What is the Matrix?

評価★★★★☆
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[STORY]
コンピュータプログラマーとしてニューヨークの企業で働くネオ。
凄腕のハッカーという顔も持っている彼は、最近“起きてもまだ夢を見ているような感覚”に悩まされていた。ある日、自宅のパソコンのモニター画面に、不思議な文字列が浮かび上がる。「起きろ、ネオ」「マトリックスが見ている」正体不明の美女、トリニティに導かれて、ネオはモーフィ アスという男と出会う。彼に見せられた世界の真実の姿は、驚くべきものだった。今は1999年ではなく、2199年ごろ。人間たちが“現実”だと思っているのは、「マトリックス」と呼ばれる仮想現実。そう、この世界は、コンピューターによって脳に送られた電気的な刺激が作り出した、スーパーリアルな幻なのだ。21世紀の初め、A.I.(人工知能)が単一の意識を持つようになり、自分たちが主導権を握ろうと反乱を起こした。戦いに勝ったコンピューターが、新たな動力源として人間を計画的に“生産”し、その身体が吐き出す熱を動力源とすることにしたのだ。その事実を知り、A.I.による支配と戦っている少数の人間たちは、長い間、予言者が語った人物の出現を待ち望んでいた。そしてネオが選ばれた。この世を人間の手に取り戻すことのできる“救世主”として…。
度肝を抜く驚異の映像と、複雑怪奇なストーリー
ウォシャウスキー兄弟(ラリーとアンディ)
21世紀を目前とした今、ウォシャウスキー兄弟が世界につきつけた、新しい時代の映画 の無限の可能性の集合体ーーそれが『マトリックス』。
[IMPRESSION]ネタバレ注意!
本編のアクションシーンは大部分が超スローモーションで、特殊な技術を用いた箇所もところどころにあるらしい。優雅な立回りをダイナミックなカメラワークで収めるテクニックだが、この時に進むコマ数は1秒にして約12000 。これぞウォシャウスキー兄弟の言う“マシンガン撮影”。これを採用することで、被写体の動きやそのスピードをほぼ自在に変えることができる。例えば、空中で対戦相手に飛び蹴りをくらわすという動作も、“猛スピ ードで飛び上がり、いったん空中に停止してから、目にも留まらぬ速さで足を蹴り出し、ゆっくりと着地する”といったアレンジが可能になるらしい。
幻想的な生物や風景のデザインにも今までにない斬新さがうかがえる。映像手法や視覚効果は、まさに前代未聞。ワイヤー・スタントに至っては過去の映画になかった迫力がある.