加藤祐滋です。
先日、青山桂子さんが講師を務める
「岐阜中日シャンソン教室」の発表会に行きました。

今回の会場は、今年1周年を迎えた岐阜市にあるMUSIC CAFE「SAKURA」さん。
ここでの開催は初めて。綺麗な会場で、幹事さんはじめ出演者もワクワクの様子。
音響も照明もしっかりしている環境に加えて、グランドピアノはKAWAI!
エルムと一緒です。
こう言うところが一緒だと嬉しくなります。
参加者は、8名。
ピアノ伴奏は、リッキーこと山下力哉さん。
いつも歌い手に寄り添った伴奏で、青山さんから絶大な信頼を寄せられる紳士なピアニストです。

幹事として冒頭のあいさつと共にトップバッターを務めた長縄恭子さん。ハキハキされていて、お話していてとても気持ちの良い方です。ワインレッドのドレスで「ラ・ボエーム」「赤い風船」を落ち着いた雰囲気で熱唱。マイクを持つ手が美しく、歌う姿が絵になります。2部は平和を願って「愛の追憶」を歌唱し、2部のラストを飾りました。

西村登茂枝さんは、”優しいお姉様”と紹介されるほどおっとりとした方。しかし歌声は芯のある想いのこもったものでした。
「フィナーレ」「愛は花、君はその種子」を披露。両曲ともピアニスト山下さんの隣で歌唱。衣装も黒同士、息ピッタリのお二人でした。

「ピカピカの1年生です」とあいさつされたのは、初出演の小野昌樹さん。グレーのスーツがとってもカッコ良く。
「さくらんぼの実る頃」「サンフランシスコの六枚の枯葉」のゆったりとした曲調では眼を閉じてしっとりと歌いあげました。2部では一転、アップテンポな「君住む街角」を歌唱。

白いドレスに金色の刺繍が女神のような安藤優子さんは、初恋を思い出すように「初恋の二コラ」、ピアノスト山下さんのコーラスと共に軽快なリズムの「まぼろしの恋」を歌唱。
そして2部のトップバッターとして「サンジェルマンへおいでよ」を披露。前半のドレスとは違う黒色に緑のストールが軽快な感じを醸し出し、ステージ全体を使ったパフォーマンスで盛り上がりました。

もう一人の男性出演者、高橋和重さんは元・松坂屋教室の生徒。「枯葉」をフランス語、「五番街のマリー」を演劇で培った表現力で聴衆を引きつけました。
そして「懐かしき恋人の歌」では、後奏での表情が素晴らしく、最後まで演ずる姿勢に感服。高橋さんの絶妙な”間”が安心感につながり、品を感じるステージでした。

都筑洋子さんは、黒いドレスで「ボン・ヴォヤージュ」を熱唱。
ドレスのキラキラしたラメが、港のひかりのよう。別れの雰囲気が感じられました。2部では、青色ドレスで「サン・トワ・マミー」、ムスタキのテレビを見て素敵だと思って選曲したと言う「生きる時代」。のびのある歌声が曲とマッチしていました。

反戦歌を多く歌った千田まち子さん。
平和への願いを込めて力強く「インシャラ―」、ブレルが自身のお見舞いに来た友人が泣いているのを見て死期を悟ったと言う「涙」、優しさを感じる歌声で「盲目のヴァイオリン弾き」を披露。平和希求の歌唱が平和について考えるきっかけになればと思います。

そして、可児教室から”頼りになる人”として加藤朱実さんが参加。1部はライブハウスにピッタリな「小さなシャンソンの店の片隅で」を、2部は題名は優しいが内容は激しい女心を歌った「美しい恋物語」を熱唱。鮮やかなドレスが印象的でした。
そして「ある古い歌の伝説」は、客席全員が聴き入ってしまう歌声で大きな拍手が起こりました。
今回は男性2人(高橋さん、小野さん)が加入後、初の発表会。
そして岐阜中日教室では初めての男性出演者との事。
お二人は演劇をされており、表情や表現力がトップ・クラス。
その影響か、女性陣も全体的に昨年よりレベルアップされていました。刺激がある事は大事ですね!
名古屋からお越しになるお客様もいらっしゃり、満席の客席からは大きな拍手が起こっていました。
参加者の皆さん、幹事さん、本当にお疲れ様でした。
