親っていきものは、わがままです。

 

子ども以上に、わがまま。

 

子どもの幸せの「ため」と、ついつい

いろいろ世話をやき、口を出してしまう。

 

子どもを愛しているからこそ

ついつい先んじて口を出してしまう。

親業に一生懸命になればなるほど

ああなってほしい、こうであってほしい、

そんなことを望みすぎちゃう、

そんな愛すべきわがままな生き物。

 

そんな日常に、思春期がやってくると

子どもはいよいよ反撃を開始。

 

この反撃があるからこそ、

親も自分の「余計」な一言に

気づくことができる。

 

反抗期、ありがたや。

そう思えるようになると、

すこし心が軽くなる。

 

親として、子どもを諭そうとしてしまう。

でも、子どもって、ちゃんとわかっている。

親が思う以上に。

 

私も時々ウッカリ先走って、

子どもから反撃という学びをもらいます。

ああ、あの言い方じゃあ伝わらなかったな、

と内省できるいい機会。

 

多感な子どもに親がしてあげられることは

「聴いてあげること」

「決して見捨てないこと」

 

たとえば誰かの悪口だろうと、不満だろうと、

共感して聴いてあげる。

 

一緒に悪口を言う、ということではなく、

「うんうん、嫌だったんだね。」

「そんなことあったんだ。」

と、共感すること。


「そんなこというもんじゃない」

「そんなんじゃあ将来困るぞ」

なんて諭したくなっても、

大人はぐっと我慢。

 

こどもはちゃんと、わかってます。

 

私たち親だって、疲れてちょっと愚痴ったりするときに

正論で諭されることは望まないのではないでしょうか。

ただ共感してもらいたい。

それで心は満たされる。

 

子どもの言動にイラっときたら、

深呼吸して力を抜いていきましょう。

 

こどもにとって、家庭が

ありのままの自分を受け止めてくれる

場所であると思えるように。