EOS学園ポートレート基礎講座 土屋勝義教室(4回目後半) | カイザーのブログ

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つづけて後半。

4-2望遠圧縮効果
土屋先生のレクに基づいて圧縮効果を意識して
望遠レンズを使おう,という前半のカットに続
いて、先生の指示で「抜けの良い背景を選びま
しょう」ということになりました。

これもやはり、望遠レンズの圧縮効果を存分に
活かすには,ヌケの良い背景で奥行きを感じさ
せる画作りをするのが基本,という考えに立つ
ものです。

で、うろうろ。(望遠組は10名ほど)

土屋先生のサジェスチョンによる明るい緑の葉の
立ち木は、悪くはないけど単調で、4-1と同種
のものになるとのことで見送り。

公園はずれの一角でレフを立てて試行錯誤している
と土屋先生が来て,まず撮ってみなとのこと。
(普段にないアプローチ。また、通例の背景承認後
に構図を追い込むというのとも違うアプローチ)

(1)とりあえず撮影風景
4-2撮影風景

で、みないろいろと悩みつつできたのが,こんな感じ。

(2)ニーショット
4-2ニーショット
5D3 + EF70-200mm F2.8LISII, f/2.8 @ISO400

都会の公園らしく,うしろの信号機のライトを
アクセントにしようという計算。
しかし、凡庸です。

私は都会の雰囲気を取り込みつつも,信号機は
邪魔だと考えて,外したヨコ構図。

(3)ウェストショット_都会の公園
4-2ウェストショット(よこ)
5D3 + EF70-200mm F2.8LISII, f/2.8 @ISO400

これまた凡庸。(2)(3)ともにぼかしの手法によるもの。

4-3望遠圧縮効果(つづき)
土屋先生のアイデアは,撮影風景はこんな感じ。
(4)撮影風景
4-3撮影風景

分からないですよね。

(5)ポージング指示
4-3ポージング指示

出来上がりはこんな感じです。
(6)玉ボケ
4-3圧縮効果_玉ボケ
5D3 + EF70-200mm F2.8LISII, f/2.8 @ISO400

結構、土屋先生が興に乗ってしまって,5-6カットも
自身で撮影してしまう勢い。

私などの新参者は1カット5枚ほどしか撮影できません
でしたが、アイデアの拾い方や連想方法を教わったので
特に不満はありません。
(また別のところで試せばいいのですから)

我々の組の撮影はここで打ち止め。

4-4 標準レンズで表情を追う

望遠レンズ組の圧縮効果を活かした撮影のレクに
つづけて、標準レンズ組のレクも現場で聞きます。

曰く
モデルと遠くなる望遠レンズ組と異なり,標準レンズ組
は近接した距離で撮影できるメリットを考える。


望遠レンズは、画角の狭さから構図をカッチリ決めない
と画にならない。一方、広角~標準ではいろいろな構図を
試して見る余裕があるはず。


特に距離が近いのだから、表情を追いかけつつ,フレーム
の周囲にも気をつけて,いろいろなものをフレームイン・
アウトしていかないといけない。


(7)撮影風景
4-4撮影風景

(8)表情を追う
4-4表情を追う

ということで、表情を追う手順や、ご自分の撮影シークェンスを
ふりかえって、モデルの指を入れたり出したり,絞り値をしぼって
みたり、開けてみたりしていろいろ試して撮影する様を実演して
いただきました。

(9)多分こんなイメージ
4-4撮影イメージ
画角が違うので,もっと背景は広く入っているものと
思われますが雰囲気。


ということで、前回の講評(第3回教室)もかなり通例と異なる
展開でしたが,今回の二度目の実習(第4回教室)も土屋先生の
レクチャーがかなり丁寧・詳細に行われるという,異例のものに
なりました。
(初回参加者の私には比較できませんが,周囲の基礎クラス
ベテラン勢からの伝聞です。)

私は色々と直接的なスキルや考え方,あるいは小技などを教わった
ので、こういうレクチャー+実演方式のメリットを享受できていた
のでは、と思います。

さて、次回最終回は講評です。

今回の撮影は特に望遠ズーム組が10名全員が同じような構図、
同じようなアイデアで撮ったカットばかりなので,違いが目立つ
ことになるのか、類似カットであふれるのか、ちょっと楽しみ
です。

私は,後半戦はレフ持ちばかりやっていて,15枚ほどしか撮れて
いないのであまり選択肢がありません。

あえてはずして(3)のようなカットを提出するか,あるいはど真ん中
の(6)の玉ボケを出していくことになるかと思います。

以上,基礎クラスの備忘録でした。


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