今ぎりぎりのところを保ってしっかりつかんだ手が
これを手放せば楽になれるよと教えてくれた。
それは出来ない。
きっともっとつらい現実がそこにあると思うから
声を荒げてしまえたら
飲みこんだ言葉を吐き出してしまえたら。
なんどもなんども
なんどもなんども
僕の中にある黒い部分が吠えた
早く捨ててしまえと
悔しいだろう憎いだろうと
でも違う
一番被害が少ない可能性を選んだ。
感じ取ってしまうから
わかってしまうから
それがいつもすごい確率で当たるだけで。
ほら見て御覧
俺が苦しくても幸せそうだったろう
大丈夫だよって笑顔がどんどん自分の中の色を濃く、黒くしていく
悪いと少しでも思うなら嘘を吐くな
罪悪感に苛まれるなら嘘を吐くな
その嘘だって俺には丸見えなんだよ
見えてるから
忘れるなよ