製作:ハン・ソッキュ/ク・ボナン
原作:ク・ボナン
脚本:ペク・スンジェ/キム・ジョンヘン/チョン・ユンソプ/シム・ヘウォン/キム・ヒョンジョン
撮影:キム・ソンボク
音楽:ミヒャエル・スタウダッハー
照明監督:シン・ハクソン
出演:ハン・ソッキュ/コ・ソヨン/チョン・ホジン/ソン・ジェホ 他
あの『シュリ』を超えた!話題沸騰の超大型エンタテインメント。分断の歴史の陰で、激しく命を燃やした男女の愛……壮大なスケールで描かれるサスペンスフル・ラヴストーリー。

評価★★★☆☆
--------------------------------------------------------
[STORY]
1980年、冷戦下の東ベルリンを出国しようとしたひとりの男を、一発の銃弾が襲う。男は必死に追っ手をかわし、何とか西側へたどりつく。「自由世界へようこそ」。韓国人の情報員が手を差し出した。だが亡命者を装ったこの男は、実は北朝鮮が送り込んだ工作員だった。その名はイム・ビョンホ。
指令 「DJに接触せよ」
ビョンホは韓国の国家安全企画部(安企部)で厳しい取調べを受ける。東ベルリンの北朝鮮大使館に勤務していた彼に、偽装亡命疑惑がかけらるのは当然のことだった。ビョンホは拷問に耐え抜き、安企部のペク・スンチョル団長に身柄を預けられることになる。
武装スパイの軍事訓練教官となり、上層部の信頼を獲得していったビョンホは、二年後の1983年1月、ついに正式な安企部要員に採用される。彼に北からの最初の指令が下ったのは、それから間もなくしてだった。ラジオの音楽番組から流れてきた暗号に目の色を変えるビョンホ。「DJに接触せよ」。口実を作り、放送局を訪ねたビョンホの前に現れる女性アナウンサーのユン・スミ。彼女もまた北のスパイであった。以後、ビョンホは彼女を通して指令を受けとることになるという。
そして彼女との愛のために、運命の歯車は大きく狂い始める。やがて北からも南からも追われる立場へ追い込まれてゆく中で、ビョンホは葛藤し、重大な決断を迫られるのだった……。
[IMPRESSION]
今回の作品、ハン・ソッキュに支払われた出演料は、前作『カル』の時の3億ウォンを大きく上回る、4億5000万ウォンらしいが、そこまでこの作品に惚れこんだのが、ぶっちゃけ判らん。
007のようにド派手なスパイ映画と違って、繊細で物静かなこの作品は、実際の裏社会のドロドロした水面下をよく現しているとは思うが、あの『シュリ』を超えるほどの作品とは思えない全然(個人的な意見ネ)。なにかしら最後に、『え?』って思わせるシーンがあるのだろうと思えば、その通りで(笑)、結局最後に「せつなさ」を残そうっていう製作側の意図が見え見えでちょっとイヤ(苦笑)。よく出来た作品なんだけどね。ホント。