フレンチトーストの起源は実は… | スペインバスクのチョコレート屋からLA PEÑA DULCE

スペインバスクのチョコレート屋からLA PEÑA DULCE

美食の町バスクの伝統を守り続ける築500年の建物にお店を構えるチョコレートトリュフ店です。スペインバスク、フランスバスクの二国に暮らす食べることが大好きな私たち夫婦のお勧めバスク情報満載です。
 

現在カトリック教徒は四月一日のキリスト復活の日までの大切な期間を過ごしております。

この期間はキリストが復活する前に十字架にかけられ亡くなるわけなのですが、この期間に食べられるお菓子がなんと!

日本ではフランスパンを使うからフレンチトーストという名前で定着しているこのお菓子。

500年以上も昔からスペインでも食べられているんです。


Torrija トリハと言います。

私たちもこの時期だけ限定で作ります。ひらめき



バケットをミルクとシナモン、レモンの皮、砂糖に一夜漬けし翌朝卵をさっと付けて揚げたお菓子です。





昔はこの復活祭前は粛々と過ごし、お肉を頂かないようにしていました。

つまり肉を食べないとパンが余る訳です、その余ったパンを使用して作られたのがこのトレハです。

他にも信仰心を妨げるような食べ物を排除していたと言うお話もあるようです。

そんな起源のあるお菓子なんです。

おそらくフランスはバターを使うのでフレンチトーストのように焼くタイプになったのかな。

スペインはオリーブオイル大国だから揚げたという事ですね。ニコニコ