娘を帯同しての関西旅行、目的地の一つはアジサイ寺として有名な
奈良の長谷寺でした。鎌倉の長谷寺も有名ですが、こちらは真言宗
豊山派の総本山、686年創建の古寺です。
(長谷寺・仁王門)
山の中になかなか壮麗な山門(仁王門)が聳えています。
(登廊)
くぐって中に進みますと、いきなり長い階段の参道になります。
古来から有名な長谷寺の登廊。
外から見るとこんな感じ。
このつきあたりに紫陽花を飾った階段があって、嵐の坂というそうです。
季節がら紫陽花のシーズンでもあり、観光客は多くいます。
ここで立ち止まると参詣者が滞留するので、嵐の坂を横目に右側へと誘導され、
本堂(国宝)へと向かいます。本堂には十一面観音菩薩像(重文・室町時代)が
安置されており、像高10mをほこる、国内最大の木造大仏だそうです。
懸け造りの本堂を出たところが、嵐の坂の一つ上のあたりになり、その周辺から
開山堂のあたりが紫陽花のスポットでしょうか。
(長谷寺のアジサイ)
アジサイ鑑賞のため、に来たわけでもなく、かといって無視するのももったいない
ので、娘を交えて少しポートレート撮影などをしました。
そして上へと登っていくと、五重塔。
2−3月に室生寺、東寺、仁和寺の五重塔を巡った旅の余韻もあるので、
この五重塔を目指して来た感じもあります。なかなかすくっと凛々しい
感じの塔でした。
(本長谷寺)
五重塔の横にあるのが、本来の長谷寺発祥の地の御堂のようで、本長谷寺と
表記されていました。
そしてこの中にあるのが、国宝「銅板法華説相図」。
(真ん中の銅のレリーフ)
この銅板が686年に鋳造され、その安置場所として本長谷寺の場所にお堂が
築かれたのが長谷寺の縁起のようです。
以上、奈良の花の寺で有名な長谷寺でした。
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(2024.03.03掲載)