2023.04.18 アメリカ西海岸訪問(5日目): ポートランド 〜OMSI訪問 | カイザーのブログ

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この日は娘は大学の授業があるので、我々夫婦のみで市内行動です。

 

ホテルを出て、大学構内のビジネススクールの建物にあるCocoドーナツ

にてまずは朝食。いかにも学生のバイトという感じの白人のイケメン男子

とかわいい鼻ピアスをした白人女子が店番をしています。

 

(Cocoドーナツのインテリア)

 

ポートランドの街中を歩いていて気づいたのは、アメリカの大都市(人口

60万超)にもかかわらず、黒人の少ないこと。カナダか、アメリカの北部

の地方都市にきたような感じでちょっと違和感があります。

お店に来ている人も、近所の常連か、学生という雰囲気でした。

 

そして、食事をでて、すぐのところでチケットを買い、ストリートカーに

乗って、本日の目的地へ。

 

(Bラインのストリートカー)

 

OMSI(Oregon Museum of Science and Industry)に向かいます。

オレゴン州立科学産業博物館、とでも訳せば良いのでしょうか。

 

(コロラド川沿いに建つOMSI)

 

色々と科学技術や産業製品の本質に手に触れて、体感して、学べるという

趣きの博物館です。物理・化学・地学その他、万遍なく幅広く取り扱って

います。

 

(月の石)

地学なのか、天文なのか分野は分かりませんが、月の石の展示がなされていました。

非常に貴重なもので、1970年大阪万博当時のアメリカ館の目玉は大きな月の石だった

と記憶しています。

見ても単なる石ころなので、物自体には感動しないですけどね。

 

(起震装置)

これは地学コーナーでしょうか。

 

過去に起こった地震の震度と揺れ具合を追体験できる装置です。

オレゴンで起こった地震(西海岸なので地震が生じるようです)、

LAの大地震、そして東日本大震災の地震が選んで体験できる仕掛け

でした。

ただし、東日本大地震よりも、オレゴンの地震の方が大きく揺れて

いるように加減されているのでは疑惑も。

 

(水ロケット発射装置)

適度な水を入れたペットボトルに、圧縮空気をつめていって、解放する

と、空気とともに水が吹き出していき、その反作用でロケットのように

飛んでいく、という実験。作用反作用を理解するためのもの。

 

水の量や、空気の圧力を自分で調節できるので、どれぐらい高く飛ばす

ことができるか確認できるので、子供には楽しいでしょうね。家内も

試しにやっていました。

 

私は、昔、父親がドイツ製のWater rocketのおもちゃをお土産に買って

きてくれたので、夏休みによく芝生の上で飛ばしていたことを思い出し

ました。

 

(エジソンの電球)

産業歴史製品の展示ですね。

 

他にも滑車を使った実験設備や、天秤ばかりを使った重量当てクイズ

など面白い体感施設が多くあり、また、ついている職員も気さくで、

親切な人が多かったです。

 

(化石コーナーのGregさん)

クジラの化石の前で、何やら顕微鏡を覗き込みながら石のクリーニング

をしていたので、何をしているのか?と尋ねたら、わざわざ出てきて

くれて、今掘っていたものを見せてくれました。

 

(カニの化石)

この距離感がいいですね。

 

この他に、実はお目あての化学実験コーナーもあったのですが、

この日は化学ラボが貸切で、どこかの小学生グループの体験学習を

行なっていたため、入ることができなかったです。残念。

 

娘の話によれば、炎色反応や、色々な化学物質の生成などが実際に

できて大変楽しかったそうです。

プラネタリウムや立体映像映写館なども併設されていました。

 

そして、この後別料金にはなるのですが、外の施設のところへ。

 

(USS-Bleback)

潜水艦です。

 

また潜水艦ですか?という感じもしますが、この潜水艦はサンフランシスコ

にあった第二次世界大戦中の潜水艦ではなく、戦後の建造の潜水艦です。

残念ながら原子力潜水艦ではなく、通常動力(ディーゼルエンジンと電気

モーター動力)の潜水艦ではありますが。

 

(説明役のBillさん)

彼は元海軍軍人で、この潜水艦に乗り組んでいたOBです。

 

このBluebackは、コロラド川に浮かんでいる船であり、まだ70%の機能は

活きているので、不用意に触らないでね、と注意がありました。

 

ここで艦の歴史や、他の潜水艦との比較(米ソの潜水艦の模型が見える)、

潜水艦の一般的な話などを聞いた後、「急速潜航!(Dive!)」のブザーと

ともにツアーが始まります。

 

艦内各所を巡りながら、説明をして、質問を受けつけて、また次の場所へ

移動、とインタラクティブなツアーで大変楽しめました。

 

(操舵席)

 

使えるシャワーが45秒間とか、

 

食事を作る水兵は3名いて、4週間だか事前に専門の料理学校に行って学び、

うち1名はパンだけ作っていて、多くは退役後は有名レストランやホテルに

就職していくとか(調理レベルが高いらしいです)、

 

浮上するときには、中間浮力を保っていて舵を使った通常の浮上方法、

圧縮空気をタンクに吹き込んで水をブローして浮上する方法に加えて、

普段抱えている重りを切り離して急速浮上する3つの種類があるとか、

 

まぁ、普段の生活にはどうでもいいことですが、面白い知識が得られます。

 

(魚雷発射管室)

感動した私は、この後ミュージアムショップでBluebackからみの

商品を買って身につけてポートランド観光をすることになりました。

 

 

ということで、OMSIを満喫して再び、ストリートカーに乗って

ダウンタウンへと戻ります。

 

お茶をした後、娘と合流し、この日はリクエストに従い、中華料理屋さんへ。

 

(Tasty corner)

街中華の典型のようなお店でしたが、なかなか美味しくいただけました。

 

 

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(2023.08.04掲載)