前回の記事でもご紹介しましたが2020年の新卒採用を行っています。
プレエントリーでもたくさんのご応募をいただいていますが、3月25日には最初の会社説明会を行いました。
当日はたくさんのご参加をいただきました。
僕も挨拶と企業理念の説明をさせていただきましたが、うかつにも喉を壊してしまいガラガラな声での挨拶となってしまい、参加者のみなさんには申し訳ないことをしてしまいました。
次回は4月15日を予定していますがおかげさまで午前の部・午後の部とも満席となっています。
次回は万全の体調で挑みたいと思っています。
動画にて会社紹介も行っていますのでご興味ある方はぜひご参照ください。
さて、会社説明会に参加していただいた学生さんたちからもたくさんのエネルギーをもらっていますが、やはり新卒採用というタイミングは自身の会社の棚卸をするいい機会となります。
私たちは受け入れる側ですので伴う体制をつくらなければなりません。
僕は毎回学生さんたちに「入社することがゴール」ではなくて「入社してからがスタート」と伝えています。
ごくごく当たり前のことではありますが、就職活動のエネルギーが入社後には燃え尽きてしまっているような人も時に見受けます。「いい会社に入りたい」というのは当たり前の気持ちだと思いますが、「いい会社」は自然に作られるものではありません。むしろ軋轢や葛藤を重ねて乗り越えた上で作られることもあると思います。
「いい会社」に入ったから一生安泰という時代はとっくになくなっていると思います。
そういう意識は実際に社会人になってみなければ肌の感覚としてわからないこともあり、当たり前のことながら繰り返し伝えるようにしています。
同様に受け入れる側の人たちも「採用することがゴール」ではなく「入社させてからどういう風に育成するか」という意識を持つことも必要になります。会社は「利益を追求する集合体」ですのでただ単に人を集めても仕方がないと思います。
「育成イコール貢献」であり「貢献イコール対価」として関わる人たちの生活が潤っていくものであればよいかなとプロセスのひとつとして考えています。
最近社内のメンバーたちに「頑張ります」と「反省してます」は使わないようにしようと強調して伝えています。
何かの案件に対して「頑張ります」や「反省してます」の一言で片づける人がいます。
特に40歳代前後ぐらいのキャリアを積んでいる人たちにも多くみられます。
「頑張ります」の『ゴール』はどこにあるのか?
「反省してます」の『根拠』はどこにあるのか?
どの具体的な内容は何も示されません。
要は「頑張ります」や「反省してます」を回答にしてしまう『癖』ができてしまっているのです。
目標達成には具体的なプロセスが必要ですが「頑張ろう」だけでは戦術になりません。
どうすれば改善や改革を示せるのか根拠を集めなければならないのに「反省」だけでは次回も同じことを繰り返すだけです。
よく「責任を感じています」という言葉を使う人もいますが「責任」とは『成功を繰り返すプロセスを継続する』ことであり、失敗した時の定型文ではありません。
そういう意識を上司や先輩たちが自然と身に付けなければ新人の方たちを教育することなど到底できないと思っています。
当社では採用をカフェレオの卸事業単体からグループとして様々な事業の領域に拡げています。
今回は「マルチタスク」「ダイバーシティ」というキーワードを掲げていますが、どんなフレーズを使っても「具体的」に説明しなければ相手に伝わらないし理解してもらえないことだと思っています。
これからは対価や評価基準も大きく変わっていく世の中になっていくと思います。
ますますAIを軸にしたシステム化がさらに進んでいくと思いますが、まずは自身の意見を明確に表現していくことから変えていかなければならない時代になるのではないでしょうか。