今回も、過去のブログの加筆修正版です。

 

 

不登校を選ぶ。

 

 

最初から行くつもりのない子どもはいないと思いますが

 

結果的に、不登校を選んだ。

 

日本ではそれは、

生きづらさにつながります。

 

自分らしく生きたくて

不登校になっても、

二次災害のように、

「普通」を生きる周りの人から

色々なプレッシャーがかかる。

 

このプレッシャーにどれだけ

流されないでいられるかが、

不登校の家庭での課題なのだと思います。

 

霧が晴れたように価値観を変えられたなら

周りからのプレッシャーにも負けずに

しっかり立っていられると思いますが、

 

なかなか最初からそんなふうに割り切るのは難しい。

 

 

学校に行かない

  ↓

学力が下がる

社会性が身につかない

  ↓

将来が心配

 

これが、世の中で考えられているパターン。

 

でも、本当にそうでしょうか?

 

先生からの指示に素直に従うことに

慣れている今の子どもたちに警鐘を鳴らしている

教育者も多くいます。

アクティブラーニングの重要性は

日本でも浸透してきました。

 

子どもにとって、大切なのは

自ら学ぼうとすること。

学びは、学校の勉強だけではなくて、

世の中にいくらでも転がっています。

 

知識というものは

幾つになっても自分の力の源になります。

そういう意味で、学ぶということは

決して無駄にはなりません。

どんな経験も、全て学び。

 

林修先生が、筋金入りのヤンキーたち

(もちろん勉強は大嫌いでほとんどやってない)

に授業をしたことがありますが、

最初は勉強なんて少しも興味を持っていなかった

ヤンキーさんたちが

 

林先生の授業でだんだん

学ぶことの大切さを知り、

せめて漢字だけでもやり直したい

と、授業の後に清々しい顔つきで

話していた姿にちょっとウルっときたのを覚えています。

 

自分が必要に思わなければ

学び直す必要も感じないと思います。

彼らは、大工などで生計を立てているとのことでしたが

漢字がわからなくて恥ずかしい思いをしている、

という人が多くいました。

林先生の授業がきっかけで

学び直そうと思えたことが、

自分たちでも嬉しそうでした。

 

学ぶって、本当は楽しくてわくわくすること。

 

 

私も、不登校の子どもたちから

いつもたくさんのことを教えてもらっています。

居場所を運営するための学びも、ワクワクだらけです。

ワクワクする気持ちが、

人を未来に向かわせるのだと思います。

 

 

不登校で今は勉強(学校を感じさせるもの)していなくても、

自分で学ぶ力さえついていれば

いつだってやり直せる。

 

 

私たち大人が不登校の子どもにしてあげられることは、

自立の心をつけてあげることなのだと思います。

 

綿毛になったたんぽぽが

自分で風に乗って飛んでいけるように

 

どこでもしっかり自分の頭で考え、

自分の足で立派に歩いていけるように。

 

 

 

NPO法人 自由創造ラボたんぽぽ

米澤 美法

 

 

 

過去の記事はこちら

子どもはちゃんと、わかってる
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「読書のススメ」
不登校、子育てにつながる
おススメ本、紹介しています。
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不登校は甘え?
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