2024.02.23 CP+: RF100-300mm F2.8 Lレンズのタッチ&トライ | カイザーのブログ

カイザーのブログ

ブログの説明を入力します。

この日は冷たい冬の雨が降る中、みなとみらいで開催されたCP+2024

に行ってきました。

 

イベント自体の様子などは各種報道や他の方のブログなどでも紹介され

ているでしょうからバッサリ割愛。

 

今回の私の目的は標題の通りキヤノンが昨年5月に販売開始したサンニッパ

ズームこと、RF100-300mm F2.8Lズームを見ることでした。

 

(RF100-300mm F2.8L

銀座のキヤノンサロンでも手に取ることはできるのですが(品川のキヤノン

には置いてもいなかった)、おそらく試作品のためか、データを持ち帰る

ことができず。

しかし、今回CP+ではデータの持ち帰りOKということで、メモリカードを

用意して行って参りました。

 

とはいえ混雑してます。

(キヤノンから拝借)

 

(お目あてのRF100-300/f2.8はカメラ側の設定が前の使用者にかなりいじら

れていて、cropモードになっていたり、JPEG撮影になっていたり撮影後に

色々気づくことがあったりで必ずしも適切な評価の下せる写真が満足に撮れ

わけではないのですが、そもそもこのレンズの作例が少ないので、ブログに

掲載しておきます)

 

 

(1) RF100-300mm @300mm Crop

R3+RF100-300mm F2.8 LIS, 1/400, F2.8, ISO500

 

ちょっと明るさをいじっています。

しかもLEDライティングなのでWBも難しい。JPEG設定だったので修正も難しい。

 

(2) RF100-300mm @300mm

R3+RF100-300mm F2.8 LIS, 1/1250, F2.8, ISO2000

 

光学補正は全て切って、RawからDPP4で現像しています。

後ボケは少しざわつく感じなのかなぁ。

 

(3) RF100-300mm @200mm

R3+RF100-300mm F2.8 LIS, 1/1250, F2.8, ISO3200

 

サンニッパズームの主戦場は300mmでしょうが、引けるズームに

なったという利点が今回の売りでしょうから、200mm域も確認。

 

やはり、ボケてはいますが後ボケが少しざわついているような感じ

がします。

 

さて、このハンサムなお兄さんたちはなぜ登場していたかというと、

トリッキングという競技の選手で、ステージで飛んだり跳ねたり

できるアスリートだったのです。

 

(4) (サイドフリップ)RF100-300mm @160mm

R3+RF100-300mm F2.8 LIS, 1/1250, F2.8, ISO3200

 

こういう技を披露してくださいました。真横に回転するのって難しそう。

 

せっかくなので連続写真を掲載しておきます。R3はさすがのAFでピントを

はずすことなく追従してくれました。

 

(5-1)〜(5-11) サイドフリップ

 

さて、サンニッパズームにもどって、この写真だけでは比較対象がないので

その実力が分かりません。自分のサンニッパを持ち込んでいなったので、

比較する機材がなく、隣にあったRF400mm F2.8L似たような画を撮って

みました。

 

(6) RF400mm F2.8 LIS (切り出し)

R8+RF400mm F2.8 LIS, 1/800, F3.2, ISO3200

 

(7) RF100-300mm @300mm Crop

R3+RF100-300mm F2.8 LIS, 1/1000, F2.8, ISO800

 

正直言って、ライティングの影響の方が大きいので画質比較は分かりません。

ヨンニッパの方が抜けが良いような気もしますが、カメラ設定がまずくて、

(7)の方が濁っている結果なのかも知れず。

 

自前のカメラを持ち込んで撮影する人がいるのも分かるような気がします。

 

やはりライティングが一定のところで、ポートレート撮影を行わないと

正確な評価は難しいようですね。ただ、ピント面の精細さやAFの精度、

素早さなどは満足いくものだと思われます。

 

(今回含めて今までの感想)

・大きさはフードをつけると旧EFサンニッパとほぼ変わらない。やや取り回し

の面で大きく感じる。三脚座が大きいこととズームリングの操作に左手がとら

れるためか?(今回は三脚設置だったので気にならず)

 

・重さは、Rシリーズで使うならサンニッパとほぼ同じ。

    EF300/f2.8: 2350g+フード180g+RFコントロールリングアダプター130g=2660g

 RF100-300/f2.8: 2590g+フード120g=2710g

 

・1台で引きの画まで撮れるのは便利。

(ただし、RF70-200mm/F2.8と2台併用できる環境では差が乏しい)

・ピント面は精細、AFも迅速。R3とで食いつきも良い。

 

・後ボケが気になるか。全般にRFレンズは後ボケの煩さを指摘する人が多く、

今回のタッチ&トライでも感じられた部分。飛行機撮影では問題になりにくい

が、ポートレートやスポーツ撮影では気になる。今少し検証が必要。

 

・PLフィルター、NDフィルターなどが112mmという大口径を用意しなくては

ならず、かなり選択肢が限られそう。ポートレートではあまり問題になりにくく

(F2.8程度の暗いレンズだとNDフィルターを入れることはない)、航空機撮影

などでは問題になりそう。

 

と言ったところでしょうか。

 

もっとも、そもそもこの大きさのズームレンズを引きが撮れるからという理由で

ポートレート撮影に持ち出すか、というと疑問は残ります。おそらくRF70-200/

F2.8の軽さに慣れた身としては、サンニッパ単焦点ですら持ち出さない。

 

おそらく航空機撮影やスポーツ撮影が中心になるのでしょう。

だとすると昼間であれば昨年購入したEF100-400/F4.5-5.6でも足りてしまう...

(RF100-500よりも明るくて、精細な画が撮れる)

夜だと300-400mmの距離が必要な場面というのはかなり限られてしまう...

(羽田や伊丹のように周囲が明るい空港でないと、距離のある飛行機は闇に

埋もれてそもそも撮影できない。闇夜で撮るならF1.2レンズの出番)

 

暗い室内での競技を撮る人とか、取材現場で2台2本を運用するのをまとめられる

ことに非常な利便性を感じられる人とかにはなくてはならないレンズになりそう。

 

すでに単焦点サンニッパII型とRF70-200/F2.8を持ってる私は?

憧れだけで購入するには、やや大物の機材なので十分考えて購入したいですね。

 

 

(本ブログのすべての写真の著作権はカイザーに属します。一切の無断複製・転載

・二次利用を禁止します)