ヤマカシ ~01(仏) | 映画とcoffee、ときどき妄想

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     ≪そろそろ映画館に行きたい・・・・≫ 

原案・脚本・提供:リュック・ベッソン
監督:アリエル・ゼトゥン
出演:チョウ・ベル・ディン、ウイリアムス・ベル、マリク・ディウフ他

7人組のパフォーマンス・チーム“Yamakasi”が大活躍!トリック撮影なし!

評価★★★★☆

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[STORY]
まもなく日の出を迎えようとしている、フランスはとある郊外の一角。見上げんばかりの高いマンションを前に、7人の若者たちの姿がある。おもむろに動き出したかと思うと、おのおのバク転だのバク宙だのとパフォーマンスを見せつつ、そびえ立つマンションの棟に足を掛け登り出す。
ある種のリズムを刻むように、澱みなく1階、2階と登っていく7人のパフォーマンス・チーム「ヤマカシ」。

ある日、ヤマカシの真似をして木登りをした少年が、持病の心臓病を悪化させて24時間以内に移植手術を受けなければ命が危なくなる。ドナーの手配はしたものの、臓器輸送の実費は家族の負担になる。少年の家族にはとてもそんな金は払えない。「貧乏人に死ねという世の中は間違っている」と憤慨するヤマカシのメンバーたちは、国の医療行政を取り仕切る理事会メンバーの家から金をかき集めようと決意。だが彼らと親交のある刑事はこれを察知して、ヤマカシたちが狙う家に先回りする……。


製作総指揮はリュック・ベッソン。あるテレビ番組でヤマカシの存在を知ったベッソンが、映画『TAXi2』の忍者役に彼らを使ったのが両者のつながりの発端。その後、彼ら自身を主役にした映画を作ろうと考えるのに時間はかからなかった。
映画の中で演じられている飛んだり跳ねたりのパフォーマンスそのものは、日頃から訓練を積んでいるヤマカシ7人が体を張って披露している正真正銘の本物。準備段階ではさまざまな安全策を講じたそうだが、いざ本番となると命綱なしで高いビルをすいすいよじ登り、フェンスを飛び越え、ビルとビルの間をジャンプし、獰猛な犬たちと追いかけっこをする。

[IMPRESSION]トリック無しやから結構おもろいよ!
真剣に、千葉真一の弟子になろうかと考えた時代もあった私にとっては、アクションとかスタントはかなり興味を引くジャンル。ヤマカシのように、ちょっとストーリー性があいまいで、無理やりこじつけてきな作品では、こういったアクションで興味を引くしか無い!笑
ベッソンの突拍子も無い発想は確かに凄い!そういった意味で、この作品は面白い!
映画好きな人が、脚本だけを評価するなら、この作品は、酷いと言うのかも?笑