近くの教会のシスターが時々お見えになります。
「80歳、超えてしまいました。」
恥ずかしそうに言います。
「神父様が全部飲みきれないと私たちがこのコーヒーを
頂くんですよ。」嬉しそうに。
シスターとお喋りをしてるとほんわかしてきます。
他愛のない話です。
「〇〇さんの家の庭に綺麗なハイビスカスが咲いてるの。」
私がキリスト教徒ではないせいかあまり神様の話はしません。
なんで、ほんわかするかって言うと、シスターは他人の悪口を言わないから。私も同業他者の悪口は言いません。私もきっとどこかで何か言われてるんだろうなぁ、って思うと言ってる自分が
嫌になるから。・・・世間を騒がす悪党や公人に対しては皮肉
を言いますが。でも、シスターはそんな世間の話もしません。
そのシスターが初めて私の店に来て、帰り際に私がした挨拶に
びっくりしたそうです。
「シスター、神様によろしく!」
そんなこと言われたの初めてだったそうです。てっきり怒ってるのかと思ったら嬉しかったそうです。私もさりげなく言っただけなのですが。
以前、アメリカを旅行した時、目的地まで連れてってくれた現地の人がやたら「Oh,my god」(車の運転中に後ろからサイレンをならしたパトカーが来たときなど、結局、私らの乗った車を追い越して行ってしまいましたが)を連発して、さてこの場合、何て言えばいいのか分からず、海外在住や海外旅行の名人に聞いたりしたところ「give him my best」とかいいんじゃない、と教えていただきました。日本語だと「神様によろしく」みたいな感じらしいです。ネガティヴな場面で「Oh,my god」と言われたら「I don't want to meet him,yet」だとか。
シスターが店のオリーブを見て、
「鉢を植え替えたらもっと大きくなりますよ。」
いつまでもお元気でいてください。