茶々丸が逝った | 保護猫&ドッグラン 『 さばいでぃ』

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犬猫の殺処分0を目指し、人と行き場のない動物たちの新たな出逢いのきっかけを作りたい。

ボランティアのみほです。
2019年の夏、私がまださばいでぃのボランティアに入りたてだった頃、奈井江で保護された『茶々丸爆笑』と出会いました。

【当時のブログ】
この時の事は今でもハッキリ覚えており、ちょうどお盆直前の暑い夏のこと、ガリガリに痩せて目も鼻も酷い状態の茶々丸の保護連絡が砂川警察にありました。
『このまま何の処置もされずに警察署で保護されたままでは、せっかく保護されたのに死ぬかもしれない』そう考え、必死で自分が見て感じた情報をありのままこぼりに伝え、『さばいでぃ』に連れ帰ることになりました。

ガリガリのボロボロだった茶々丸は、朝、昼、夜、寝る前の4回ハウスボランティアさん達の手厚いお世話のおかげでどんどん回復していき、徐々に本来のオス猫らしいふくよかな姿に成長していきました。










まだ若い子だと診断された茶々丸は、先生の見立て通りまだ幼さが残っており、人が大好きでスリスリゴロゴロとよく甘えてくれていました。








エイズキャリアではありましたが、その後は大きい病気をすることも無く元気に過ごしている茶々丸を見て、あの時連れ帰られて本当に良かったと何度も思ったものです。









諸事情により、1年半ボランティアのお休みを頂き、久しぶりに見た茶々丸は私の知る丸々とした姿ではなく、すっかり痩せて小さくなってしまった姿でしたショボーン
風邪を拗らせてしまった茶々丸は肺の病気になってしまい、入院していたと知りました。
1~2ヶ月置きに肺の状態をチェックしに通院する事になっていた茶々丸、エイズキャリアの子は風邪を引けば重症化しやすく、早めに治療をしてあげなければなりません。

冬が来て空気が乾燥し風邪が流行り始めた頃、起こしてはならない事故が起きました。
風邪を引いて鼻が詰まっている茶々丸に、通常通りのa/dによる強制給餌をし、風邪をひき、肺も悪くなっている茶々丸はなかなか上手く飲み込めず相当苦しかったのでしょう、強制給餌途中に倒れ口で呼吸をする状態になってしまいました。

急いで病院へ連れていき、酸素室に入院する事になった茶々丸。
病院から日々送られてくる写真や動画を見ては、皆で茶々丸の回復を願いました。
茶々丸は先生も驚く程、一時は回復も見せてくれましたが、入院中に何故か急に日に日に食べ物を受け付けなくなり、32°という有り得ないほどの低体温にまで落ち込んでしまいました。

酸素室の中にいても、苦しそうに口呼吸を繰り返し、ごはんを食べられないことから起こる低血糖に対し、糖を身体に送り込む点滴や、体温を上げるための保温、体内の炎症を抑える治療など、茶々丸にできる最大限の治療をして頂きましたが、苦しみながら茶々丸は逝ってしまいました。





失った命に悔やんでも謝っても、もう戻ってきてはくれません。















二度とこんな悲しい別れをしないように、保護している子達を守らなければいけません。私ができるせめてもの償いは、頑張った茶々丸を迎えに行き抱き締める事しかできません。




















茶々丸、最期まで本当によく頑張ってくれてありがとう。



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