物流センターに年末のあいさつ | カフェレオグループの社長ブログ

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ゲームやアニメーションなどのキャラクターグッズに関わる仕事をやっているカフェレオホールディングスという会社の代表をやっています。
グループ企業で「アルジャーノンプロダクト」「日本卓上開発」「CPL」という会社を運営しています。

昨日は横浜の新杉田にある当社の物流センターにミーティングと年末の挨拶を兼ねて訪問してきました。

 

現在の場所に移転をして3年経ちますが、今年も当社だけで年間で約900万個の出荷を行っています。

2000坪のスペースにカフェレオ及びカフェレオグループの関連会社や取引先のメーカーなど約30社が入居して日々の入出庫作業を行っています。

 

 

現物流センターへの移転を機に当社の物流業務を委託しているパートナーのエフトランスさんと合弁で「カルチャー・パーティ・ロジスティクス株式会社」(以降CPL)を設立しました。当時約500坪の物流センターを使っていましたが業務拡大に伴い手狭になり、いよいよパンクして支障がでるのではないかという状況の時に、近隣に現在の物流センターが新設される情報が入りました。

 

ただし契約条件は2000坪を借りること。

当時の4倍の規模です。

 

カフェレオ単体の物流センターでは規模が大きすぎ、とはいえのんびり他の物件を探している余裕もありません。

抜群の交通アクセスという好立地もありましたので、どうすれば2000坪を活かせるかという発想に切り替えました。

 

元々、当社が代理店として販売を任せていただいているメーカーさんがいくつかあります。

納品数量のほとんどが当社ですので倉庫は同じ方が扱いが楽だろうという考えから、関係が深いメーカーさんを当物流センターに誘致しました。早いタイミングで半分が埋まり、当面はキャパオーバーに心配することなく余裕を持った対応ができることになりました。

実際に何度も大量出荷や大量保管の局面を向かえましたが無事に対応できた結果は業績に結び付いているものです。

 

しかし半分の1000坪を埋めることに時間がかかり、その期間の家賃の穴埋めにかなりの投資となりましたが、現在はボードゲーム流通や塗料やカードゲームなど業界内の大手メーカーさんが複数契約してくれたおかげさまで一気に満床となりました。

 

連日、各社の商品が大量に入荷しますが、規模が大きいおかげで大型トラックの受け入れも安定して対応できます。

当社を利用していただいているメーカーさん同士が同じイベントに出展する場合は納品と引き取りをシェアすることができますのでコストも手間も圧縮できます。

 

物流用語で「3PL」という言葉があります。

3PL=(3rd Party Logistics:サードパーティ・ロジスティクス)とは、第三者である物流業者が、物流コンサルタント機能や物流情報システムの提供を通じ、物流の効率化・物流コスト削減などのマネジメントを共通目標に物流業務を一括して受託することです。

サードパーティーとは第三者団体(企業、機関 等)のことで、「 サード」は第三者の「第三」であり、非当事者の意味を持っています。

 

当社はアニメやゲームなどのグッズやホビー商品を扱っているので「サブカルチャー」に関わるジャンルで仕事をしています。

カルチャーに関わる集団(パーティ)の物流(ロジスティック)の造語で「カルチャー・パーティ・ロジスティクス」という社名にしました。

 

社名の通り、当社の取引先を中心とした企業を誘致しています。

よって倉庫内の商品移動が主となりますのでコストやリードタイムが大幅に圧縮されます。

 

ニュースなどでもご存じのとおり、ネット通販市場の拡大に伴い宅配便の価格が大幅に値上げされています。

個人利用はともかく我々のような流通業は宅配便の依存が高いため10円の値上げでも年間の利益には大幅に影響します。100円以上の値上げになればどれほどコストに影響するか想像を超える圧迫となります。

また今日のようなクリスマス商戦の連休前や年末年始、大型連休前などは荷物が集中し交通事情も悪い状況で「小口割れ」など発生し予定通りに届かないことが多々あります。

実際に当社のクリスマス前も毎年大型の小口割れが発生し荷物の受け取りができずに販売に影響することが起こっています。

(対応するスタッフたちの負担も相当なものです。)

 

しかしこの数年にトライしてきた取引先を中心とした物流センターの構築が功を奏して、物流事故の確率が大幅に減少し安定した荷受けができるようになりました。宅配便の値上げの影響も物流センター内移動に関しては手数料しか発生していませんので大幅な効果がでていると思います。

 

現場のみなさんの努力とここまでの投資があっての賜物ですが、前年は黒字化に転じてやっと一息の状況となりました。

 

とにかくロケーションが抜群でJR新杉田駅の金沢シーサイドラインの出口から首都高速湾岸線の交差点に出れば、その先が物流センターです。

 

 

 

 

当社が入居する入口は奥なのでここからしばらく歩きます。

 

 

その先にはマリーナが待ち構えており、夕焼けや夜景はキレイで癒されます。

 

 

一般的に関東近県などの倉庫はもより駅から遠かったり、車を使用しないといけない場所にあることがほとんどです。

 

JR新杉田駅から徒歩5分のロケーションは本当に便利です。

 

物流は一見地味が業種ではありますが事業のインフラをつなぐ大変重要な仕事です。

当社においても物流は動脈ですので、どんなに注文を取っても物流が機能しなければ何もできない大切な役割です。

 

当社にも物流管理チームやパートナーのエフトランスさんも窓口から現場作業までさまざまな人たちが関わっています。

荷物を届ける配送便の人たちも含め多くのステークホルダーがあっての仕事と痛感します。

 

来年は段ボールなどの梱包資材のコストアップと廃棄ロスの圧縮や梱包作業の軽減を目指して一部エリアでの自社便オリコン配送「カフェレオエコロジ」もスタートする予定です。

 

来年のCPLはさらに関わる方たちに役立つ提案ができるよう頑張っていきたいと思います。