後、このジョー神父と被害者の関係から、FBIはジョー神父も共犯と発表するわけですが、モルダー的解釈によれば、神が、改心したジョー神父と被害者を結びつけ、彼にビジョンを見せたって感じでしょうか?
私は嫌いじゃないなぁ。
あまり評判良くないみたいだけど(笑)